rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

小沢さんの訪中団は遣唐使だろう

2009-12-14 18:43:51 | 政治
小沢さんの600人もの訪中団を見て、これは現代版の遣唐使だなあ、という感想を持っていたのですが、ブログ検索をかけてみるとやはりそのような印象を持った方がかなりいたようです。

日本は歴史的に時の王朝や権力者が、大国である中国から「お墨付き」をもらうことで日本国内における権力の証明、後ろ盾にしてきました。魏志倭人伝に出てくる記述や、遣隋使遣唐使、朝貢貿易などなど「日本の王である」と中国から認めてもらうか、少なくとも一方的に宣言することで日本国における自分の立場を正当化してきたといえるでしょう。

今日本では民主党鳩山政権が献金の問題や普天間基地の問題で揺れていて、特に米国と対立することを怖れる勢力がしきりに民主党を攻撃しています。私は中国共産党は嫌い、米国ユダヤグローバリズムは嫌いですが、それ以外の米中は好きですし、国民そのものを嫌ってはいません。だから米国とも中国ともうまくやってゆくのが良いと思ってはいるのですが、残念なことに中国は共産党が天下を取っていて、米国もグローバリストがまだまだ力を持っています。

米中2局体制で世界を支配することを目論んでいるのは私の嫌う中国共産党と米国グローバリストなので、私としては世界が多極化する方向で日本が外交の選択肢を選んでくれれば最も国益にかなうだろうと考えています。その視点から今回の遣唐使は国益上どうなのか、「米中二極化」の中で「米」から「中」へ重点を移しただけなら同じ皿の上で右から左に物を移動させただけで中身は変わらないことになります。とすれば米グローバリストの走狗の人達は慌てることはないと思いますがね。

今回の遣唐使が、小沢民主党の権威付けとして、最終的に欧州やロシア、インドや中韓以外の東南アジア諸国と米国に邪魔されずに今まで以上の関係を築いてゆくための布石であるとするならば、私は「あっぱれ」をあげたいと思います。もう少し様子を見て見ましょう。
コメント
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