新選組！！

よかったあ～～・・本当に良かった・・・・












無駄なＣＧが無くて











いや～「義経」最終回で金色の龍が飛んだときは嫌～な予感でいっぱいになりましたが、流石に三谷さん本人に朝日新聞のコラムで「僕のホンにはＣＧはいらない」と言われちゃあ演出も暴走できませんわね（＾０＾）


「土方歳三最後の１日」
きっとこういう結末かな・・？と思ってた通りのあっけない幕切れでした。
仰々しくなく、構えもせず、死に場所を探していた男が生きようとした時に死があっけなく訪れる・・そういう結末。。
フツーの死が歳三に訪れた・・という歴史の中ではホンの１ページどころか１行にも満たない出来事、、、そんな感じ。


ちょっと前宣伝しすぎのわりには１時間半は早かった感じですが、総集編もしっかり観させて頂いてその続きとして見るにはこれでよかったような気もします。
（三谷幸喜氏はあと３０分くらい欲しかったんじゃないでしょうか）

山本副長、少し声のトーンを上げてましたね。
本編の時は低く抑えてたんですが心境の変化を声で表したのかな？

大鳥圭介は敵役になりがちなんですが（そうなんですが）彼もまた理想を追い求めた一人と言うことでくくられています。
相馬主計がどのように描かれるか気になっていたんですが、出番少なかったですね（＾＾；）


それと・・・







市村鉄之助が可愛かった

久々に新選組っ！

今日のパートは早番。
お昼に帰ってTVにスイッチ入れると、「いいとも」に山本耕史君が出ていた。
もうすっかり「恋に落ちたら」の龍太モード。
　
でも私にはまだまだ土方副長なわけで、ああ、魚屋の癖に目が鋭いよう・・副長～などと思っていたら、思いがけない一言が・・・・




「新選組の続編があるんです」







（　゜д゜）　・・・

　　_, ._
（　 ゜д⊂ ゴシゴシ

　　
（　゜д゜）








うっそおおおおおおおおおお～


凄い凄い凄い！！
会津戦争から五稜郭までの土方さん主役のお話をやってくれるのですね？


三谷さん！どあいすき！ありがとう！

お正月に単発で放送されることが決定だそうです。
うわ～正月海外旅行にいけないじゃん
（何故このギリギリで嘘をつく？私・・）


神様・仏様・NHK様！
どんな不祥事があっても私だけは味方です。
受信料もちゃ～んと払っています。
本当にありがとう。
願わくば


つまんないCG は入れないで下さい
お願いします。

新選組！最終回「愛しき友よ」

あ～ついにやってきた・・・・最終回（Ｔ－Ｔ）しくしくしく
近藤勇、板橋で斬首です。しくしくしく

前回の「流山」で官軍に捕まり近藤ではないと言い張るも、
元伊東一派の加納鷲雄に出会ってしまい、
困惑する加納に自ら「お久しぶりです」と近藤である事を告げ、
近藤の堂々とした潔さに深々と礼をする加納。って所で終り。
いや～うまい！
感動～
加納さんから証言すると非常にばつが悪い幕切れになるし、
これまでの加納さんのキャラ的にもつじつまが合わなくなる。
（結構この辺を大河は無視しがちですよねえ）
ここのくだりをどうするか考えていたんですよ。
だって、はっきりいって客観的にかっこ悪いじゃないですか。
投降したのはいいけど近藤ではないと言い張ったり、挙句に斬首だし。


名作「燃えよ剣」でも近藤さん、このくだりがもの凄くみじめ・・・。
（というか、司馬遼太郎の作品って近藤さんかっこ悪すぎ、まるで土方に操られていたかのよう）

ところが、今回は甲陽鎮部隊の（土方曰く名前が悪い！）
くだりから近藤さんが何故投降したか、
その心の動きをキチンと抑えています。

幕末ものといえば「飛ぶが如く」が記憶に新しいが、
味方が急に敵になったり、何故敵になったかのくだりを台詞一つ、
ナレーション一つで終わらせてしまう乱暴さに訳がわからなくなり、
頭の悪い私にはついていけず、ついに見なくなってしまった経験があります。
（言葉も解り難いし）

それに比べたら、なんと解り易い「新選組！」
最終回は　土方、沖田、斉藤、原田、永倉、緒方、松平容保、そして捨助やお考さんまで、
ちゃんと行く末を描いてくれた。ブラボー
（でもお考さんまで死なせる事ないやん！（Ｔ０Ｔ）
捨助も最期に八墓村か～！無駄に立ち回りがうまいぜ捨助！）

