印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る

英語版のYouTube動画を公開しました!!

八王子 印鑑 楽善堂

創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。

名入れ提灯 2

2009年05月23日 | お名前入り商品(印鑑以外)
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

前回のブログで名前入りの提灯について触れましたが、今回は提灯の中で「弓張り提灯」についてご紹介します。

「弓矢」の弓のような形の取っ手が提灯の横についています。そのため取っ手がある提灯を「弓張り提灯」または省略して「弓張り」とも言います。主にお祭りで山車の引き回しの時に隊列の人が手に持ったり、山車の太鼓のすぐ前に町名を入れた弓張りを12張りから15張りほど並列に取り付けたりします。神酒所(みきしょ、会所とも言う。祭礼の本部)に飾ったりもします。神輿の四隅に飾るのを見たこともあります。弓張りの便利なのは取っ手があり、その取っ手の上部にフックが付いていることです。簾(すだれ)の壁に引っ掛けることができます。また竹の竿に通せば何本も吊る下げられます。

中に入れる明かりは昔はローソクを入れました。祭りだと勢いに任せて振っているうちに傾けて提灯を焼いてしまうので、このごろは提灯ライトといって、単4電池二本をいれるライトを取り付けることができます。このライト、ローソクの炎のように揺らぎます。時折、明るくなったり暗くなったりするわけです。

提灯はお名前を入れてのお値段で、9500円(高さ、50センチほど)や36センチくらいの小ぶりで7800円の提灯など承っております。(ライトは2100円)


▲一番下が弓張り提灯。右から2番目、3番目の丸型は、若手よりも浴衣の旦那衆が持つ。
名入れの文字は、個人名や町名など。役職名で「町会長」「進行」「先導」などもある。

名前入り提灯のページ
http://rakuzendo.com/shohin/shohin015.html


八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com

楽善堂、gooのトップページ
http://blog.goo.ne.jp/rakuzendo


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする