獏の食わず嫌い

プロ野球を好きになってほんの45年です。阪神のせいでネガティブ根性が骨まで染み付いております。

球春に備えて・・・虎を鑑賞して来ました。映画「ライフ・オブ・パイ」【ネタばれ注意】

2013-01-29 15:07:33 | 日記
例によってこれから見る人は内容に触れていますのでご注意を・・・


まあ~~~~ようでけた虎でした。


「虎を観に行こう」
と、夫が言いました。
夫と一緒に行くとシニア割引がついて来るので「ライフ・オブ・パイ」を鑑賞に行って参りました。




実は手の手術後なが~~~~~いお休みを頂いてたんですが、早々遊んでいられないので新しいパートに出ております。
寒いし休みは前職より少ないし、この歳で新しい事に慣れるのに一苦労・・・・で早くも疲れが出てきました。

だからゆっくりしたかったんですが、精神的に煮詰まっていたので夫と出かける事にしました。

単純に動物と少年のアドベンチャーだと思ってたんで頭が休まるかと思ったんですが、見終わってから



ずうううううう~~~~~~~~っと考え込まさせられる羽目になりましたヽ(;´Д‘)ノヽ(;´Д‘)ノヽ(;´Д‘)ノ


アドベンチャーのハラハラドキドキを味わいに行ったら足元すくわれます。
動物と少年の愛と感動を味わいに行ったらもっとすくわれます。
美しい映像を鑑賞に行ったら余計なモヤモヤを背負いこんでしまいます。



つまり、そう言う映画です(´・ω・‘)わかります?
「虎食べられちゃうから行かない」って言う人が複数周りにいたので、そこだけココだけの話をしますと

虎も少年も助かりますヽ(^。^)ノ
ご安心を(^-^)


物語は頭が良くてベジタリアンで泳ぎが達者な少年が、親が経営する動物園が母国インドでは立ち行かなくなったのでカナダに動物ごと移住しようとするのですが、動物と家族が乗った船は嵐で沈んでしまい少年の漂流生活が始まるというストーリーなのですが、

少年は幼い頃から宗教を研究していて複数の宗教を渡り神様について考え続けます。
パイと言うのは自分でつけた渾名で、本名が「おしっこ」を表す言葉なので、略してパイと呼ばせるために円周率を黒板に延々書き連ね力技で「パイ」と言う名前を誇示して見せます。
そして虎が動物園にやって来て、餌をあげて友達になろうとするのですが、父親に「虎は虎だ!動物と友達にはなれない!」と目の前で子ヤギを餌に与えて虎の恐ろしさを教えます。




・・・・と、こう言う少年の生い立ちの下りが延々続きます。正直長いです(苦笑)


ですが、何故少年がサバイバル生活を生き残れたのかと言う理由づけをするには、どれも大事なエピソードだったなあ…と後になって気付くのです。


少年が救命ボートに乗った時、他にも色んな動物が乗りこんできます。
そして激しい生存競争を繰り広げて少年と虎が生き残り、少年は決して虎に対して「友達になろう」とは思わず、実にクールに建設的にサーカスで行われる訓練を丹念に繰り返して(船酔いと自分の吹く笛の音を関連付けて恐怖感を与えるとか)船上での主導権を握ろうとします。

私は予告で見た印象だと、「動物と少年の涙の友情」が繰り広げられるのかと思っていたので、こう言うクールな行動の積み重ねで生き残って行く下りが気に行ってしまいました。

そして食料は無くなり、何だか夢なんだか現実なんだかわからない事が起こるのですが・・・・・・・・







最後の最後に




無茶苦茶な問題を残して話は終わってしまいます。
ホンマに無茶苦茶です。




休息を求めて鑑賞した映画ですが、いまだに色々モヤモヤ考えてしまいます(^_^;)
映画的にはこれで成功なんでしょうね。
あ~面白かった~~って言うんじゃなくて・・・・・


虎には「リチャード・パーカー」という名前がつけられていて、全編フルネームで呼ばれます。
これにも色んな解釈がされていて、名前ググって「やっぱり虎食われるんやん」って思ってる人も多いかと思うんですが、もっと複雑な展開です。




この少年は必死に冷静に生きようとします。
ベジタリアンの少年は感謝しながら魚を叩きます。
「ごめんなさい」と泣きながら。
雨に感謝します。

そして、救命ボートに積まれていたサバイバルブックに書かれていた事を丹念に実行して行きます。
重要なのは生きがいを見つける事、毎日決められた仕事をする事、決して諦めない事。

少年は何故生き残れたのか・・・
虎は少年にとって必要だったのか・・・?

