rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

一番耄碌していたのはバイデン妻だった件

2024-07-10 08:23:31 | 政治

2024年6月27日のCNNで放送された1回目トランプ対バイデン討論会は、バイデン側の惨敗で終わったことは日本のメディアでも放送されました。それは2020年の前回大統領選挙の時から隠ぺいされてきた皆が知っている公然の秘密が「こんなに出して良いの?」というほど露わになっただけとも思われます。しかし「何故大統領選挙手前の今、全世界に公表する?」という疑問が残ります。

通常であれば8月の民主党公認候補正式決定後に3回行われる大統領候補ディベートを候補決定1か月前に前倒しした時点で公開討論はバイデンには不可能と言われていた討論会を敢えて行うことは、「公認候補取り換え」が前提だったという説もあります。

昨年次期大統領候補の民主党内選挙を行わなかったのは、民主党から立候補しようとしたロバート・F・ケネディ Jr. (RFK Jr)との論戦に耐えられず、グローバリスト・ネオコン支配層が人気のあるRFK Jrが自分たちと対立する立場であり、バイデン不戦勝にする必要があったためと考えられます。

G7でもどこかに行ってしまうバイデン氏をイタリア首相が引き止め

 

I.  一斉に開始されたバイデン降ろしの大合唱

 

バイデン氏の討論会における不首尾は初めから計画されていた様に、終了直後からメディアや民主党幹部から「バイデンでは次の大統領は務まらない」(=今までだって務まってない)というバイデン氏の能力に対する直接的ダメ出しが始まりました。

実質民主党を党としてコントロールしている一人はバラク・オバマ前大統領と思います。彼の8年に渡る大統領任期中、副大統領を勤めて豊富な政治・議会経験で彼を補佐したのがバイデン氏だったし、オバマ氏が辞める時に次を任せたかったのはヒラリー・クリントンではなくバイデンだったでしょう。しかし長男のボー・バイデンが脳腫瘍で亡くなった失望から立ち直れずバイデン氏は立候補を取りやめます。

バイデン氏の妻、ジル・バイデン氏は73歳(1951年生まれ)と若く、2番目の夫であるバイデン氏と1977年以来47年夫婦であり、バイデン氏の政治家人生を支えてきた良妻と言えます。また自身も英文学と教育学の学位を持つ大学教師で、情緒障害を持つ子供への教育などにも携わってきました。政治そのものへの関心はないものの、教育や退役軍人の福祉など幅広く活動を続けてきて副大統領時代にセカンドレディーとして世界各地を飛び回って来たことからも「政治的な常識人」としての判断も十分わきまえていると想像されます。しかし今回の「バイデン降ろし」に執拗に抵抗したのは彼女でした。

ジョーは完ぺきだったわ!と討論会後の集会で興奮気味のジル婦人

 

II.  最終目的が不明なバイデン継続

 

トランプ氏と僅差ならば、前回選挙の様に接戦州で数十万票郵便投票や電子集計で上乗せして、結果を出した後は早々に証拠を破棄することで誤魔化す事も可能でしたが、今回の様に明らかな差が付いた状態では選挙不正は流石に困難です。次期大統領はトランプ氏を前提に経済界やウクライナ戦争も動きを見せています。EU各国は、選挙結果でロシアとの戦争突入は不可能であり、国民が徴兵制もロシアとの核戦争も望んでいない事が明確に示されました。ゼレンスキーが和平を話し始めて、EU内唯一の停戦派であるビクトル・オルバン氏がウクライナを訪問(英米諜報界も止められない)した事からも明らかです。

前回大統領選挙のカウンティ毎の結果はほとんどが共和党勝利だったが、複数の接戦州で夜中に不自然なバイデン票の直角的な上乗せ(全部バイデン票)があり、最終的に僅差でバイデンが勝利。

バイデンが候補継続すれば民主党敗退は明らかなのに、敢えて民主党重鎮やグローバリスト権力者の意に逆らってジル・バイデン氏が夫の大統領継続に固執するのは何故でしょうか?私は「ジル・バイデン耄碌説」ではないかと思います。大統領職が無理なのは妻である彼女が一番理解できているはずです。政治家としては、あっさり身を引くのが「美しい去り方」であることは間違いありません。

EU議長のオルバン氏がロシア、ウクライナを訪問したのは外交の常識から、EU・ロシア・ウクライナのウラ交渉が進んだ結果であり、メディアが言うような独断などではない

 

III.  引き際をわきまえないのが最も見苦しい

 

〇 1940年フランクリン・ルーズベルトは建国以来の慣例を破り、自ら3選目に立候補し、反戦を訴えるウイルキー候補を破り、自らの「参戦しない」という公約を破って第二次大戦に参戦した(パールハーバーがなくても初めから参戦する気満々であったことは種々記録から明らか)。しかも4選した翌年に高血圧で頓死してしまった。

〇 2007年石原慎太郎氏は都知事3期目に当選、それまではディーゼル排気ガス規制など国ができない改革を都政で実現してきたが、「息子を首相にしてやる」という米権力者の誘いに乗り米国から「尖閣諸島国有宣言」を公布。日中で史上最高の貿易額になる好況で、以降米ドルでなく自国通貨で交易しようという動きを潰し、日中関係は最悪になった。その後息子は選挙にも落選、石原は希代の売国奴となった。

