魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

さてどうするか

2011-04-30 10:40:21 | 日々のこと

あの震災に比べれば・・・と思うと自分の状況などたいしたことがない・・・と思いながら毎日を過ごし、泣きながらも立ち上がってきた。

テレビで被災者の男性の

「もう悲しむ時期は過ぎた。これからは再建していかなければ」

という言葉が。人間は、生きていかねばならないな、どんなにつらくても、と思った。

実はわたしは神戸の震災の被災者です。

あの時、死ななくてもいい人たちが、自然の力によって亡くなった震災のときに、「絶対自分で自分の命を絶つことはやめよう」と決めた。

だから、どんなにつらくても自殺はしない。

毎日「どうしてこんな風になってしまったのだろう。自分はどんな悪いことをしたんだろう。」と考えていた。

ちゃんと見なくて結婚したのは自分。

時間をかけてちゃんと見極めなかったのは自分。

おかしいな、とひっかかった時に、見過ごしたのは自分。

恋に酔っていた自分。

そうでした。

昨日、よしもとばななさんの日記の新刊を読んで、大分冷静になれた。

そのなかに、ある人との関係を切ったことが出てきたのだが、

「関係を続けると一見だれもが平和に見えるけれど、それはほんとうにお互いを生かせるわけではない。だめになった結婚と同じで、すぱっといかないと、人生が終わってしまう」

という文章が。

「人間は、どんなところからでも、心を切り替えて、たったひとりではいあがるしかない」

ともあった。

かなり心が整理できた。

夫は命や子どもに関わる様な暴力をふるうわけではないし、ギャンブルや浮気をするわけではない。

でも、じわじわと、何かをわたしから奪っていく。

激高するとひどい言葉を投げつける。そして土下座して謝る。その繰り返した。そのなかに真心はあるのだろうか?

多分、わたしの前の世代だったら、我慢して夫と生活する道しかなかっただろう。

そして何十年後(何十年後!!!)、若い頃はいろいろあったけど、夫婦でそれなりに2人きりになるのかもしれない。夫の両親がそうだ。

でも、わたしにできるのか?

病気にまでなって、そこまで身を削って、わたしの人生はなんなのだ?

夫を理解し、支え、それがわたしの今の、そしてこれからの人生のすべてなのか?

それでも、いいかもしれない。

離婚はとても消耗するだろう。

気が遠くなる。

このまま、何かが死んでいくのを容認していくのも、楽といえば、楽なのだ。

でも、それでいいのか?

このままある意味死にながら生きるのか、そのなかでも健康を害すリスクを取りながらあがらって生活していくのか、同じ苦労でも、自分のためにする道を選ぶのか。

大きな違いは「希望があるか、ないか」なのだ。

 

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陣痛の時にこう聞かれたら?

2011-04-25 18:00:17 | 夫のこと

経産婦さんに質問。

陣痛で苦しんでいるときに、夫に

「俺の事好き?」

と言われたらどう思いますか?

これ、わたし、出産の時に夫がわたしの腰をさすりながら言ったこと。

さすがに陣痛の合間にキレましたよ。死ぬほど痛くて、口もきけないのに、おれのことすき?

夫は

「こんなに苦しんでも頑張ってくれてるのは、俺の子を産むためなんだ。だから聞きたい、俺のことをどのくらい好きか言って!」

と思ったんでしょうけど。

でもどのくらい自己中心的な性格か分かりませんか?

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リピート

2011-04-25 14:41:14 | 夫のこと

「何でこんなに散らかってるの?」

これが

「今日も暴れたみたいだね」

という言葉に代わったのは二ヶ月前くらいからか。夫が帰宅してリビングをのぞいた時の言葉。もうすぐ2歳の娘がちからしたままになっている。

口喧嘩の時に

「なんで片付けないんだ!いつもおもちゃ散らかってて、一日うちにいてなにしてんだ!」

と言われた。

積み木を何回箱に戻しただろう。そのたびに娘にぶちまけられる。私だって毎日片付けているのだ。

これは

「2歳にも満たない娘がおもちゃを片付けるのはもっと後になってから。今は散らかっていても仕方ないことを理解して欲しい」

と説明した。(事実、昨日、初めて「お片づけゴーゴー!」とけしかけたら娘はおもちゃを片付けた。)

それで夫の文句は一応やむ。でも、また言うのだ。

わたしはまた説明する。何度も片付けていること、でもぶちまけられること、そのうち片付けるようになること・・・。

これが何回も繰り返される。

夫は神経質だ。

それで夜10時を過ぎても洗濯機を回し始めたり、掃除機をかけたりする。

わたしは当然娘を寝かせている。でも音が聞こえてくる、我が家は狭い3LDK。娘は眠りが浅く、一度も朝まで起きずに寝たことがない。

だから「近所迷惑だし、やめて」と頼む。

でもやめない。

ある日「ネットで見たら、10時を過ぎて洗濯や掃除機かけるのは非常識って書いてあった」と言い、やめた。

でも、またやる。怒っても「洗濯機に入れる時に洗剤こぼしちゃったから」と言いつつ、かけているのはリビング。

「こうしたい」と思ったら、やらずにはいられないのだ。

だから、一度やらなくなってもまたやる。これがリピート。

優しく普通に頼んでいても、聞いてくれない。キレないと聞かない。何度言ってもやめない。

自分がやりたいから、それを我慢できない人なのだ。

なんか脳に異常があるのではないか?そう思うようになった。

わたしが「おかしいな?」と思ったのが、買い物のことだ。

お米がなくなってきたから、特売の日に買わないと、と話していた。でも、わたしの実家から送られてきた。

だから「買わなくていいね」と言っていた。

それで、休みの日に夫が買い物に1人で行く、という。「何か買うものある?」と聞くのでないよ、と答えた。

「お米はいいんだよね?」と言うので「送ってきてもらったから大丈夫と言った。

しかし、買い物に行った夫から携帯かかってきた。

「お米いらないんだよね?」

「・・・そんなに買いたかったら買ってきたら?」

「そうじゃない」と言って切れた。

じゃあなんなんだ?

何で何回も聞くんだ?聞いてないのか?なんなんだ?

そういうことが何度もあった。

脳がおかしいんじゃないのか?と思い始めた。

そこで「アスペルガー症候群」ということばを知る。

 

 

 

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