Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

Villa Florentine

2007-07-10 23:28:21 | フランス

Lyonでの宿泊はVilla Florentine。数年前、妹とこの町を訪ねたときにも泊まったホテルで、Relais et Chateauxの加盟店、レストランはミシュランの1つ星だったと思う。故橋本元首相が参加されたサミットの開催場所で、今でもその当時の写真が飾られている。言わずもがなではあるが、素晴らしいホスピタリティのあるホテルである。

今回は1泊しかできず、しかも夜遅く到着して朝早く出てしまうので勿体無いとは思いながら、一人である分安心して休める宿が良いと思って、結局ここを予約したが、期待に違わぬ結果であった。一人なので最も安いお部屋にしたものの、板張りの床はとても清潔で、Parisの某超有名ホテルの薄暗く何となく歴史なのか汚れなのか分からないようなお部屋とは全く違う。身を任せてよいのだというこの安心感のために人はお金を払うのだろう(といってもそれ程高くはない。とても良心価格だ)。

バスタブの中でただぼおっとする。革張りのソファに体を沈め、Welcomeスパークリングウォーター(?)を頂いてほっとする。大好きなTV局であるARTEを見ながら夢の世界に誘われる。

翌朝、友人が迎えに来てくれたので一緒にホテルで朝食をいただく。カフェオレとヨーグルトが美味しい。プールサイドを散歩して、小高い丘の斜面に位置するホテルからLyonの街を眺め、下界に下りることを決心する。

今度はParis、Lyon(勿論宿泊はVilla Florentineで)、スイスアルプスを巡る旅行をしよう、と朝食を摂りながら友達と話をする。実現しますように!いえ、必ず実現させよう!!


嵐を呼ぶ女

2007-07-10 23:00:47 | フランス

基本的に「晴れ女」である私なのだが、Lyonでは全く当てはまらなかった。到着と共に雨が降り始め、友人が泊まるホテルに着いた頃には雷鳴が聞こえ始めていた。

友人の家族にご挨拶した後、リヨンのレストラン街へ。まずはRelais et Chateauxの加盟店http://www.relaischateaux.com/page.php3?lang=fr(ミシュランの星付きでもある)をあたってみたが、いずれも満席とのことであった。日曜日でもともと営業しているお店が少ないということもあり、星付きのお店は大変な人気だったようだ。

結局私が宿泊するホテルのコンセルジュから教わったビストロの一つへ。折角Lyonへ来たのだからとLyonの郷土料理のコースをいただくことにした。いずれも特別なものではないがとにかく重い。日本の軽いフランス料理が好きな私には応える。またコストパフォーマンスも東京に軍配が上がるように感じられるが、パンとチーズは流石に本場。敵わない。私が選んだサンマルセランは既にどろどろに溶け出していて、大好きな状態。夜こんなものを頂いたら後が大変!と思いつつ止まらない。さらにデザートのガトーショコラの美味しいこと!!チョコレートの少し酸味のある素直な味わいがそのまま伝わってくる。

デザートに入る頃から大変な雷雨に。稲妻が美しい。レストラン街の喧騒が雨音にかき消され、人通りも途絶える。古い町並みが過去に沈んでゆくかのよう。ただただ空から降ってくる大粒の雨をレストランの軒から皆が見つめている。

タクシーが迎えに来る頃には雨も小降りに。楽しく美味しい思いを胸にホテルへ向かった。


リヨンへの道/リヨンからの道

2007-07-10 21:34:30 | イギリス

友人がLyonで家族と休暇を過ごしていると言うので出かける。既にバカンスシーズンに入っているからなのか、普通の航空会社のチケットは安い会社(BA)でも往復で約£600(=150000!!)。これらの会社はWindsorからは程近いHeathrow空港を利用しているため、魅力的ではあるけれど、Heathrow空港へもタクシーを利用すると約20分の道のりが£60(=15000!?)とこれまたすごいので、Stansted空港を利用する格安航空券(それでも約£330(=82500円)、空港への往復代£31.5)+一泊でLyonへ出かけることにした。

Stansted空港へは、Windsorからは

①Windosor→London Paddington、

②Paddington→Liverpool Street、

③Liverpool Street→Stansted airport

とそれだけで一仕事(約3時間)。無事空港に着いたものの、Check in counterが大変なことになっていた。Easyjetは座席指定をしないなど徹底的に省力化を図っているはずなのに、それでも十分な人員配置をしていないからなのかCheck inがひどい。ものすごい列になっている。どこ行きがどのカウンターなのか分からない。どうやったらこれほど効率の悪いCheck inが出来るのだろう。運の悪い人はおそらく2時間は待つのだろう(私は運よく隣で開放されたカウンターで30分弱待つだけでcheck inできた)。お年寄り、体の弱い人などは辛いだろうに。。。

ようやく搭乗、と思いきや、搭乗口が変わる変わる。11番→7番→1番。11番のカウンターで7番だと言われるので行ってみると、列が出来ていたので、そこに並ぶと、どうも聞きなれない言葉と少し濃い目の顔、顔。「Lyon行きですか」と尋ねると、まずは「英語は分かりません」、ついで別の人が「イスタンブール行きです」。飛んでイスタ~ンブ~ル(古い!!)、エキゾチックな響きだ。イギリスに居ると、いろいろな異国が近く感じられる。

諦めてそのあたりを歩いていた係員に聞くと1番のあたりで待っていろと言われる。結局、1番から搭乗。1時間位遅れてLyonに到着。友人が空港まで迎えに来てくれて無事市内へ。

翌日のLyonからの道のりはさらに遠かった。空港に着いた頃、雨が激しくなり、空港閉鎖か?といやな予感。空港は閉鎖されなかったものの、今度はセキュリティチェックを待つ列が長い。どう考えても搭乗時間に間に合わないが、同じDestinationの客が近くに何名も居ることが分かっていたので、小説を読みながら順番を待つ。結局これも別の入り口を開けてもらうこととなった。しかし、勿論その搭乗口からは予定の搭乗口へはアクセスできず、係員にまるでツアー客のように先導されて搭乗口へ移動。ようやく飛行機に乗り込める、と言う段階で既に1時間以上は遅れている。

さて、ようやく機内に落ち着くが、ここでまた順番待ち。結局飛行機に乗り込むと条件反射で眠ってしまう私が、一眠りしておきてもまだ滑走路の上。暫くして飛び立つが、予定離陸時間より2時間以上遅れていた。パイロットは「全速力で行きます」とか言っていたけれど、結局2時間遅れてLondon到着。行きと逆の経路を経て、Windsorに着いたときにはもう22時半。

なんと長い一日だったのだろう、特に飛行場についてからが長かった。もしここから再びLyonに行くことがあれば、例え片道6-7時間かかるとはいえ、ユーロスター&TGVにしよう。こんなに待ち時間は発生しないだろう。待てない私には何とも辛い道のりだった。