こんばんは
子供が寝たあとのリツコ、フリータイムです
先週は、休みを取って連休にして、首都圏の姉宅に寄せてもらっていました
休みに入る前日、義理実家に行った娘が、鼻をたらして帰ってきて・・・夜、熱出しました
まあ、この感じだったら明日は下がってるかな・・・と思ったのですが、次の日の朝は熱は下がって元気になった娘。
でもやっぱり本調子じゃないみたい・・・でも無理って訳ではないし、上京して遊んで帰ってきたのですが、行った先の姪が熱出しちゃって
姉が「私からうつったんだよ」って言ってくれたんだけど、娘からうつったかな~、ごめんなさい
義理実家、寒すぎるんだよ~あの大雪で寒かった2月も風邪引かせなくてきたのに~
もっと着せておけば良かった・・・とママは反省
まったりとした連休を過ごしたのですが・・・その間、わたしにとってすごいインパクトある出来事が
その長い歴史に幕を下ろす、「笑っていいとも」に、小沢健二さんが16年ぶりに出演
ちょうど、ツアーの実況CDが発売されて、あ~欲しい、でも買いに行く時間がないって思ってたんですが。
観ましたか?みなさん観ましたか?
いいとも観て泣けたのって初めてですわ
今、テレビ観たあとに、夫を買いに走らせた「我ら、時」を聴いてます。
(都内のHMVは売り切れ続出・地方なら大丈夫?と思ったら、最後の一枚だったそうで)
タモリさん、幸せそうだったなあ・・・優しい顔をして、聞き入っていた。
小沢さんは、何曲かメドレーして唄ってくれたんですが、45歳になった小沢さんのアレンジが素晴らしく。
遠くまで旅してきた小沢さんが、タモリさんのために唄ってくれた歌。
そしてYou Tubeで観た、増刊号のCM中の「今夜はブギーバッグ」
若い時の、キラキラしたディスコとは違って、落ち着いたダンスフロアーに流れる曲。
ああ、こんな風に歌えるんだ、歌えるようになったんだ、と。
そして帰宅して、「我ら、時」を通勤の車の中で聴いた朝。
わたしが地方の高校生をしていて、ちょっと都会の大学に行って、東京に仕事で出てきた時の会社の同僚が、小沢さんのCDを貸してくれたのが、はじまりだった。
「LIFE」を聴いて、ええ、これ、すごい良いよ、なに?この人?
それから同僚は全部貸してくれて、フリッパーズから、全部。
それで全部好きになって。その頃はまだ23とかだったから。
でも、小沢さんは程なくして、消えてしまった。何年かに一度出るシングルやアルバムはずっと聴いてたけど。
その時聴いていた時に感じたことと、その朝聴いた時に感じた事が、全然違って。
今も「暗闇の中 挑戦は続」いてるし、「勝つと信じたい」し、まああんまり「オッケーよ」じゃないんだけど「二度と戻らない美しい日にい」て、でも「静かに心は離れて」行ってる。
今も「ほんのちょっと誰かに会いたくなる」し、「こんな恋を知らぬ人は地獄に落ちるでしょ」っていうような恋には落ちて結婚したけど。
40過ぎた今、くっきりと浮かび上がって感じるものがある。
「時は戻らないし、人は去っていく、でも人生は美しい」
それが小沢さんの歌から伝わってくる。こんなにも。
よしもとばななさんが、著作の一貫しているテーマにも通じる気がする。
20年たってから、こんな風に感じられる歌があるだろうか。
まったく違った意味が立ち上がってくる。まるで仕掛けられてるかのように。
アレンジが違うっていうのもあるだろう。アレンジがまた素晴らしいのだ。
「天使たちのシーン」のアレンジなんて、昔はなんか姿勢を正して聴いてるような感じだったんだけど、今は「海に行くつもりじゃなかった」のジャケット写真みたいに、リラックスして浜辺を散歩している人や遊んでる子どもを眺めているような気持ちになる。
今、小沢さんは日本には住んでいなくて、今の日本がこんな風になっているなんて、20年前は全く想像もつかなくて。
でもまた日本に来てくれて、それも「結婚してっていやだよ、何でも買ってあげるけど、結婚はやめときなって、だって僕は死ぬまできっとわがままだから」って唄ってた彼が、結婚して子供もいて。
ちゃんと、年をとって、大人になって、それでまた歌ってくれて。
本当に、感無量でした。
良かった、歳をとって。
また聴けて良かった。
幾つになっても、「我ら、時」なんだ。
車の中で涙がとまらなかった。
誰にでも、本当に特別なアーティストっているんだろうけど、小沢さんはわたしにとって唯一無二の。
ツイッターで、「アルタ前で出待ちしていたら、奥さんと子供とタクシーに乗って行かれた」ってあって、
「ああ、近くの空の下にいたんだ!」
って。
溢れる幸せを祈るよ
って気持ちになりました
あらぶってすみません・・・
若い人は「オザケンって本当にいたんだ・・・」っていう感じみたいですが
聴いた事がないなら、一度聴いてみて欲しいです。
「LIFE」はぜひ。