日中の経済がドル抜きで史上最も繁栄しつつある事を嫌う米支配層が石原を使って日中離反を画策(Divide & ruleの見本の様な出来事)。

 

〇 2018年某東京の医科大学理事長がからむ入試不正問題は、同大学に100億円を超える損失を与える不祥事となった。同大学は2016年創立100周年を迎え、秋篠宮殿下列席の下、盛大に記念行事を行った翌年、名理事長で終わるべき同氏が3期目を無理に再任した結果がこの不祥事につながった。

〇 2024年同じく3期目都知事に当選した小池知事はロクな結果を産まないのは明白。引き際をわきまえない耄碌老人の末路を見る想いです。かといって二位の石丸氏も相手の意を汲んで清濁併せのんで自らは一歩ひくことで全体をまとめるという「政治家の極意」とは正反対の「論破してなんぼ」という程度の「小賢しいアジテーター」に過ぎません。政治は理屈だけでは進まない事が解っていない。懐の深さというより「共感性を欠く」サイコパスに近い。私的には取り巻きがよろしくないが、「私は良い人」といった田母神おやじが4人の中では(組織をまとめる上でも)一番まともだったような気がします。


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3 コメント

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Unknown (河太郎)
2024-07-10 17:29:09
前に先生はメスを持つのが体力的に厳しくなったら、
後進の育成や、看護学校の教育に軸足を置いて、一線から身をひくと仰ってましたね。
外科医は切ったはったの世界ですから、現場で生きる人間の感性なのだしょうね。
例を一つづつ提示いただき、引際の大切さが良く解ります。まぁ。でも大抵の人は晩節を汚す…溜息です。
耄碌か……駿馬が駄馬いや驢馬にも劣る劣化するのを見るのは辛いものがある。なんで輝かしい経歴の人が醜い姿を曝すのでしょうか。
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目の前に迫った 共和党全国大会(7月15日 - 18日) (宗純)
2024-07-11 09:50:56
もしトランプが副大統領に民主党のロバート・F・ケネディ Jr. (RFK Jr)を選べば、「もしトラ」が「ほぼトラ」で確定して、その後は司法機関を使った極悪戦争屋のアメリカ民主党幹部の刑事訴追(今までの仕返し)でグレートリセット(ニュー・ノーマル)になるか、それとも民主党リベラル独裁側が裁判闘争ではなく実力行使すれば、170年ぶりの内戦に突入する二択。
トランプ政権1期目は再選を考えていて、民主党りべっらる独裁側との妥協を常に模索していたが、再選を考慮する必要が無いので思い切ったことができます。
その試金石が、ロバート・F・ケネディ Jr. (RFK Jr)の副大統領起用で、愉快な半世紀前のアポロ計画の真相暴露にとどまらず、怖すぎるケネディ兄弟暗殺の真相暴露とか世界で700万人が死んだ新コロ騒動や遺伝子操作mRNAワクチン接種強制など致命的な暴露が行われる可能性がある。
RFK Jrの副大統領起用では無く、ニッキー・ヘイリーあたりの無難な選択なら、もう少し穏便に済ます心算との意思表示だが、いずれにしろ司法機関を使った仕返し(刑事訴追)は確実に実施されアメリカ中が大騒ぎになる。
どうなるかは一寸先は闇だが、数日後には結果が分かる。
それにしてもトランプは今も副大統領候補指名に付いてダンマリを決めこんでいて、何も語っていない
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オルバンさんの「北風の彼方」の故地 (Hirek Jszyzaki ポーランド一時帰国者)
2024-07-11 11:34:41
大変ためになる論考に感謝いたします。ハンガリア、エストニア、フィンランドの民族は、12000年昔に起源をもつ、原ウラル語を話す民族だった。you tubeでは、За северным ветром 「北風の彼方」という映画が見られます:https://www.youtube.com/watch?v=crdbP9bPaWY この映画の時刻表示で5:44時点に、ハンガリア人(マジャール人)の欧州平原への移住の過程が示されています。映画冒頭に登場する女性は、カマッシ語の最後の話者で、クラヴディア・プロトニーコヴァさんといいます。ハンガリア人、エストニア人、フィン人は「金髪碧眼」の人々の多い国ですが、ナチドイツ人が憧れたこの容貌は、ごく近代におけるスラヴ人との混血の結果です。クラヴディアさんの顔付きは、他のウラル語族の写真記録にも多く残っており、濃い色の波打つ髪と瞳をもつ、アジア人の風貌ですね。1941年6月22日、ナチハンガリアはこの美しい遺伝子を注ぎこんでくれた、ロシア民族を絶滅せしめようという戦争に加わったというわけです。エストニア(ソ連時代はEestiと言った)には、ロシア人絶滅収容所があった。フィンランド救国の”英雄”、マンネルハイムは病的おかまだった。フィンランドにも、自国人、ロシア人共産主義者に対する、虐待収容所があった。ロシア人は、いまや「西側」を信用しなくなった。これはいいことです。
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