リフォーム店の舞台裏

リフォーム店店長の日記。

地震、びっくりしました。そこで耐震補強を考えてみました。

2005-07-24 23:44:15 | 耐震診断・補強
土曜日の地震、こちら磯子区では揺れは少し大きいと感じるくらいでしたが
怖かったのは、初期微動と地鳴りのような音を、多分、初めて聞いたことです。
初期微動というのは、中学校で習ったと思いますが、地震の大きな横揺れの前に
ビビビッと縦に揺れる現象です。この初期微動を感じたら素早く火の始末をして
テーブルの下に避難して下さい。

この地震をきっかけに、耐震補強について調べてみました。
当店でも少し大きなリフォームで床下や天井を剥がすときは、一緒に、
土台と基礎のボルト、柱と張りのボルトの増し締めや、土台や柱が腐っていれば
差し替えなどしますが、本格的な耐震補強工事はしたことがありません。
というのは、どこまですれば良いのか、勉強不足もあって、よくわからないからなのです。

鉄筋の入っている基礎の場合は、耐震基準をクリアしていることが多いので
最新の耐震基準に合わせて柱と基礎を金物で繋いだり(阪神大震災では柱が土台から
抜けて倒壊した家が多かった)、屋根を軽いものに葺き替えたりすれば良いと思います。
この位なら内部を壊さなくても工事出来ます。

大変なのは鉄筋の入っていない、無筋基礎の家。築30年以上の家には
無筋基礎のものがあるようです。深いクラックのある基礎は無筋かもしれません。
建築雑誌を調べてみると、価格が高いですが確実な鉄筋入り基礎への差し替える工法、
それよりは安く出来る無筋基礎を鉄筋入り基礎でサンドイッチ、または片側に沿わせる工法
さらに安く、見た目も変わらない(基礎をサンドイッチする工法は基礎がかなり太くなります)
無筋基礎をアラミドという特殊繊維で固める工法もあります。

私見では、基礎をアラミド繊維で固め、四隅の柱を基礎に金物でつなぐ位で十分と思いますが
どうなんでしょうか。あまりやってしまうと、少し予算を足して建替えた方がいいのでは、とも
思ってしまうのです。

ご意見をコメントいただければ幸いです。


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TEL045-834-3030


横浜市磯子区洋光台1-13-38
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