Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

イギリスはレモンの香り?

2007-07-18 23:31:20 | イギリス

家の食洗機は楽しい。5in1という洗剤を使うと、この辺りは硬水であるはずにもかかわらずワイングラスやグラスに塩分の跡が残らない。しかしながら、大きな問題が一つあった。その酷い「臭い」である。これは経験した人でないと分からないと思うが、プラスチック系のとにかく不快な臭いがするのである。

その話を同僚にすると、「臭い消し」が売っている、と言うではないか!それは素晴らしい、英国人にとってもあの臭いは不快だったのだな、とちょっと安心しながら、早速その臭い消しを探しに出かけてみた。Waitroseには売られていなかったが、TESCOでついに発見。レモンの香りを謳ったものと普通の臭い消しと2種類が売られていた。食器ににおいを付けるなんて、と思い普通の臭い消しを購入して帰路につく。

さて、果たして臭い消しの効果や如何に!食洗機を開ける瞬間は本当に「わくわく」した。恐る恐る臭いを嗅いでみる。。。うーん、やっぱり臭いを消す、というよりは、臭いで臭いを誤魔化す、というのが正しい表現ではないか?折角レモンの香りは避けたつもりだったのに、合成レモンの香りがする。

昔日本にも○○レモン、という食器用洗剤があったけれど(今も存続しているのか知らん?)、どうもイギリスに居るとこちらの人は「レモンの香り=清潔、クリーン」という式が脳みそに刷り込まれているのではないか、と思ってしまう。普通の食器用洗剤にもレモンの香りが多いし、またそのにおいが強い。他にもレモンの香りをつけたものがあふれている。理系の私にとっては、レモンだろうと水だろうと、不要な存在は全て汚れ(=コンタミ)なのだけれど。。。007だって本当は危険の香りではなく、レモンの香りなんじゃないか、と疑い始めている今日この頃である。


クリスピークリームドーナツ

2007-07-18 23:08:05 | イギリス

新宿サザンテラスの名物、といえばクリスピークリームドーナッツ。何時も行列が出来ていて、朝5時に通っても、夜10時に通っても、何時も人が並んでいた、不思議なお店。そこまでしても食べるべきものなのかと、何時も疑問に思っていた。他人と同じことをすることがすこぶる嫌いな私は、結局それがどんな食べ物なのか体験することなく日本を離れてしまっていた。

先日、同僚が、「おやつがあるよ」と何時ものように声をかけてくれたので行ってみると、どこかで見たマーク。そう、「クリスピークリームドーナツ」だった!ああ、こんなところでお目にかかれるなんて!食べてみると、決して高級な味ではないけれど、不味くもない。どちらかといえば、ちょっと酸味のあるグレーズ(砂糖)が病みつきになりかねない味だ。「しゅくしゅく(?)」とつぶれるように口の中に消える。このために皆並んでいたのね。。。

そのクリスピークリームドーナツを、TESCOの1階(Ground floor)に発見!丁度家族が来ていたので、戴いたものと同じ「オリジナル・グレーズド」を購入して持ち帰ることにした。勿論誰も並んでいないし、夕食時だからだろうか、お店の中には、一家族のみ。お店の広さの割には巨大な機械が絶え間なくドーナツを揚げているのが見える。日本のお店にもこんな機械が置いてあるのだろうか?ちょっと食欲が失せてしまいそうだけれど。。。

妹は気に入ってくれたようだった。2時間並んでまで買いたいとは言わないだろうけれど、帰国後に送られてきたmailにも、あのドーナツがまた食べたいと書いてあった。喜んでくれたのならば、ドーナツがつぶれてしまわないようケーキを持つように箱を平らにして持ち帰った甲斐があったというもの。

こうして、美味しいものにあふれた日本では幻だったドーナツを、食に関心が高いとは思われない英国で簡単に味わうことができました。行列したくない方は、どうぞ英国へいらしてください。