名作アニメ実写化シリーズ第二弾(シリーズ化するなっツーの)
感想はただ一言。
伊勢谷友介の力石を見るだけでも価値がある映画です。
m9 (`・∀・´) シャキーン
ヤマトを見に行った時に予告を見て、リングにゆらりと立つ伊勢谷力石の迫力が忘れられず、伊勢谷友介なら間違いはないだろうと思ってレディスデーに観に行きました。(定価じゃないのか)
いや~~~ヤマトで実写版を見る心構えを予習しておいて良かったですよ。
見るハードルを力石以外はぐぐっと下げました。
制作側もそれをわかっているのか、ジョーと力石の対決だけにグググッとエピソードを凝縮し、他はバッサリと切ってしまったのが良かったです。
怪獣映画で怪獣の所だけ抜いて見せた様なそんな構成でしたね。
酷評している人はだいたいが山Pジョーの演技力への評価ですが、
私は全然大丈夫でしたね(°∀°)b
だいたい原作漫画自体が力石のキャラが強過ぎてジョーが薄まってしまう時もあったと思うのですが、山Pのジョーは無色透明、
大喜びで丹下段平をやり過ぎる香川とか、ちょっととうが立ち過ぎたお嬢様香里奈とか、
全てを吸収して映画をバラバラにしない繋ぎの主役だと思いました。
だから単体で見ると「下手かな?」と思う事もあるんですが、下手さが悪目立ちする事も無く、全体の配色のバランスをしっかりと保っていました。
なんせ、力石の漆黒のコントラストが強過ぎて、山Pみたいな子じゃなかったらバランスが崩れてしまったかもしれないな・・とも思いますしね(°∀°)b。
ではチェックポイントを箇条書きしてみましょう。
ネタばれなので要注意。
1.凄過ぎる力石の肉体
減量シーンは「CGじゃね?」って思ってしまうくらいなんですが、本当に恐ろしい減量を実行したそうです。
有名な水を求めて徘徊するシーンはホラー映画ですよ全く・・・(^^ゞ
そして、リングに上がった時の筋肉と来たら・・°・:,。★( =´∀`=)★,。・:・°
私は本来筋肉男は好きじゃないのですが(夫を知ってる人はわかると思いますが)、それでもあの筋肉は「つけた筋肉」じゃないのでワンダフルです。
徹子の部屋で徹子が触ってましたが、本当に何と言う羨ましい事を・・・・ww
2.そこそこ頑張っていた山Pジョー
いや、結構頑張ってたと思いますよ。
力石とのコントラストって意味では良い配役だったと思います。
ただ、力石がいなくなると急に山Pも輝きを失うんですよ。
(下手だから・・とか見も蓋も無い事は言わない)
やっぱりこの映画は力石の映画なのだと思い知ります。
3.何も演技してない香川照之段平
ヤマトを観た方なら冒頭シーンで大喜びで古代守をやり切って散った堤真一を覚えておられると思うのですが、
香川は最初から最後まで嬉々としていました。ww
見ていて「あ、コヤツは演技してねーな・・」と思ったのですが、パンフレット見るとやっぱり演じてないと告白してますがな(笑)
本人は相当なボクシングマニアだそうで、ボクシングを語る台詞にガッツリリアル感があります。そらそうよww
そして、この映画の中で段平がサンドバックを叩くシーンがあるのですが、
一番上手いです(笑)
しかも悲しんで打ってる筈なのに喜びが伝わって来るし(苦笑)
映画中何度も「香川いい加減にしろよwww!」と突っ込みが入ります(笑)
4.子役が可愛い。
孤児たちが出て来るのですが、可愛くて抱きしめたくなります。
5.ま、いいんじゃね?香里奈お嬢様
葉子お嬢様はもっと清楚な人が良い・・との評価もありますが、私はあれもアリですね。
香里奈と言う人は「しゃべれどもしゃべれども」で良かったので女優さんとして評価しています。
良い役に当たればいいんですけどねえ・・・。
5.何と言っても伊勢谷友介
キャシャーンの悪夢から7年 。・゜・(ノ∀‘)・゜・。
よくぞここまで・・と涙します。(余計な御世話だ)
とにかく出てきたら目が釘付けになります。
ジョーと試合をする事になり、激しい減量を実行し、残酷な結末へのカウントダウンが始まると、葉子お嬢様と一緒に彼を止めたくなります。
死なないで
生きて欲しいよ(´・ω・‘)
本気でそう思ってしまいました。
結論は良かったです。
力石に全てのエネルギーを凝縮したと言う所が良い結果を生んでいます。
本当に素敵でした。
力石が死んだ途端に映画のグレードが落ちた様な・・・・気がしたのは勘違いではないかもしれない・・・(^^;