私は虎は必要だったと考えます。
虎によって227日間の少年の生活は緊張感が保たれ、何よりも救命ボートで生き残ると言う同じ目的を持った生命の存在が彼にとって必要不可欠だったと思うのです。
虎との緊張関係が保たれたのはお父さんの「虎とは友達になれない」と言う教えがあり、虎を調教すると言う行動と思考が彼を生き残らせる原動力になった。
だから・・・・だから・・・・・彼が生き残っていると言う事は・・・・・・・・・

↓以下反転注意



虎はいたんやで(´・ω・‘)←あ、言っちゃった・・・・・・・・・・
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松井秀喜の引退に思う

2013-01-05 00:20:55 | 野球

きまっし(いらっしゃ~い)「松井秀喜ベースボールミュージアム」

2012年は大物選手の引退ラッシュの年でした。
それだけ今の30代後半から40代にかけて素晴らしい選手が多かったとも言えます。

その大トリを飾ったのが大物中の大物、松井秀喜でした。

松井秀喜と言う選手には阪神ファンも特別な思いがある人も多いのではないでしょうか。

転勤で松井がメジャーに行く直前北陸地方に住んでいた時、毎年毎年マメに地元に帰って来てマメに地元の小中学校を回って貢献する松井に感心しました。
押しも押されぬ巨人の4番であり、大スターだった松井が地元のローカル番組に毎年出演し、毎年カニを食べたり温泉に入ったり子どもたち(くっそ寒い中)野球をしたり。

これが本当のプロなんだと思いました。
決して巨人ファンでは無かった私ですが(当たり前なんだけど)、松井秀喜は別格でした。(でもミュージアムは言った事ないけど^^;)


そよともしない小さいテイクバックは殆ど物理的な反動無し、そこから唸りを上げると言う言葉に相応しい竜巻の様なスイング。
物理的な反動を一切つけずに自分の筋力だけで作り上げるバットの風は日本海に吹き荒れる暴風そのもの。

こんな人間離れしたスイングを長年していたら軸足が悲鳴を上げるのも無理はないでしょう。


巨人時代の松井秀喜の特大ホームラン集



松井と言えば故ナンシー関のコラムでこう書かれていたのを思い出します。

「松井は、人生のどこかに空白の年月があるに違いない。その空白の何年か、松井は遠洋漁業のマグロ船に乗っていたのではないかと思う。」

高校生離れした松井の容姿と実力について書かれていたのですが、野球通だったナンシー関氏の最大の賛辞だったんじゃないかと思っています。


因みに私は宇宙人に連れ去られていた節を取っているのですが(^_^;)






阪神ファンの私ですが、松井の引退会見をテレビで見ていたら、不覚にも涙がじわーっと滲んでしまいました。

松井選手、お疲れ様。
本当にお疲れ様。
加賀の温泉郷でゆっくりして下さい。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謹賀新年でございます。

2013-01-01 01:48:23 | しゃもじ元会長の野球日記


明けましておめでとうございます(^◇^)
旧年中は当ブログをご贔屓にして下さいましてありがとうございます(⌒▽⌒)

去年一年、個人的にかなり色んなことがありました。

今岡さんと同じバネ指の手術を受けて、それが原因で仕事を辞めるハメになり、時を同じくして今岡さんも引退するとか(^_^;)。

その今岡さんとも年末サイン会で会えましたし


(アングルに悪意はありません。)

仕事を辞めてリハビリしたり遊んだり遊んだり求職活動したり、家事労働に専念して家族とユックリ向き合ったりしました。
色んな事が見えてきてすごくためになった一年になりました。
今年は去年やった事が これで良かったんだ と思える一年にしたいです。


コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする