いつも耐震を勉強させていただいている既存建物耐震補強研究会さんの
ご案内で、工学院大学工学部建築学科 宮澤研究室主催の
建物倒壊実験を見学してきました。
これは実験室に実際に建てた木造2階建てを、倒壊するまで
水平力を加えていく、という大掛かりな実験でした。
建物に少しずつ水平力を加えていき、変形が1m近くなりますと
自然に倒壊していきます。
1階はぺしゃんこですが、2階部分はほとんど変形していないようで
「足元補強」による耐震補強が重要であると、感じました。
実験はこの他に地味ながらクギの耐力実験、木材の強度実験が
行われ、普段見ることのない貴重な体験となりました。
一見すると同じようなクギですが、その種類、めり込み具合に
よって接合強度にかなり差が出るんですね。
ところで先日、その既存建物耐震補強研究会 保坂代表直々に
診断していただいたお客様宅の耐震診断書が出来上がったとの連絡を
いただき、私もその説明に立ち会わせていただきました。
耐震診断の評点は0.15と低いものの、震度5強では倒壊する恐れは
なく、壁バランスの改善と腐朽部分補強のための
足元補強の提案がありました。
瓦屋根は、そのままで強度には問題無し、とのことで
耐震補強は、足元補強と浴室ブロック壁の作り直しになります。
T様、プラン、見積り出来上がりまでしばらくお待ち下さい
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