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円全面安一服、153円90銭台 日米金融政策の転機にらむ

2024-07-24 21:34:47 | 日本経済・金融・給料・年金制度

外国為替市場で円売り圧力が一服している。

24日の夜には円相場が対ドルで一時、1ドル=153円90銭台まで上昇した。

 

幅広い通貨に対して全面安だった局面から一転、対ユーロや英ポンドでも円高が進む。

日米金融政策の転機が近いとの見方が強まり、金利差に着目した円売りを見直す動きが出てきたからだ。ただ円安再燃リスクは残っており、当面は不安定な展開が予想される。

 

24日午後の円相場は一時、5月中旬以来およそ2カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けた。この日は要人発言や経済指標の発表といった材料があったわけではない。

それにもかかわらず、日本時間の23日午後から円がドルだけでなく、ユーロや英ポンドなど幅広い通貨に対して買われる展開が続いている。

 

「徐々に円売り・ドル買いの持ち高を巻き戻すプレーヤーがグローバルに増えてきた」。

三井住友銀行市場営業部為替トレーディンググループの納谷巧グループ長は24日午前、こう明かした。市場では海外勢の動きを受けて、2024年初めからの円安トレンドがいったん途切れたとの見方が広がっている。

 

 

 

 

年初からの円安・ドル高をけん引してきたのが日米金利差だった。

早期の米利下げ観測が後退し、日銀は低金利を維持する――。そんな見方から低金利の円を調達して高金利のドルで運用する「円キャリー取引」が活発になっていた。円相場は1月の1ドル=140円台から、7月上旬に一時161円90銭台まで下落していた。

 

ここにきて円キャリー取引を縮小したり、解消したりする動きが広がっているようだ。

背景には、市場参加者の間で日米金融政策の転換点と金利差の縮小への意識が強まっていることがある。7月30〜31日に米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀の金融政策決定会合を控えている。

 

米連邦準備理事会(FRB)については9月にも利下げに動くとの予想が高まっている。

6〜7月に公表の経済指標からはインフレ鈍化と米経済の成長減速、労働市場の需給軟化が明らかになっているからだ。

 

米金利先物の値動きから金融政策の先行きを予想するフェドウオッチをみると市場は9月に続き、12月の追加利下げ実施も織り込みつつある。

あおぞら銀行の諸我晃チーフ・マーケット・ストラテジストは「7月のFOMCでのサプライズはないだろう」としつつ「FRBのパウエル議長がインフレや雇用情勢の悪化に言及し、9月利下げへの前向き感を確認できるかが注目点となりそうだ」と指摘する。

 

 

 

日銀の金融政策を巡っても、政策金利の引き上げ時期が近づきつつあるとの見方が市場で広がっている。

政府・与党関係者から日銀による金融政策の正常化を容認しているような発言が相次いでいるからだ。

 

前週17日に河野太郎デジタル相が「円は安すぎる」と発言し、日銀へ利上げを求めた。

19日には岸田文雄首相が「金融政策の正常化が経済ステージの移行を後押しする」と強調。22日には自民党の茂木敏充幹事長が「段階的な利上げ」に言及した。

 

30〜31日の金融政策決定会合で日銀が利上げに踏み切るとの予想は3割程度にとどまる。日銀はこの会合で国債の買い入れ減額計画について公表する。

減額と利上げを同時公表することによる予期せぬ市場反応は避けるとの見立てだ。ただ今回の会合で利上げを見送ったとしても、追加利上げ時期は近づいているとの認識を示唆する可能性は指摘されている。

 

政府と日銀が協調して円安是正を進めるのでは――、海外勢の間ではこんな思惑が浮上している。

財務省が不意打ちともいえるタイミングで為替介入を実施したことも大きい。「市場には植田和男総裁が政府・自民党の利上げ要請に応じる可能性があるとの見方もある」(みずほ証券の山本雅文チーフ為替ストラテジスト)。

