いい写真がとれたので、ちょこっと書き直しました。
つららのことを東北弁では「たろひ」「たろし」といいます♪
方言の例として挙げられる言葉は、用例を引かなくてすむ名詞が使われる場合が多く、方言の書かれた暖簾とか湯のみなんかがお土産として売られたりしています。この「たろひ」もそれで有名になったのかと思います。イメージしやすいですよね。
それと、滝が凍り付いてできる「たろし」の太さで翌年の作柄を占ったりする行事をニュースで時々放送するので、広く知られることになったのかもしれません。
ところで、「たろし」「たろひ」は、漢字で書くと「垂氷」ですね。古語です。
「石(いは)ばしる 垂水の上の さ蕨の 萌え出るづる 春になりにけるかも」
なんて、中学校のころ習いませんでしたか?
「垂水」は、たれる水です。たれる氷は、「たるひ」ですよね。こっちは、わかったんですが、「つらら」ってなんで「つらら」って言うんですかね?形からでしょうか?
物の本によると「つらつら」の転といい、「古来は氷など表面がつるつるし光沢のあるものを呼んでいたとされる」なんて出ています。つまり氷の総称が「つらら」だったんですね。そのうちの軒から垂れ下がる棒状の氷が垂氷です。
源氏物語に、「朝日さす軒の垂氷は解けながらなどかつららの結ぼほるらん」とあって、垂氷と「つらら」が区分されて使われています。
朝の日差しで軒の氷柱はもうすっかり解けてしまったのに、どうしてあなたの心は氷のように打ち解けてくださらないのでしょう 『源氏物語』末摘花
私としては、「つらら」より「たろひ」の方がなんか好きですね。有名方言ですから、みんなで「たろひ」を使えば、標準語になるかもしれませんね^^
痩せていて背が高く見えたりなので、真ん丸のぼっちゃりさんではないからです。可愛くないと、子ども時から言い続けられました。
だから、八頭身というのが大嫌いです。物凄いコンプレックスでした。
源氏物語の訳者にも由りますが、田辺聖子さんで読みました。
でも、考えてみれば現代訳を読めばいいんですね(^^;