前回〈2013-5-5〉来た時に、「ここは、絶対もう一度チャリで来よう」と思いながら、天候や腰痛や等々と・・・決断力なく、実行出来なかった「チャリで行く高島トレイル」、ようやく、重い腰を上げ行ってきました。
高島トレイルは、全長は80kmほどで、中央分水嶺の一部です。
スルーハイクされている方も多数いる人気トレイルで、もちろん、チャリで走破されている方も何人もおられます。
当然ジジイは、全コース走破なんて無理なんで、その中で一番の人気トレイルを行くことにしました。
今回は、ジーちゃんズの他のメンバーを巻き込んで、サポートしてもらいながらの実行となりました。
予定コースは、
山チャリ組〈私〉= 黒河峠→三国山→明王の禿→赤坂山→寒風→大谷山→石庭登山口
ハイク組〈ジーちゃんズ=N、tan〉= マキノキャンプ場→寒風→大谷山→寒風→赤坂山→栗柄越→マキノキャンプ場
さて、早朝5時半過ぎに、我が家に集合し、我が流星号で出発。
順調に湖西道路を走りながら、前方を見ると、晴れてはいるけど、ガスっていて、山が見えません。
車内は”あーでもない、こーでもない”と、どうでもいいような話で互いに譲らず、うるさいこと・・・・・
社内の喧騒には関係なく、快調に流星号は・・・・・・・・・。
ふと窓の外を見ると、国境スキー場の大きな看板
行き過ぎてる
大慌てでUターンします。(^^)
・・・・・
今回、私一人が山チャリで、黒河峠からトレイルに入るので、アプローチの林道入口まで、送ってもらうことにしていたので、とりあえず、その場所へ急ぎます。
林道入口で一度はチャリを降ろしかけたのですが、tan爺の「登山口まで・・・」の一言で、軟弱ジジイはすぐに心変わりして、再度チャリを車に・・・・(^^)
すぐに林道は荒れたダートに変わり、200mほど高度を上げたところまで、送ってもらいました。(^^)
いゃー、思ってたより斜度がキツかったので、大正解。もう少し上まででもよかったんですが・・・・・・・・・
ここでお別れです。
予定では、寒風と赤坂山の間でランデブーです。
荒れた林道をスタート
あっと言う間に、汗だくでTシャツ1枚に
どんどん斜度も上がり、何度かの押しも入れながら、ようやく黒河峠到着
さぁ、ここからは三国山までは暫く押し上げ〈参考HPより推測〉
一旦、林道に出て、再びトレイルへ
こんな乗りやすそうなところもあるけど、
こんな鎖場もあったりして、
やがて、緩やかに山腹を巻くように登っていきますが、乗れそうで乗れません。斜度はないのですが、数十メートル毎に岩や木が出っ張っていて、乗っては降りるの繰り返しとなるので、乗る意味がないので・・・・
暫く行くと、最高に見晴らしのええSPOTに到着しますが、相変わらずガスが晴れず、琵琶湖はのぞめません。残念です。
紅葉は、すでに終りかな?
小休止。
お馴染みの木道
アップ&ダウンの後、三国山分岐
山頂へピストン
山頂直下の急階段を前に、チャリを山頂まで上げるのを断念し、チャリをデポして
三国山山頂
見晴らしは”まぁ、まぁ”って感じで微妙です。
分岐に戻り、明王の禿にむかいます。
短い距離やけどほとんど乗れます。
禿の下部から
急階段を、ふらふら登ると、今までとはまるで違う風景が広がります。
明王の禿到着
前回も来ているので、スルーして、赤坂山へ、いったん下って登り返しです。
雨で階段周りが侵食され、段差もかなり深く、1m近くある所もあり、おまけに急斜面、何度も立ち止まり、息を整えながら、”よいしょ、こらしょ”と声を上げながら担ぎ上げます。
結果として、この登りが、今回一番こたえました。
超キツかった登りの後は、清々しい山頂の風景がまっています。赤坂山山頂。
黒河峠から、2時間弱です。まぁ、こんなもんですが、予想外のキツさです。
山頂は晴れていますが、琵琶湖側の眺望は、ガスっている為、いまだありません。
山頂には、6名ほどのハイカーさんが先着されていて、チャリを担いで到着するや、大騒ぎとなり、チャリを持ち上げたり、撮影されたり、挙句に自らチャリに跨り、記念撮影したりの大歓迎。
長いこと、山チャリしてますが、こんな扱い初めてです。・・・・内心、注意を受けないか心配していたんですが・・・・・
さて、栗柄越までは、前回の記憶では、ノレノレの筈だったんですが、雨によると思われる侵食で深く溝状に掘り込まれたようになっていて、大苦戦、っというよりあまり乗れまへん
大誤算ですわ。
栗柄越
さぁ、いよいよ天空のトレイルへ突入です。
寒風までには、何度かのアップ&ダウンがあり、どこかで、ジーちゃんズハイク組に出会える筈です。
登り返したところで、赤坂山を振り返る。
しばらくは、文章よりは、写真で
まさしく”天空のトレイル”
