Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

お土産は真ん中のサイズの葛篭でお願いします-テツラフ兄妹&アンスネス@ウィグモアホール、ロンドン

2010-05-12 01:30:00 | コンサート

アポがキャンセルになったので、最近のお気に入りの一人、アンスネスらの演奏会に出かけた。

テツラフ兄のVn、テツラフ妹のVc、アンスネスのPfで、シューマンのPfトリオOp.88、ヤナーチェクのVcソナタ、ドボルザークのVnソナタとシューマンのPfトリオOp.110。

アンスネスの安定したピアノが、演奏全体をきっちりと支えていて、安心して聴いていられる。やっぱりアンスネス、良い。。。

テツラフ兄がドイツの現代物のヴァイオリンを使用していることは有名。現代物でも、これだけの音が出る、とも言えるけれど、やっぱり、歌手がお腹からではなく、喉の辺りで声を出しているような音のような気がしないでもない(って、ブラインドテストでもわかるかな?)。

一方、テツラフ妹の楽器は1776年のGiovanni Baptista Guadagniniによるものらしい。なかなか良い。勿論本人の力に拠るところは大きいのは判っているけれど、ちょっとこのチェロ、弾かせて~!!

ピアノトリオを聴きながら、帰りに葛篭が3つ用意されていたら、間違いなく中くらいの大きさのをもらって帰りたい、と思った-あ、でもやっぱりVcがこの中では一番高価なのは明白だ。そういう強欲な選択の結果だから、箱の中はゴミなんだろうな。