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2013年度路線価について

2013年07月01日 | 社会・経済

国税庁は1日、相続税や贈与税の算定基準となる2013年分(1月1日現在)の路線価を発表しました。全国の平均変動率は前年比マイナス1・8%で5年連続の下落となったが、下落率は前年よりも1・0ポイント縮小しました。都道府県別の平均変動率では、宮城県と愛知県が上昇に転じ、残りの全都道府県で下落率が縮小するなど、下げ止まり傾向が鮮明となりました。都市部では前年比0・1%上昇した愛知県を筆頭に、東京都、神奈川県、大阪府でも下落率が前年比1・0%未満に縮まりました。マンション需要や商業施設の再開発が進んだことなどから回復傾向が強まっています。大阪国税局管内(近畿2府4県)でも下げ止まり傾向が強まりました。平均変動率はマイナス1・2%で、前年のマイナス2・1%から0・9ポイント縮小。上昇に転じた府県はなかったが、すべてで下落幅が縮まりました。税務署ごとの最高路線価では、日本一の超高層ビル「あべのハルカス」に近い「大阪市阿倍野区阿倍野筋1のあべの筋」地点で前年比35・1%、「同市天王寺区悲田院町の谷町筋」地点で10・4%の上昇。JR大阪駅北側に4月に開業した複合施設「グランフロント大阪」近くでも、「同市北区芝田1の国道176号」地点が17・4%上昇となるなど、上昇率の全国トップ3を大阪が占めました。

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