何度かのアップ&ダウンの後に、登り返しを、ふうふう言いながら押し上げていると、頂でカメラを構えている大男が・・・・
tan爺です。
休憩にちょうどいい岩があるジャストポイントでの合流です。
まさかこんなにうまいタイミングで出会うとは・・・・・・・・・
少し早いけど、ランチタイム
ちょっとした撮影大会(^^)
大休憩の後、多分歩きの方が遅いだろうと、ハイク組が先に出発します。
お見送り~
山チャリ組は、昼寝にはええ感じの天候なんで、岩の上で寝転んで大大休憩。
さて、寒風に向け出発しします。
ええ感じの、ブナ林
寒風"kanpoo"
読み方がわからなかったけど、やっぱり"かんぷう"で正解だった。(^^)
かすかに、メタセコイア並木が見える。
ここからは、また未知の領域です。
比較的、赤坂山からのルートに比べマイナーなのか、ススキなどがトレイルに覆いかぶさり、路面が見にくく、慎重にライドする。
大谷山、人影が見える。
下って、登り返して大谷山到着
10人程のパーティが、記念撮影中です。
そして、ここでも大歓迎して頂き、ほぼ全員が、チャリを持ち上げたり・・・・・質問攻めにあいます。
対面の頂からずっと、ジジイ(私)が降りてくるのを見ていたらしく、
「ずっと、応援してたんよ!」っと、おばさまのお一人が・・・・・
イヤイヤ、今度こそ、嫌味の一言でもあるかもと思っていましたが・・・・
ハイカーさん達は、石庭から登ってこられたようで、少し情報収集。
それによると=
溝状に掘れている。
小枝や石ころが多い。
倒木が多く、くぐらないといけない。
斜度的には、ほとんど乗れる。
・・・・・
というもので、微妙な感じなんですね
大谷山から
寒風方面
琵琶湖側
石庭下降点=白石平方面(谷コース)
乗れそうな感じやね~!
しかし、今回は山頂から、眺望尾根コースを下ります。
なかなかな荒れ具合で、マイナー感満載ですわ。
石庭下降点からの谷コースと合流。谷コースの方がメジャーっぽい・・・・・・
さてここからは本格的な下りに入ります。
あらかじめ、調べておいた情報と、山頂で得た情報、どちらにしても、よく掘れた九十九折の下り、事前情報ではわからなかった斜度については、1人のおじさんが、自信を持って言い放った"倒木多いが、乗れる"という一言があるのみデス。
その一言を糧に、いざ出陣。
下り始めは、写真ではわかりにくいけど、情報どおりの掘れ具合で、深いところは、ペダルがつかえて、乗れません。
それに荒れ放題や!
こんな乗りやすいところはごくわずかで、大半は、小枝、中枝、大枝、そして、10-20cm大の石ころがゴロゴロ、おまけに所々ホオノキのような大型の葉の落ち葉が積もって、路面が見えません。
いつものホームコースやったら、乗らずにおりてますが、ここでは、そんなことしてたら、時間がかかりすぎるので、ここは、還暦越えジジイの意地を見せて・・・・・
慎重にそして大胆に、下っていきます。
いゃー、長い!
どんだけ~って感じです。
途中、ハイク組帰着のラインが届き、予想外のSPEEDに少し焦り・・・・。
それに、ライディングに集中しないとすぐにバランス崩すので、写真を撮る余裕もありません。
長い長い九十九折れが続き・・・・・
ようやく、石庭登山口到着。
山頂から、1時間弱かかりました。8割がたは、乗ってました。もちろんどうしようもない障害物を避けたり、ストップすることも多々ありーのですが・・・・。
緊張感満載での下り、めっちゃ疲れました。久々に上半身超ガチガチ。
メッタセコイヤ並木を抜け、
ハイク組が待つ、マキノ高原の駐車場にヨレヨレになって到着です。
”さらさ”で温泉に入り、ソフトクリーム食って、帰路につきます。
ホンマに超楽しい山チャリさせてもらいました。
最後のLONGな尾根=九十九折れ下り、メッチャ荒れたトレイルで、ガンガン飛ばせるわけもなく、緊張感満載で、他人が見たら、”なにトロトロ走っとんね!”という感じやと思いますが、ホンマにこんだけ集中したのも久しぶりで、どっぷりと心地よい汗がかけた、超満足な下りでした。
なかなか、近所の里山では味わえません。
それに、今回の山行で出会ったハイカーさん達も、ほんまに好意的な人ばかりで、大歓迎していただき、恥ずかしいやら、うれしいやら、いやな気分になることなく終えることができました。
そして、今回もお付き合いいただいたN爺、tan爺の面々、いつも同様お世話になりました。
おおきに!
また、お付き合い願います。
*今回のブログ投稿、一度アップしたのですが、アプリの操作ミス?で、消えてしまったり・・・・・・えらい時間かかってしもたんですが、アプリとの兼ね合いがうまくいってないみたいですね!
ホンマに疲れたわ!!