 

FRBが利下げに踏み切り、日銀が利上げを開始すれば日米金利差の縮小が進み始める。介入への警戒も強い。

米大統領選挙の行方によっては為替が急に動く可能性もあり、円売りを続けるリスクは高まった。環境の変化が円キャリー取引を中心とした「投機的な円売り」の巻き戻しを誘った。

 

こうした巻き戻しはどこまで進むのか。市場では当面、1ドル=150円を超えて円高・ドル安が進むとの見方は少ない。

日銀が仮に30〜31日の決定会合で利上げに踏み切れば、短期的には円高に振れる可能性がある。ただ、ふくおかフィナンシャルグループ(FG)の佐々木融チーフ・ストラテジストは「150円手前あたりで巻き戻しの動きが一巡するのではないか」とみる。

 

その裏にあるのが構造的な円売り圧力だ。財務省が18日発表した貿易統計速報では、季節調整済みの貿易収支が6月も8168億円の赤字に沈んだ。

季調値ベースの貿易赤字は37カ月連続だ。1月に始まった新たな少額投資非課税制度(NISA)も、ドル建て株式などの購入を通じた円売り・ドル買い圧力となっている。

 

ふくおかFGの佐々木氏は「こうしたファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は変わっておらず、徐々に円安方向に振れていく」と指摘。

りそなホールディングスの井口慶一シニアストラテジストは「日銀が年内の利上げに前向きな姿勢を見せなかった場合、158円程度まで円安・ドル高が進む可能性はある」と話す。一方向の円売りは小休止したものの、円安再燃リスクはなお残っている。

(生田弦己、田村峻久、荒川信一)

 

 

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※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

 

 

 

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上野泰也
みずほ証券 チーフマーケットエコノミスト

ひとこと解説

13時頃からドル売り円買いがにわかに強まり155円割れ。一時154.76円前後になった。

12時35分には日本の40年物超長期国債入札の結果が低調だったことが明らかになっており、これが日米金利差縮小の思惑につながった可能性もある。

いずれにせよ、歴史的な高水準まで膨らんだドル買い円売りのポジション(持ち高)を解消する動きが、FRBによる年内複数回利下げ観測の強まり、ドル高円安を批判するトランプ前大統領の発言、円高是正目的で日銀に段階的利上げの情報発信を求めた茂木自民党幹事長発言などをうけて、足元で進んでいると推測される。

また、米大統領選の行方はハリス副大統領への候補者差し替えで見えにくくなった。

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大塚節雄
日本経済新聞社 編集委員・論説委員

ひとこと解説

2022年秋から今年4月ごろまで、1ドル=152円近辺が円相場の「大底」とみられてきました。

22年秋、23年秋ともにその辺りで円は反転したからです。今年4月以降、まさに底が抜けて一時162円近辺まで急落しました。

この過程で円キャリー勢を含め円売りポジションがかなりの規模に膨らんでいたのは事実。

ここに来て米大統領選を巡る不透明感、日本では政治からの異例の利上げ「圧力」もあり、巻き戻しが起きているのでしょう。

ただし、以前の「底」が新しく「天井」に変わるのはよくあること。まだ距離はありますが、円が152円を超えて戻るのにはかなりのパワーが必要かもしれません。

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日経記事2024.07.24より引用

 

 

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土用の丑の日、うなぎ商戦活況 値ごろ商品が人気

2024-07-24 21:29:17 | 観光・旅行・外食・ショッピング


「鰻の成瀬」は1600〜2600円の中価格帯のうな重を販売している(24日、東京都千代田区)

 

 

24日の土用丑(うし)の日を迎え、うなぎ商戦が活況だ。

うなぎ専門店はコストを抑えることで値ごろな価格を実現し、ランチ時には行列ができた。小売り各社は商品の値段の幅を広げて選択肢を増やす。

 

