トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」米国一ドル札になぜピラミッドhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b8297ea1482fabeeef10ccf0198c2c48
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慈善事業へ大貢献
石工の高等技術を長い間独占していた結果、中世ヨーロッパのメーソン(石工)と棟梁達との間には、気が付けば膨大な資金がプールされた。
その資金は一個人の物ではなく、棟梁とメーソンたちのものである。 その資金をさらに増やすべく、事業、投資へ注入、その利益の一部を積極的に慈善事業などにも寄付する。 ざっくりいうと、フリーメーソンとはそういう博愛主義団体と言えるであろう。
もっともフリーメーソンに関する本がこれまで五万冊も発行されていると、「フリーメーソンは神を追い払う悪魔の集団」と決めつける本も発行されている。
その本によると「起源以降を例にとっても、世界の各所で戦争、革命が幾多も繰り返されてきたが、その大半にフリーメーソンが大きく関与している」と非難、断罪している。
フリーメーソンが博愛をモットーにしているとはいえ、不完全な人間のグループである。 長い歴史の間には「悪魔的行為」が少なからあったかもしれない。 前述した東インド会社とイギリス軍が惹起した「アヘン戦争」などは悪事の典型である。
またニオンへの開国を迫った時のアメリカのペリー提督は、二回目の来日の時は「もし開国、貿易を拒否するのであれば、大砲で江戸城をぶっとばすぞ」と言わんばかりの強引な態度で幕府に開国を約束させた。
アヘン戦争は弁解の余地のないほどの悪い戦争だが、日本への開国要求はその後の日本の近代化に大きなメリットをもたらしている。
(関連情報)
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この本には、歴史的に貴重な写真、図、文献なども数多く掲載されている秀逸な作品ですが、それらをPDF化して皆さんに紹介することもできますが、著者と発行所の『長崎文献社』に敬意を払って、全てを紹介するのは、控えたいと考えております。
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