昭和53年築のお住まいの、耐震補強工事をご用命いただきました。
普通、この年代の建物は南側の壁が不足していることが多いのですが
この家は、北側も壁が不足していました。
そこで玄関の壁を耐震壁にする補強工事をしました。
リフォーム前の玄関です。
壁にブレスを入れて、窓を小さくしました。
コボック社製のプレスを取り付けました。窓はプレスとプレスの間に入る小さな上げ下げ窓。
この工事によってこの壁の耐力は、工事前の約3倍になり建物全体のバランスも
改善されました。
ブレスによる耐震補強は、窓のある壁に使いやすいです。
「壁大将」は半間の壁しか補強出来ませんが、プレスは2間の壁でも
補強出来ます。
そして「しなり具合」がいいんですね。古い建物の壁をガチガチに堅く丈夫にしてしまうと
建物が揺れた時、基礎が壊れてしまう可能性がありますが、プレスはその心配が
少ないです。
ただし取り付けは少し大変。
今回は何とか天井を壊さずに取付出来ましたが、建物の構造によっては
天井を壊す必要があるかもしれません。
南側三か所の壁には「壁大将」を施工。この壁には元々筋かいが入っていましたが
今回の補強で2.5倍位強くなりました。
北側1か所、南側1か所、計4か所の耐震補強で、評点は0.59から0.78まで高くすることが出来ました。
地盤は強い地域ですので、直下型地震に見舞われない限り倒壊することは
無いと思います。
今回は外壁塗装工事と一緒に耐震補強工事も施工させていただきました。
外壁塗装など、リフォーム工事の時に、耐震補強工事するのは
仕上がりも良く、コストも抑えられるのでオススメです。
耐震工事はその効果がよくわからないという方が多いと思いますが
確実に建物は丈夫になります。
梅雨の合間を縫って、あとしばらく工事は続きます。
耐震工事のご相談お待ちしております
TEL045-834-3030
横浜市磯子区洋光台1-13-38
まいばすけっとさんの隣です
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