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ハリス氏、トランプ氏批判を前面 「検察vs犯罪者」演出

2024-07-24 17:31:59 | 米大統領選2024


ハリス副大統領は党候補者としての指名を固めてから初の選挙演説に臨んだ(中西部ウィスコンシン州)
=ロイター

 

【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)=赤木俊介】

米民主党のハリス副大統領は23日、中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーの集会で、大統領選の党候補指名を固めてから初めての選挙演説に臨んだ。

自身の検察官としてのキャリアを強調し、有罪評決を受けたトランプ前大統領との対決姿勢を前面に打ち出した。

 

 

ハリス氏はサンフランシスコの検察官やカリフォルニア州の司法長官を務めた自身と、不倫の口止め料を巡って5月に有罪評決を受けたトランプ氏の選挙戦を「検察官と犯罪者」の対決として位置付けた。

「消費者をだます詐欺師や己の利益のためにルールを破る者など、これまで(検察官として)あらゆる犯罪者と対峙してきた」「ドナルド・トランプのような人間のことは知り尽くしている」。ハリス氏がこう唱えると、会場は沸き立った。「(トランプ氏を)投獄しろ」と声を上げる支持者もいた。

 

 

トランプ氏の掲げる政策については「トランプ氏は社会保障とメディケア(公的医療保険)を削減するつもりだ」と主張し、「米国は過去にも失敗続きの経済政策を試みてきたが、我々は(これらの政策に)回帰しない」と約束した。

人工妊娠中絶の権利や公的医療保険の拡充、銃規制など、民主党の従来の方針も掲げた。「(強固な)中間層を築き上げることは、大統領として私の最大の目標となる」として、バイデン氏が過去に繰り返し唱えてきた中間層の強化を訴えた。

 

バイデン氏の撤退を巡る民主党内の亀裂懸念を払拭するため、「11月に勝利をつかめるよう、党内をまとめ上げる」とアピールした。1期4年間の後の再選を断念したバイデン氏に対しては「2期務めた多くの大統領を上回る功績を残した」と称賛した。

ハリス氏はカリフォルニア州出身だが、演説をしたウィスコンシン州で幼少期の数年間を過ごした。白人労働者が多い同州は大統領選を左右する激戦州の一つでもある。同州では18日まで共和党の全国大会が開かれていた。

 

 

陣営の関係者によると、集会には3000人以上の米市民らが参加した。参加希望者が当初予定の会場の収容能力を上回り、前日に会場を変更したという。

23日に米メディア記者団の電話インタビューを受けたトランプ氏は、バイデン氏よりもハリス氏の方が 「戦いやすい」と主張した。ハリス氏と「1回ならず討論をするつもりだ」と述べ、複数の討論会を受ける姿勢を示した。次回の討論会は9月10日に米ABCテレビが主催する。

 

 

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

 

 

 

渡部恒雄のアバター
渡部恒雄
笹川平和財団 上席フェロー
分析・考察

カマラ・ハリス氏の政策をみていく上でのポイントは、左派と中道に割れている民主党をまとめる必要があり、左派の影響力が継続する点だと思います。

民主党左派は、これまで支持してきたバイデン政権の政策を引き継ぐと見込まれるハリス氏への支持を表明しています。

以下のリンクのように左派のエリザベス・ウォレン上院議員やオカシオコルテス下院議員は、ハリス支持を明確にしました。

左派の支持は民主党党内をまとめる上で重要ですが、共和党からの攻撃ポイントにもなります。

すでにトランプ陣営は、ハリス氏の国境対策の「失策」を責めていますが、バイデン政権は左派に遠慮して、一貫した国境管理ができなかったという経緯もあります。

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上野泰也のアバター
上野泰也
みずほ証券 チーフマーケットエコノミスト
ひとこと解説

ハリス氏は副大統領としてはさしたる実績がなく、トランプ氏から移民・国境管理問題で「恐ろしく無能」とSNSで批判されている。

だが、検察官や州司法長官としてハリス氏は実績を挙げており、この点はトランプ氏に対する「攻め手」になる。

「検察官vs犯罪者」の構図を前面に出すことによって、無党派層の支持を自らにひきつけることが可能だろう。

あわせて注目されるのが、人気歌手テイラー・スウィフト氏の動向。今回の大統領選では立場を明らかにしていないが、20年の大統領選では「バイデン・ハリス2020」の文字入りの青い手作り風クッキーの写真とともに、「テレビの前で叫びながらハリス氏を応援する」と投稿した(毎日新聞)。

 

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米大統領選2024

2024年に実施されるアメリカ大統領選挙に向け、現職のバイデン大統領やトランプ氏などの候補者、各政党がどのような動きをしているかについてのニュースを一覧できます。

データや分析に基づいて米国の政治、経済、社会などに走る分断の実相に迫りつつ、大統領選の行方を追いかけます。

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2024.07.24より引用

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ポピュリズムに汚染されたアメリカ社会、特に若者文化は、バカッターやプロレスのマイクパフォーマンスを求めている。


今回、そういう能力がゼロかと思った、ハリスがトランプ相手にやっているのを見て見直した。

 

弁護士の、ヒラリー、バイデン、ハリスでは、トランプのように汚い言葉を言えない。

 

副大統領に、プロレスのマイクパフォーマンスができる男を任命し、テイラースイフトに民主党を支持していると公言させることがでできると、勝ち筋が見えてくると思う。

 

クソのようなアメリカ社会は、どちらが正しいかじゃなく、どちらが面白く、若者や人々を熱狂させるかだ。

 

 

ヒラリーがトイレで席を外すと、トランプは、ウンコに行ったと言った。こういう言葉が言えるかどうかである。

 

 

クソついてに、トイレの名言を一言。

『神(かみ)に見放されし者は、我が手で運(うん)を掴め』

 


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