不漁でウナギの取引価格が上がるなか、各社は工夫をこらして消費者の需要を取り込んでいる。

24日正午、うな重を1600〜2600円の中価格帯で販売する「鰻の成瀬 神保町店」(東京・千代田)には10人を超える列ができていた。

 

近隣のオフィスで勤務する会社員の女性(22)は「普段のランチは1000円前後だが、丑の日なので奮発した」と話した。

成瀬は人件費や販管費を抑え、手ごろな価格を実現した。2年でフランチャイズチェーン(FC)の加盟企業は120社となり、228店舗まで急成長した。

 


高級すし店「銀座おのでら」を展開するONODERAフードサービス(東京・千代田)のウナギ専門店「薪焼うなぎ 銀座おのでら本店」では、メニューの最低価格を980円に設定した。昼は「国産うな玉丼」、夜は「同ミニうな丼」を980円で提供する。

価格を抑えるために低コスト運営の仕組みを整えた。ウナギを白焼きの状態で入荷し、店頭では焼きと味付けの2つの作業に集約した。来店客には注文を原則QRコードでしてもらうほか、セルフレジなども導入した。

 

大丸東京店(東京・千代田)では17〜24日まで過去最多となる約70種類のうなぎメニューをそろえたフェアを開いた。

食品スーパーいなげやでは、17〜23日のウナギの店頭価格が前年同期間比4割高の1552円となった。うなぎ商品の中で最も売れる「山田のうなぎ」(2581円)の価格を据え置いて消費者の需要にこたえた。

 

 

 
 
 
 
日経記事2024.07.24より引用
 
 
 
 

トーマス・グラバー 第三章 「世界の大きな謎」フリーメーソン  ユダヤ教とローマ帝国を批判

2024-07-24 20:41:55 | 秘密結社 フリーメーソン、イルミナティ、秘密結社など、

トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」 全民族のための宗教へhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/762d06ea266f2d119a43a44f6d260f30
からの続き

 

 

 

ユダヤ教とローマ帝国を批判

薬草に詳しく、鍼灸、整骨、催眠術などに長けていたイエスは老若男女を問わず病人がいると聞けば、その家を訪問、不治の病と言われていた病人多数を治療完治した。
「奇跡の人」と呼ばれたのはこの頃のことである。

イエスの噂を聞き「弟子にしてください」という若者も多く現れ、後言う間に数百人のイエスグループが形成された。

 

しかし、弟子たちが増えても病人の数は一向に減ることはない。 いや治療地域が拡大されるにしたがって、病人の数も増え、イエスの顔はげっそりと痩せ始めた。 

「これでは自分たちがどんなに努力して治療に専念しても病人が減ることはない」

イエスは、親しい弟子たちに弱音をもらし始めた。 と同時に病人や貧乏人が減らないのは、この世の仕組み、社会が悪いからではないかと思い始めた。

 

ユダヤ教の思いあがった宗教も悪いが、ローマ帝国そのものが間違っているのではないか。 話に聞くとローマ市内では、毎日高価な飲食に舌鼓を打ち、仕事はそっちのけで朝から浴場、闘技場を楽しんでいるという。

それだけ遊ぶ金と暇があるなら、われわれユダヤ人にも少し回すべきではないか。 イエスのローマ批判は、やがてローマにも伝わっていった。 

それと並行してイエスはユダヤ教の改革の必要性も説き、パリサイ派、サドカイ派の首脳部には要注意人物としてマークされ始めた。

 

この時、ユダヤ教の幹部に 「イエスのいう事はもっともだ。 是正すべき点は。この際是正しようと」耳を傾ける人物がいたら、キリスト教の出現はなかったのかもしれない。 残念ながら、そういう人材はいなかったのだ。

 

自分がどんなに努力してみても、この世から貧乏人、病人を一掃することはできない。 この現実には、さすがのイエスも心の大きな落ち込みを隠せなかった。

しかし、ユダや教の思いあがった宗教を改革し、さらにはローマ帝国をも転覆し、ユダヤ人主導の国を創ろう。 イエスの考えはそう定まった。

 

