ランチをカフカカフェのチョコレートケーキにしようか迷ったが、眺めが素晴らしいというFour Seasons HotelのレストランAllegroへ(写真は近くの橋から。しかし同様の景色が楽しめる)。窓際の席は本当に素晴らしい眺めだ。本当はテラスがよいのだけれど、満席。
ランチで一品料理を頼んだだけなのに、突き出し(ベビーポテトにベーコンとチーズソース、ジャガイモのカプチーノ風スープ。カリカリに揚げた葱が載っていたが、パプリカを振れば色彩的にも良いか)が美味。さらにパンはオリーブオイルとバターと共に供された。どれも美味しく、これだけでいいです、といいたいところ。若鶏のグリル温野菜添えは脂肪がきついがキノコソースは申し分なし。デザートはお決まりの「特注アフォガート」。アイスクリームに香り付けがされており、完璧。デザートの前にプレデセールのマンゴーのパンナコッタが出たが、少しマンゴーが生臭い。プチフールもついて、これでは完全なコース料理だ。
次回は、是非家族と訪れたい素晴らしいレストランだった。
チェコといえば、勿論チェコフィルなのだけれど、演奏会は6月まで無かったので、プラハ州立オペラを見に行った。
2008年5月24日 Nabucco。
2008年5月25日Carmen。
Nabuccoの指揮者(Prazsky Muzsky)とメゾソプラノ(Jana Sykorova)が好きだった。丁寧にきちっと指揮をするこの指揮者にはもう少し端正な曲が似合うとは思うが。メゾソプラノ歌手はこのStati Operaの看板歌手の一人らしい。唯一ブラボーが出ていた。皆同じように感じるものなのだと思う。
25日のCarmenのフランス語の台詞については「もう少しフランス語の発音を勉強しましょう」。
2階正面席で5000~6000円。Royal Operaなどと比べると、値段も違うが、学芸会に毛が生えた程度、と言ったら辛辣か。手軽にオペラを勉強するにはお薦めである。
旧市街から、地下鉄と路面電車(22または23番)を乗り継ぎ、Prazsky hrad(プラハ城)で下車。
徒歩2~3分で城内に入る。Informationでチケットを購入する。プラハ城、聖ヴィート大聖堂(カテドラル)、聖イジー教会、黄金の小道など、全て回るには4~5時間程度かかるらしい。小さなコースを購入してみたが、小さなコースを購入するよりはカテドラル(無料)だけでよいと思われた。
カテドラルで有名なのは、何といってもミュシャのステンドグラス。確かに、色使いも素晴らしく、絵も綺麗だ。でも、ガラスに普通に絵が描かれていて、色ガラスをカットして小さな枠に一色ずつはめるモザイク様の通常のステンドグラスとはちょっと違う。他にも美しい像やパイプオルガンもあって、無料公開には深謝である。
この週末UKはBank holidayで3連休。思い立ったが吉日、とばかりプラハに旅立った。街の見た目はFranceのLyonに似ている。屋根の色が茶系で、街の中央を大きな川が流れているからだろうか。食事などにはウィーンの影響、人や気候には北イタリアと似たものを感じた。スリに注意!ということだったが、とにかく安全で清潔(LondonやParisに比べて)な街だった。
欧米(フランス人など)の団体旅行客が非常に多かった。勿論、日本人、韓国人の団体旅行客も居たが。西洋人はよく、日本人の「団体旅行客」を揶揄するが、彼らだって同じじゃないか。言葉が通じない、不案内な国では、誰だって団体で行動したくなるんじゃないか?