猛暑の予報はどうやら当たりそうです。ヨットはデッキ上で風に吹かれていればどうにか過ごせますが
キャビンの中はサウナ状態。これでは快適なキャビンライフは望めません。
というわけで26フィートの狭いキャビン内にポータブルエアコンを設置しました。
ポータブルエアコンはEENOUR社製QN750型、890BTUの冷房能力で消費電力は210W(かなり省エネです)
電力は100AHのリチウム酸鉄バッテリーと170Wのソーラーパネル。本来ならバッテリーもソーラーパネルも
この2倍のパワーが欲しいところですがスペースの関係でこれで目いっぱい。
プロペラシャフトの脇にリチウム酸鉄バッテリーがきゅうきゅうに押し込まれています。
ブルーのバッテリーはエンジンスタート用ですが、サブのリチウム酸鉄バッテリーでもエンジンは始動出来ました。
エアコンと扇風機は1500Wのインバーターで動かします。
サブバッテリー充電に使われる走行充電器。エンジン運転時などメインバッテリーの電圧が高いときは
メインバッテリーから充電、メインバッテリーの電圧が低いときはソーラーパネルからの充電に切り替わる賢い製品です。
さてポータブルエアコンをフルパワーの設定温度16度、最大風量で動かしますと扇風機、室内灯と併せて280W位の消費電力になります。
夜間、この状態で試運転をしてみたところ約4時間 運転出来ました。
サブバッテリーを使い切っても、室内灯などはメインバッテリーで使用可能です。
ソーラーパネルに陽が当たっていれば160W位の消費電力、バッテリモニターによると
8時間ほど動かせるようです。
またエンジンを1000回転で回すとバッテリーをほとんど使わずにオルタネーターの発電で動かすことが
可能でした。
ポータブルエアコンをキャビン内の色々な場所に置いて試した結果、あまり冷えないことがわかりました。
ポータブルエアコンから発生する熱と吹き出し口の位置が低すぎるのが原因のようでした。
そこでポータブルエアコンはキャビンの外に置き、冷気はダクトでキャビン内のなるべく高い位置に吹き出させ
サーキュレーターでキャビン内の空気を循環、キャビン上部に溜まる熱気は換気扇で排出するのが効果的とわかりました。
さらに太陽熱がガンガン入ってくるアクリルハッチは、ジョイントマットで断熱。
試行錯誤の結果、1時間ほどでキャビン内温度は34度から27度まで下げることが出来ました。
小さなパワーのエアコンでキャビン内を効果的に冷やすには色々と工夫が必要で、空調はなかなか奥が深いナと感じました。
これで真夏のキャビンライフも何とかなりそうです。
リフォームのご相談お待ちしております
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まいばすけっとさんの隣です。
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