一夜明けて、というより、まだ夜明け前の暗い中
準備を済ませて・・・・・
tan爺は、結局膝痛癒えず、本日はお留守番決定。
S嬢と2人、ヘッデン点灯で、テン場からすぐの登山口から登り始めます。4:40頃
硝子の腰は、昨日同様・・・・・・・・・。
北沢峠からのメインルートに合流した頃にはすっかり明るくなり・・・・
少し肌寒いものの、中々のええお天気です。
木々の合間から見える北岳
ゆったりとした癒しロードは、すぐに・・・・・
先導は、S嬢
馬の背への分岐(5合目)で、馬の背方向から来た2人組みのS嬢の山仲間にピンポイントで遭遇。
こんな事ってあるのって感じ・・・・
今日で4日目とのことでしたが、どこからどう見ても屈強な山女という感じでした。
彼女たちと腕相撲しても、絶対負ける自信があります。
樹林帯の岩場を抜ける。
目の前がぱっと開ける。6合目?
小仙丈ケ岳が目の前に立ちはだかる。
(この時は、これが仙丈ケ岳と思っていた・・・・・)
いい天気、素晴らしい展望・・・・・
右が昨日の甲斐駒。遠くに見えるのが八ヶ岳?らしい(間違ってたら、すみません)
とにかく、すばらしい
もう少し、頑張るぞ~っと・・・・・・・・
雲海の向こうに鳳凰三山?が見える。
素晴らしい景色を見ながら、昨日の疲れの残る脚を引きずりながら・・・・
そして、ようやく山頂到着っと思ったのですが・・・・・・
山頂は、山頂でも
小仙丈ケ岳の山頂・・・・・・・
甲斐駒と摩利支天をバックに、情けない顔のジジイ
そして、遥か向こうに、仙丈ケ岳が・・・・・
完全に戦意喪失
それでも、元気一杯のS嬢にお尻を叩かれ・・・・・・
腰痛を押してここまで来たからには、行かなしゃーないがな
っと、自らに言い聞かせて、重い足を一歩前に押し出し・・・
・・・・・・・・・・
長~い稜線を山頂めざします。
元気過ぎる~S嬢。
大きなカールの下に、仙丈小屋が見える。
遥か向こうの頂上には、人、人、人の人だかり・・・・
長~い稜線歩きがようやく終わり、人だらけの
「仙丈ケ岳山頂」
と~ちゃこ 8:40
3,033m
=初めての3,000m越えです。
山頂まで、約4時間、ほんまに長かった~
もう、ヘロヘロ通り越してます。
(S嬢は、まだまだ余裕の表情ですが・・・・・)
人がウジャウジャ居る中で、一瞬のすきを見て記念撮影
とにかく360度の展望。
それにこの天候
疲れを忘れ、360度記念撮影・・・・・・・
動画にしようと思ってたけど、人が多すぎて・・・・・・・
さぁー
見て頂戴
北岳、その後方は富士山(少しズームして・・・)
昨日の甲斐駒
山は素人なんで、なにが何かよくわかりませんが、槍ヶ岳や白馬や八ヶ岳やなんだかんだと見えてるらしいです。
とにかく最高のお天気なので、皆さん感動の嵐でした。
しばし感動の景色を楽しみながら、大休憩です。
腰の痛いおやじは、他人の迷惑顧みず寝っ転がって、腰を伸ばしたり・・・・・
・・・・・・・・・・
さて、バスの時間もあるので、あまりゆっくりもしていられず下山します。
帰りのルートは、B型のS嬢の性格通りピストンではなく、周回コースです。
とりあえず、仙丈小屋~馬の背ヒュッテに向かい、その先は未定です。
とにかく、11:30に、お留守番のtan爺の待つテン場へ戻るというのが目標です。
次から次へと人が押し寄せ、人の絶えない山頂を後にします。
馬の背方面へと下ります。
仙丈小屋を通過
振り返って、ついさっきまでいた仙丈ケ岳とその下に広がるカール(薮沢カールというらしい)
前を行く、元気印S嬢=下りのペースは結構速いのです。
ほどなく、馬の背ヒュッテ
ここで、ルート選択ですが、B型S嬢、当然のごとく薮沢ルートを選択しました。
という、ジジイもB型なので、何の異論もなかったわけですが・・・・
薮沢の真ん中に。甲斐駒ケ岳と摩利支天が見えています。
こちらのルートは、往路のルートとは違い、展望の良いルートではありませんが、それなりにええ感じのルートかと思います。
どう感じられるかは、人それぞれ、人生いろいろですが・・・・・・。
ジジイは、すでにひざに痛みが出始め、なおかつ、昨日の甲斐駒の疲れで、太ももパンパン筋肉痛が出始めており、特に下りは、かなりキツクなってきており、元気印のS嬢について行くのに四苦八苦状態です。
谷の風景に埋没したジジイの存在感の無さ・・・・・
尾根に入って、鋸岳を見渡せる”何とか展望所”
そして、このコース終点でもある大平小屋に到着しました。11:00ジャスト
ここからは、15分ほど登りかえして、北沢峠
そして、
予定通り、11:28 テン場到着です。
写真中央に赤いTシャツのtan爺が座っているのが見えてます。(どうでもええけど・・・)
あ~ぁ、メッチャ疲れた・・・・
なんて言ってる暇もなく、荷物を片付け・・・・・
ビールや何やかやとかなり減ったとはいえ、腰痛ジジイには結構こたえる大きなザックを肩に北沢峠へ
ちょうど、峠のバス停に来ていた東京からのほぼ女性のツァー客用バスのはじっこに便乗させてもらう事が出来、待ち時間ゼロで、仙流荘へ向かうことができました。
南アルプス林道バスに揺られること40分あまり
無事下界に降りてきました。
仙流荘で、軽く温泉に入り、疲れを癒し・・・・・
ほんま、楽しかった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
◇◇◇◇◇
今回は、初めての遠征、初めてのテン泊、初めての2,000mそして、3,000m越え、ということで、初めてづくしで、テントもザックもその他何もかも、tan爺のお世話になりました。
今回は、膝痛で、途中リタイアして、なんか南アルプスまで連れてきてもらったアッシー君状態でしたが・・・・・
いつも優しい、tan爺に感謝です。
ホンマにいつもありがとう。
それと、今回ご一緒していただいた、S嬢さん
たぶん、tan爺と2人だったら、仙丈ケ岳には登らず、朝早いバスで下山していたと思います。
S嬢さんがいたからこそ、仙丈ケ岳にも上ることができ、おまけに、あの眺望も楽しむことができました。
ホンマにありがとうございました。
又。機会があれば、ご一緒願います。
しかし、ほんまにPOWERFULLな女性でした。
そうそう、最後に
まるまる一日テン場で、ウダウダしていて、帰りの運転を一手に引き受けてくれたtan爺と、途中のSAで食べた”名物ソースかつ丼”の豚カツが鶏肉やと言い張って聞かなかったS嬢、そして、登る前から腰痛発症してるにもかかわらず、無理して3,000m級を2座も登ってしまって後悔しきりのジジイを乗せた車は、帰路、琵琶湖付近の30分程の間 1mmも動かない大渋滞につかまり、うんざりして帰阪したことを追記しておきます。
ヤマレコ