そうなんですよ、歴史なんて所詮人間のやったことの積み重ね、
人を描かないと歴史は流れていきまへん！

今回最終話に向けてのナレーション的役割を、
野田秀樹演じる勝海舟が背負っているが、うま～い！
べらんめえ口調で、勝海舟らしく皮肉を交えて土方に戦い続けろと促す。
（皮肉・ジョークモードと本気モードがちゃんと伝わる。惚れ惚れ）

西郷は「近藤に幕府への恨みを背負ってもらう」と言う、
近藤と土方は旧体制の意地の象徴ともなる。
そして土方亡き後は西郷どんが士族の意地の象徴に・・・歴史って皮肉・・・

とりとめなく書いてしまいましたが
総集編も12/26にありますし、きっと土方歳三のその後、函館戦争までもやってくれると信じています。
っていうか、やってくださ～い！

やってね

新選組！「再会」もうすぐ終わるのね（；－；）

あ～土方さんがついに洋装に・・・・
確かに違和感あるわ～（＾０＾）
現存するお写真が洋装なのでさぞや・・・と思いきや、山本歳三的には髷姿の方がお似合いな気がしました。（慣れの問題？）
てことは、山本歳三に似ていると評判の本物歳様も、髷姿はさらにかっこよかったのでは？

本題の「新選組！」本編ですが、野田秀樹演じる勝海舟の見せ場です。
前回の「東へ」でも勝海舟の皮肉屋っぷりを見事に演じきっていましたが、
今回もまあ見事と言うしかなくて・・・・・拍手！

特に脇役のキャスティングが見事だった「新選組！」なんですが、
勝海舟と岩倉具視と徳川慶喜は三谷氏の歴史観における私情挟みまくりで
(特に慶喜は初登場当初、何故この人を徳川慶喜に？と考えれば考えるほど、後の史実を思うにつけ笑いが止まらなかったものです。ゴメン今井朋彦さん）

またまた本編に戻って、
甲陽鎮部隊となってあえて幕府の捨て駒となる近藤ですが、永倉新八や原田左之助は会津へ向い、近藤らと袂を分かちます。
が、
ここで燃えたのがなんと沈黙の男

斉藤一

誠の旗を持ち出して「俺はたった一人になってもこの旗を守る！」

すんません、
オバちゃん泣きましたわ。
「泣かせよう」って演出のものには泣かないんですけどね、
ここはフェイント、来るとしたら島田魁と思ってましたから。
斉藤一とは・・・・・涙・・・・・
あ～あと二回なのね・・・

さよなら源さん

今日の「新選組！」
ついに井上源三郎が鳥羽伏見の戦いで討ち死にする所まで来てしまいました。
ああ、もうすぐああなってこうなって終わりなんだなあ、とシミジミしてしまいます。
あのシーンを見るまでは・・・・・・

戦場で逃げ遅れた周平をかばって官軍に立ち向かう源さん！
超スローで向かってくる弾丸の筋、その弾丸を剣ではらいのける源さん・・・・・・って


マトリックスか！

げ、源さんのイメージに合わない

くっそおおお～ＮＨＫめ～
またしても肝のところでしょーもないＣＧを・・・・・・

せっかくの皆さんの演技が台無しやんか～
土方や斉藤や島田や皆の悲しみの演技が～

小林隆さんの源さんは良かったです。
かなりはまってました。
こんなに源さんっぽい顔をした人がいるのかと（笑）
しかし小林源さん、脱ぐとどの隊士より凄いんです



追記
大河ドラマ新選組！ホームページ内源さんへのオマージュに、ＣＧの演出の意図が書かれています。

私のような拒否反応（＾＾；）を示す者の事も計算済みだそうで、、、、
演出はいいんです。百歩譲って。
例えば刀で一発だけピシッと弾丸を受け止めるだけで良かったような・・・・
ＣＧが下手すぎ、というのが一番のネックなんです、はい。

今日の最高シーン
局長も土方も斉藤も島田も沖田も良かったんだけど、
あえて、中村有志演じる岩倉卿の
部屋に飾ろうと思って作った（絶対嘘やろ）菊の御紋の旗を持ち、


「あ、これ使お」


つぼや～（＾▽＾；）中村有志最高！
来週から勝海舟（野田秀樹）も絡んで、た、楽しみだわ～！

平助ついに！！

はあああああ～
ついに平助まで・・・・
史実で知っているとはいえ辛いッす。
平助のベストのシーンは弱くて隙だらけの周平を殴る沖田総司に
世の中あなたみたいな（デキル）人ばかりじゃないんですよ！
という、我々凡人を代表する名台詞をはいたシーン
芹澤一派の野口と仲良くパシリをするシーン
もちろん、池田屋の殺陣も実は誰よりもピカイチ巧かった事は言うまでもなし。
(流石は勘九郎ジュニア）