 

 

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21.トーマス・グラバー 第二章 グラバー長崎へ出立 米国宣教師フルベッキhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/177fa0625a70962e35b83f9a60525df6

22.トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」フリーメーソン 関係本は五万冊にも及ぶhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3299805d68ec27e926621579e50172af

23.トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」フリーメーソン スコットランド誕生説https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/194f5922d71fa37432b95db28f4c6ecc

24.トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」米国一ドル札になぜピラミッドhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b8297ea1482fabeeef10ccf0198c2c48

25.トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」 慈善事業へ大貢献https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/93031a0c3fe62f8e64d278135a828f6f

26.トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」 ユダヤ人、ユダヤ教の影響https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4c19eeb1a119891d43f661a484247b82

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 の元祖?
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この本には、歴史的に貴重な写真、図、文献なども数多く掲載されている秀逸な作品ですが、それらをPDF化して皆さんに紹介することもできますが、著者と発行所の『長崎文献社』に敬意を払って、全てを紹介するのは、控えたいと考えております。

 

 

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米労組、ハリス氏支持相次ぐ 自動車関連の支援カギに

2024-07-24 19:07:02 | 米大統領選2024


AFL・CIOの本部(7月23日、ワシントン)

 

【ワシントン=八十島綾平】

11月の米大統領選で民主党の候補者になる見通しのハリス副大統領に、労働組合からの支持表明が相次いでいる。

今後は激戦州と関わりの深い自動車や運送関連の労組から支持が得られるかが焦点になる。

 

23日にハリス氏は、中西部ウィスコンシン州を訪問して演説した。同州は自動車関連や運送関連の産業が多く、激戦州の一つだ。

ハリス氏はバイデン米政権で、労働者の団体交渉力の向上や組合つぶしへの対策を検討するタスクフォースの議長を務めている。

タスクフォースでは「組合員が増えると所得格差が縮まる」と話し、組織化率の回復を訴えていた。

 

 

最大労組連合は早々に支持

米国最大の労組連合、米労働総同盟産別会議(AFL・CIO)は22日にハリス氏の支持を表明した。

AFL・CIOのシューラー会長はハリス氏が労働者の権利保護に取り組んできたとして、大統領選に向けて「労働者の動員を強化する」とした。

 

国際サービス従業員労働組合(SEIU)や米州郡市町村職員連盟(AFSCME)、米教員連盟(AFT)、国際電気工組合(IBEW)などの労組も相次ぎ支持を表明した。

大統領選の動向を占ううえでは、激戦州と関わりが深い鉄鋼や自動車関連の労組の動きが重要になる。このうち全米鉄鋼労働組合(USW)は、22日にハリス氏支持を表明した。

 

日本製鉄によるUSスチール買収計画への反対で知られるUSWのマッコール会長は「ハリス氏は真のパートナーだ」としている。

 

 

自動車関連の労組、激戦州を左右

焦点は自動車・運送関連の組合だ。特にゼネラル・モーターズ(GM)などの従業員が加入する全米自動車労組(UAW)はまだ態度を明確にしていない。

中西部ミシガン州など自動車産業が集まる激戦州の動向を左右する存在だ。

 

UAWはトランプ前大統領と対立しており、ハリス氏を支持する可能性が高い。

ただ米紙ニューヨーク・タイムズによると、アラブ系米国人が組合員にも多いことを踏まえハリス氏の中東政策などを吟味するもようだ。

 

トラック運転手ら約130万人が加入する最大級組合、全米トラック運転手組合(通称チームスターズ)を巡っては、トランプ氏陣営との間で支持獲得の綱引きが起きている。

チームスターズは22日、ハリス氏の考えを聞くため、組合員と対話する会合に同氏を招待したと明らかにした。

 

中産階級への支援や、アマゾン・ドット・コムなど倉庫・配送関連産業への反トラスト法の執行強化などを重視するとしており、詳細を聞いたうえで支持を判断するとみられる。

民主党寄りとされてきたチームスターズだったが、1月には執行部がトランプ氏と面会。7月に入ってから大統領選で「中立」の姿勢を取るとも報じられており、ハリス氏が再び支持を引き寄せられれば大きな追い風になる。

 

 

UAWも内部では民主党支持と共和党支持が拮抗してきた歴史があり、電気自動車(EV)への移行に不満を持つ組合員も多いとされる。

 

「ラストベルト(さびた工業地帯)」の激戦州を制するため、ハリス氏が労働者に響く政策を訴えられるかが大統領選全体に影響しそうだ。

 
 
 
 
米大統領選2024

2024年に実施されるアメリカ大統領選挙に向け、現職のバイデン大統領やトランプ氏などの候補者、各政党がどのような動きをしているかについてのニュースを一覧できます。データや分析に基づいて米国の政治、経済、社会などに走る分断の実相に迫りつつ、大統領選の行方を追いかけます。

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俳優ジョージ・クルーニーさん、ハリス氏支持を表明

2024-07-24 18:37:46 | 米大統領選2024

米俳優ジョージ・クルーニーさん(右)がハリス副大統領(左)を民主党の大統領候補として支持すると表明/Alex Brandon/AP/Angela Weiss/AFP/Getty Images
米俳優ジョージ・クルーニーさん(右)がハリス副大統領(左)を民主党の大統領候補として支持すると表明
/Alex Brandon/AP/Angela Weiss/AFP/Getty Images

 

 

(CNN) 


11月に行われる米大統領選をめぐり、俳優のジョージ・クルーニーさんは23日、民主党のハリス副大統領を支持する考えを明らかにした。

これより前、バイデン大統領は選挙戦から撤退して再選を目指さない考えを明らかにしていた。

 

クルーニーさんは、政界への関与とその活動から、ハリウッドの多くの民主党支持者から、ある種の羅針盤とみなされている。

クルーニーさんは今月始めに米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿し、精彩を欠いた討論会を受けて、バイデン氏に対して選挙戦から撤退するよう求めていた。

 

クルーニーさんの寄稿は、バイデン氏が最終的に撤退を決めた選挙戦にとって、いくつかの分岐点のひとつだった。

クルーニーさんは23日、CNNの取材に対して声明で、「バイデン大統領は真のリーダーシップとは何かを示した。バイデン氏は再び民主主義を救っている。

 

我々はみな、ハリス副大統領の歴史的な探求を支援するため出来る限りのことをするのにとても興奮している」と述べた。

クルーニーさんはタイムズ紙への寄稿の前、バイデン氏とともに行動し、より幅広い献金者や著名人からの支持を獲得するための支援を行っていた。

 

6月の選挙資金集めのための集会にも参加して2800万ドル(約43億円)を集めた。

この金額は民主党にとって単一のイベントで集めたものとしては史上最高額だった。

 

 

CNN記事2024.07.24より引用

 

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民主党のバックである、ロスチャイルド、ユダヤ人、ハリウッドなどエンタメ業界が一丸となって向かってくると、トランプも厳しいですね。

特に、テーラースイフトの参戦を最も恐れているでしょう。

 

 

・ロスチャイルド財閥-127 ハリウッド映画産業とユダヤ人 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fbc7dbe09d945120b4b9ec0070020b69


・ロスチャイルド財閥-126 ハリウッド映画と国際政治 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2bfe66b8031ab320b5c5ad183daa9e2e


・ロスチャイルド財閥-125 サウンド オブ ミュージック https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4247901bb716c22c6e307a39fd959079

 

 

 

・ハリス氏、トランプ氏批判を前面 「検察vs犯罪者」演出
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/86a3fbb0cf1ad410dff538e5bf6c2ffb