時、うつろいやすく

日常のたわいもない話…
だったのが、最近は写真一色になりつつある。

「ドッグヴィル」

2007-07-07 00:51:32 | 映画・海外ドラマ
主演はニコール・キッドマン。
のっけからままごとのような芝居が始まった。
街のセットが無い。
建物は線で引かれているだけ。
ドアも壁も無い。
そのなかでシリアスなドラマが展開される。
うそだろ?
田舎芝居じゃあるまいし。
どこかで現実の場面に切り替るのだろう。
と期待してみたが、いっこうにままごとは続く。
とてもついていけない。
前半30分くらいして眠り込んでしまった。
私はしばらくしてしぶしぶと目をあけた。
バカじゃないのと思いながらも我慢して見ることにした。
と、それなりに見入ってしまう。
面白いのか面白くないのかわからないままにクライマックスを迎えた。
ん。
いやまてよ。
これもしかしてすごいのかも。
そしてラストは圧巻。
いやはや、やられたな。
お見事、といっていいのかも。
それにしても、こんな変わった映画見たのは
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」以来だ。
と、思ったら、なんことはない。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の監督だった。
いずれも、映画の常識を覆す実験的作品である。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」には胸糞悪い思いをしたが、
「ドッグヴィル」の実験には一票を投じたい。

★★★☆
コメント (14)
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