実は藤堂平助は沖田より年下で（なんと斉藤一も！）
これまで結構おっさんが演じる事が多かったのですが
今回は実像に近い（？）藤堂平助で癒し系というか・・・・良かったと思います。
藤原竜也の美青年沖田とセットの役回りでしたが、実際は藤堂美青年説が有力で、沖田は色黒で背が高くて頬骨が出ていて目が細くて離れていてって　　　
誰かに似てないですか？
それって中村勘太郎さんですやん！

てことは・・・

ビジュアル的には沖田と平助が入れ替わった方が史実に近い？？？

そして今回はもう一方、谷原伊東甲子太郎も今日で終わりです（T-T)
良かったなあ・・・
斬られた後、「何で？」っていう表情から己の過信をわずかに悔いて、一人納得して死んでいくまでのちょっとの間の表情の移り変わり

何だかね～山南さんが死んで悲しみに暮れる近藤土方に、
「一句詠みました」
なんて言ってくる間の悪さ
最期までそんな運のなさみたいなものがついて回る伊東甲子太郎。

史実では文武両道に秀でた優れものの誉れ高く、ドラマではかなり悪役なのですが、
現実はかなりの青い理想主義者だったのではないでしょうか（大開国論って・・ねえ）

近藤たちとは違って羽振りのいい道場主だったにもかかわらず、
わざわざ新選組なんかに入ってしまうあたり、
お勉強はできても時勢に乗り切れなかった勘の悪さといい、
自身で近藤暗殺を計画しておきながら手薄な警備といい、
脇が甘いというか、詰めが甘いというか、
策士で曲者を装っても薩長の本物の曲者どもには足元にも及ばないというか、
本当に哀れな伊東甲子太郎でした。
谷原章介さん　　素晴らしかった

中村有志の岩倉具視！

昨日のお昼、ＮＨＫのスタジオパークに中村有志氏が出演。すかさず観ました。
中村有志氏は現在「新選組！」で岩倉具視役で出演中。
最初見たときは

誰？

って思いました。
だって顔の形が全く違うんですもの。
岩倉候といえばかつての500円札。
う～ん私より年上の人じゃないと覚えてないだろーなあ。
中村氏いわく
「いっつも口をムッとさせてるんですよ」
と、への字に口を曲げて見せて初めて
あ、この人だったんだ！
もう、岩倉具視そっくり！！

顔も似てるし、きっとこんな奴だったんだろうなあ・・・と言う台詞と演技。
「うさんくさいなあ～」
あんただよあんた！うさんくさいのは！！

今回の新選組！（キャラ化された試衛館メンバーは別にして）で性格も含めて「実像に近いに違いないＮＯ.1」ですね。
ＮＯ.2はう～ん伊東甲子太郎（谷原章介）ですね。
谷原章介さんを役者さんとして見直しました。

で、中村有志さんに話を戻しますと、
やっぱりラジカルガシベリビンバシステム（あってる？）
ですね。
シティボーイズ＋いとうせいこう＋中村有志＋竹中直人
今考えると凄いラインナップだ。

これから中村岩倉具視に注目です！！
（何でも竜馬暗殺を企てるみたいですぜ～）

さよなら河合耆三郎

大倉孝二さん演じる、新選組勘定方　河合耆三郎（かわいぎさぶろう）が切腹になってしまいました
新選組の割には剣が弱くて癒しキャラだったのですが、ついにお別れです。
山南切腹から転がり落ちるように隊士を次々粛清していく事になるのですが、
しかし今回の展開はちょっと可哀相過ぎるような

しかも介錯をしくじられるし・・・（Ｔ－Ｔ）
たしか「燃えよ剣」でも介錯をしくじる件があったと記憶していますが、
介錯はやはり使い手じゃないと駄目って事ですね。

淡々と描かれると余計悲しさは強くなります。

新選組！

堺山南氏が切腹してから悲劇の一途かと思いきや、軽いのりはそのまんまでした。
こういう軽さが嫌な人もいるみたいですが、悲劇を悲しく泣かせるように描いたところでドウよ？って思うのです。
今回藤堂平助が面白キャラで描かれていますが、彼も間もなく悲劇的な最期を迎えるわけで、コミカルに立ち回れば立ち回るほど観ている方は切なくなるのです。

三谷幸喜氏のこういう手法は好きなのですが、日本人の最大公約数が観るＮＨＫ大河にはどうなのでしょうか？やはり合ってないのかな？

なんてったって今は冬ソナでセカチューですから、ニュアンスは受け付けないわけですよ。

面白いのになあ。
山南敬助や芹澤鴨をあんなに丹念に描いたのはこの「新選組！」が初めてですもん。
応援してますよ！