Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

Enrico Dindo - ふたりで半分こ♪@ロイヤルフェスティバルホール、ロンドン

2010-04-15 01:30:00 | コンサート

ジャナンドレア・ノセダ指揮、ロンドン・フィルハーモニックオーケストラ、Enrico Dindoのチェロで、ドボルザークのチェロ協奏曲を聴いた。席はチェロの目の前。だって、昔、高校の物理の先生が、学習効率は距離の二乗に反比例する、って仰ったのだもの!

流石、先生、確かにこの位置、まるでDindoの発するチェロの音すべてを吸収できるかのよう。もし会場全体への響きが足りなかったとしたら、それは私のせいです!とDindoに代わって言い訳してあげたくなる。

昔、アニメの主題歌にあった「ふたりで半分こ」を思い出す。嬉しいことも、ドキドキも、悲しいことも2人でいれば共有できる、と。まさにこの席、Dindoと美しい音楽も共有できれば、第一楽章の12番に入る前(手元のスコアに小節数が書いてない)でとちって危うく音楽が止まりそう??のドキドキも半分こ。

そんなドキドキはあったけれど、すぐに持ち直して(流石プロ!)美しい音楽を最後まで聴かせてくれた。£30もしない安い席で、今日の演奏会を一番楽しんだのは私?な気分だ。

現役のチェリストでは、ヨーヨー・マの演奏をこういう席で一度聴いてみたいものである。一体どんな気分になるのだろう?