弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

事務所開設12年目!
本ブログがKindle本に!「アマゾン 三色眼鏡」で検索!!

【自分的には】残業代を求める若者は「社会をなめている」?【タイムリー】

2014年09月24日 09時51分40秒 | 趣味・その他諸々の雑記
弊所、組織改編(ってほど大げさなもんでもないが)を控え
色々と人事・総務マター準備中。

そんな中、たまたま目についたのが、こんな記事

======(以下引用)==========
話題となったのは、日本生産性本部・日本経済青年協議会が、2014年度の新社会人約2200人を対象に実施した「働くことの意識」調査。「残業についてどう思うか」という質問に対して「手当がもらえるからやってもよい」と答えた若者が69.4%と過去最高だった。一方、「手当にかかわらず仕事だからやる」は下降線をたどっており、今回23.7%にとどまった。調査報告書は、「残業はいとわないが、それに見合った処遇を求めている傾向がうかがえる」とまとめている。

この調査結果に対して、ネットの掲示板サイトでは、「金貰う為に働いてるのに貰えない分まで仕事する意味がわからん」といった意見がある一方で、「残業代が欲しいなら、残業代が払えるほど利益を会社に与えろ」「まだロクに仕事も覚えてないのに…」「社会なめすぎ」といった意見もあった。
======(引用終わり)========

えーっと。
対価に見合わない仕事しかできなかったら、
そのうちチャンスなんか貰えなくなると思うんですが…。
“対価=責任”だと思えば、
「手当がもらえるからやってもよい」も、
「手当にかかわらず仕事だからやる」も
どっちも違和感があるなぁ。

逆に、自らスキル向上のために無償でも進んで時間外でも業務に従事する位の従業員なら、
雇う側も喜んで対価支払うと思うんだが。
良い人材には残ってほしいわけだし。
投資に対するリターンが高い従業員に投資割合をより高めるだけのことで。

結局、ブラックな企業(=金を出さずに働かせたい)と
“使えない”従業員(=なるべく働かずに金だけ欲しい)、どっちもどっち、ということでは?
使用者と労働者とで奪い合いしてどうすんのさ、という気がする。
ま、昨今労働者サイドが自衛手段的に上記記事のようなマインドになるのはある意味仕方ない面もあるけど。

つまるところ、以下ができていることが労使双方にとってハッピーなのではないか、と。
①労使間の信頼関係の構築:努力には報いる、企業は従業員を守る、従業員は誠実に勤務する。
②理念と目標の共有:組織としての企業の存在意義と進むベクトルをはっきりする。
③「働く」の定義の摺合せ:時間の提供ではなく、価値の提供。時間は、対価算定のための便宜上のものさし。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする