出願統計速報

特許庁のＨＰに各法域及び国際出願の出願/審査請求/審判/登録件数の
統計速報がアップされていましたね。

なぜか出願件数の統計では4-3月ではなく1-12月がデフォルトになっている
（ま、出願番号も年度ではなく年で採番されるし）。
その意味で、10月までの累計＝第４コーナーを回って直線、というところ。


総じて、前年同月ラップよりも良好な数字が並んでいる。
とりわけ、ＰＣＴ受理官庁と商標出願の件数が前年同月ラップ比１０％を超える増加。
ＰＣＴ増加はここ数年のトレンドとして、
商標…なんか特殊要因あったっけ？…ちょっと思い出せないなぁ。
古い商標を前回更新時に書換しそびれて再出願？…そんな影響ないか。
景況感の改善の影響…？だとすると、
９月の日銀短観では９か月ぶりに悪化との発表もでていたので、
ここから頭打ちになるのかしらん。。

出願件数って、性質的に先行指数なのか一致指数なのか、どっちなのかしらん？？
このあたりは、もっぱら企業の知財に対する見方によるところが大きいんだろうなぁ。
商品リリースに向けて出願のリードタイムを長く取る企業が多ければ、
機械受注なんかと同じように先行指数になるんだろうけど、
実際は商品リリース決まってから知財活動している会社も多いと思われるから、
事実上一致指数な気もする。

ま、そんなマクロな動向も踏まえつつ、
とにかく日々の業務。
目の前のことを一つずつ改善していきましょう。