魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

鎌倉殿の13人 ついに頼朝が。

2022-06-30 22:40:00 | 本・映画・テレビのこと
こんばんは。
大姫の最期がずっと心に残っていて。政子の涙と共に。

怖かったですね、丹後局。
自分達とは全く違う世界に生きている人たちの中に入っていって、帝の子を産む。
そんな世界に、あの大姫が入ってやっていけるとは、全く思えません。
自分を「東蝦夷」と呼ぶ丹後局に対して、よく教えを請えたと思います。私だったら泣いちゃうよ…
さすがのちの「尼将軍」だなぁ…
小池栄子さんの肝が座った演技が素晴らしかったです‼️
そして丹後局も。
丹後局を見てると、今話題の京都の花街の件を思い出します。
都は怖いところや…

そうこうしているうちに、ついに頼朝が天命を果たして召されました。
たった2人での道行きの途中で。
「好きな様に生きるぞ」
と笑顔で告げたその後に。
ここまで、異常な運の良さ(エロさ)で武士の頂点まで昇り詰めた頼朝。
お前が憎い…とも頼朝のバカ❗️とも思ったこともあったけど、大泉、ありがとう‼️
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芍薬がうちにある。

2022-06-13 23:04:00 | 日々のこと
立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花

私は、牡丹と百合は知っていましたが、芍薬という花を見たというか、認識したのは、西村しのぶさんの漫画「Voice」に掲載されている「普通の恋ってやつ」という短編でした。
友達のパトロンを探す女子大生が、会社役員バツイチの彼氏からのプレゼントのリクエストに対して「芍薬の花が欲しい」と答える。
最初のページでその子は花の中に立っている。それが芍薬でした。
なんて華やかなんだろう。
数年後、育児真っ最中の私は、ふと花屋さんで見つけたのが、ピンクの芍薬。
「なんて華やかなんだろう」
幾重にも重なったドレスのような花びら。ふっくらとしたフォルム。
流石「立てばシャクヤク」と言われることはあるな…とつくづく感じ入った次第です。
少し迷ってその芍薬を二輪、うちに連れて帰りました。
その時、お花を買うという心の余裕を取り戻した気がします。
そして、今年も芍薬の季節。
芍薬が入るのは本当に短い期間です。
運良く手に入った芍薬。
うちに芍薬がある。
そう思うだけで私の心は華やぎます。




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西村しのぶ「RUSH」〜彼女の告白が私に刺さったわけ

2022-06-08 23:44:00 | 本・映画・テレビのこと
こんばんは☺️
鎌倉殿書かないで何書いてるんだ…と思われるかもしれませんが❗️
八重さんロスでね…😢すみませんね…
小四郎が以前の小四郎の様な目に戻り、憑き物が落ちた感じがして、小栗旬さんすげーなと思いました…

さて、今日西村しのぶさんの「RUSH」を読みました。
長らく飛び飛びで連載されてる笑作品です。(画伯、そういう連載多すぎやで…)(サード・ガールもそう…?)
一緒に育ってきた大学生の百合と秋光、友達のジョーンズ、りっちゃん、ひよことのゆるい神戸ライフなんですが。
今回はジョーンズがポポとユリ(飼い犬のシェルティ)の散歩で出会った新しい想い人。
どうもDV夫と離婚した人らしく、ジョーンズに改まって告白する事があると言う。
ジョーンズに緊張が走るが、その告白とは
「あまりの暴力に、元旦那に頭突きして襖ごと倒した事がある」
って事だった。
「かつてこんな事があった私ですが…」と告白するその女性に、ジョーンズが動じるわけもなく。
いつもの「わははは」みたいな感じで終わった回であったのです。

さて、私はこれをサラッと読んだんですが、なんかあとからじわじわ来まして。
まだ単行本にまとまってないから、前回の記憶があまりなくて、でも布引ハーブ園で楽しく(?)ロープウェイに乗らずハイキングしているふたりのデートのことは憶えているんですが。
とかく秋吉もジョーンズも訳ありな女性を好きになる(そして人妻)事が多くて、この彼女も「ははーん」と思っていたんですけどね。
今思えば「サード・ガール」でビールを切らした事を責められた美也さんが家出したり、「ライン」で彼氏に殴られた頬を隠さずにわざと髪をまとめて晒して歩く女子大生とか、浮気されて離婚したショップ・オーナーとか、まあ言ったらスタイリッシュ・シャレオツ西村しのぶ画伯も割とヘビィなシーンがあったんだなと。
「DVサバイバーが出てきたか、これも時代の流れ…」と感じましたが、人ごとじゃないじゃん‼︎わたしじゃん‼︎
「思わず頭突きして襖ごと倒した」事を恥ずかしそうにちゃんと告白する彼女、いいなぁ。
元旦那とのことなんて、わざわざ言うことないのに。
暴力振るわれて思わず…って正当防衛でもあるのに。
それでも「私は咄嗟にこういうことをしてしまった事がある人間なんです」って告白するのは、多分とても勇気がいることだったと思う。
DVされて、自分もやり返してしまったことって、すごく後悔するし、自分も「そっち側」に渡ってしまった気持ちがして、自分自身に失望する。
DVは、それを受けてこなかった人からしたら非日常だ。嵐の中にいた様なそんな日々から逃げて、やっと日常に帰った時、「もう元の自分には戻れない」と思う。
知ってしまった、「人に手をかける」という一線を超えてしまった。
それはずっと棘の様に心に刺さってる。
そんな中で、好きになれそうな人に出会った。
その人に、言うべきか、言わないべきか。かつて、自分がやられたからとはいえ、相手に暴力を振るってしまったこと。
それをちゃんと伝えてから、始めたい。
彼女はそう思ったんだろうな。
きっとジョーンズに言うのもすごく怖くて、勇気が要っただろうな…
でも、ちゃんと伝えた。
それで受け入れてもらえた。
(ジョーンズも両親の影はないしお兄さんは総会屋みたいだし、百合達のいろいろを見てるしね笑
百合も秋光もジョーンズもりっちゃんもひよこも、両親がいなかったり父親や母親がいなかったりするんだよね。
百合のママの「あんたにおむつ ついてたころがママの幸せ最大だった」っていうページを読んでた頃、自分も同じ様に思う日が来るなんて、思いませんでしたよ…)
サラッと描かれている彼女告白。
だけど、その裏には深い想いがあったんだと思いました。
それが私の心に今も共鳴しています。
私も思えば遠くにきたもんですよ…大人になったなあ…








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