怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

野菜保存食作り

2016年08月22日 | カテゴリー分けするのに飽き
ブログ記事を仕上げたところで、義母が台所から私を呼んだ。
「りぃーすぅ!時間あるぅ?ちょっと来なさいっ」
庭の野菜や果物の収穫時期だものね。リスの手も借りたいんだろう。さっさとPCを閉じて階下に急いだ。
太いサヤインゲンがたくさん採れた。
 
端っこを切り落として小さく切る作業だ。
義父はずっとたらたらと文句を言いながら手を動かしていた。男性は単純作業に耐えられないことが多いと読んだり観察したりしている。
無償の家事労働だとなおさらだろうなぁ。嫌なら義母と二人でやるからちょっと黙っていてよぉ。
 
かために湯がいて、袋にいれ、冷凍保存だ。
茹でるのに使うのはあちこちがはがれてきている古いホーロー鍋だ。
薄い色と濃い緑の二種類のサヤインゲン。
 
バタバタと仕事していたら、すでに昼食の時間になった。
昨日の残り物を温め、庭のきゅうりとトマトでさっとサラダを作った。

少し前から私がサラダに油を入れないようにしていたら、義父もそれが食べ易いことに気づいたようだ。
今日もそうしたら義父が食べ終わるなり、言った。
「今日のサラダは油が少なくてとても旨かった」
義母はすぐさま反論した。
「油は消化を助けます」
とかなんとか言っていたような。
「ヒトには油分を摂取する必要があります」と言う事もある。
多くの食材にはすでに油分が含まれていて、それで充分、という説もあるといつも反論してみたかった。
義父が油なしサラダを絶賛してくれたおかげで、私が義母に対抗する必要がなくなった。
うほほっ
たまには義父も役立つことがあるものだ!

職場の人間関係

2016年08月22日 | カテゴリー分けするのに飽き
誕生日会と思って行ったのだけれど、どちらかというと彼女の職場の仲間のおしゃべり会だった。
女が集まればおしゃべりが目的なのは当然だろう。
洋の東西、北半球と南半球、どこでも女はしゃべりたがるのは同じ。

左端のラップに包まれたものは私が持参したおにぎり。
あらゆる機会を狙っておにぎり普及をたくらんでいる私だ。お金と手間をかけたくないので、最近は塩むすびに凝っている。
おにぎりを知っているドイツ人・在住外国人の数人から「この中に何か入っているのでしょう」と尋ねられた。
意外と普及しているものだ、と驚かされる。
「残念ながら予算の関係上、なーんにも入っていません!」
と答えている。
この塩むすびもかなり好評だ。今回もみんなの手がどんどんおにぎりを掴んでいくので、足りなかったか、と心配するほどだった。

さて、下は招いた彼女が作った、パン生地を伸ばしてチーズやひき肉を巻いて焼いたもの。
ちょいと塩加減が強いかな、わたしの塩むすびの味があっさりしすぎていたので心配になったくらいだ。

これは彼女の姉が焼いたケーキ。はちみつ何とかケーキ、と言っていた。記事にするのならもっとちゃんと聞いておかなくては!?
上に塗られたジャムとチョコレートの組み合わせがとてもおいしかった。

一人帰ってしまった後に、記念撮影。

様々な国籍の女性たちだったが、共通語はドイツ語だ。
ハンガリー出身のJ子さんはほとんど母語アクセントのないドイツ語だった。
ロシア人のJ子(同じ名前じゃあないのだが綴りの初めが同じ)さんはロシア人にありがちなRの巻き舌の強い発音のドイツ語だった。
みな、ドイツで販売の仕事をして長い。
職場の上司への不満、知識ばかりひけらかして仕事ができない同僚のこと、商品管理の難しさ、休憩無しで8時間連続勤務が続いて具合が悪くなり休む人続出なこと、以前の仕事場の経験談・・・
彼女らが働くこの店はかなり大変なようだ。一般的に日本で知られているドイツの働き方は、労働時間の短さを強調されているだろう。それができるのは、公務員や大企業が中心のようだ。
毎日へとへとになって帰って、子供たちの世話をしているのよ、と子持ちの二人は嘆いていた。

こうした会話を聞き取ることができるのは、体験的に私には二時間が限度だ。
それ以降は、いくら集中しても内容がわからなくなってくるという不思議な現象が起こる。
他の女性たちも、そろそろ家のことが気になり始める時間だった。
うん、家庭を持つ女の集まりはこんな感じかな、なかなかいいぞ。