魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

「我ら、時」

2014-03-25 23:22:47 | 本・映画・テレビのこと

こんばんは

子供が寝たあとのリツコ、フリータイムです

先週は、休みを取って連休にして、首都圏の姉宅に寄せてもらっていました

休みに入る前日、義理実家に行った娘が、鼻をたらして帰ってきて・・・夜、熱出しました

まあ、この感じだったら明日は下がってるかな・・・と思ったのですが、次の日の朝は熱は下がって元気になった娘。

でもやっぱり本調子じゃないみたい・・・でも無理って訳ではないし、上京して遊んで帰ってきたのですが、行った先の姪が熱出しちゃって

姉が「私からうつったんだよ」って言ってくれたんだけど、娘からうつったかな~、ごめんなさい

義理実家、寒すぎるんだよ~あの大雪で寒かった2月も風邪引かせなくてきたのに~

もっと着せておけば良かった・・・とママは反省

まったりとした連休を過ごしたのですが・・・その間、わたしにとってすごいインパクトある出来事が

その長い歴史に幕を下ろす、「笑っていいとも」に、小沢健二さんが16年ぶりに出演

ちょうど、ツアーの実況CDが発売されて、あ~欲しい、でも買いに行く時間がないって思ってたんですが。

観ましたか?みなさん観ましたか?

いいとも観て泣けたのって初めてですわ

今、テレビ観たあとに、夫を買いに走らせた「我ら、時」を聴いてます。

(都内のHMVは売り切れ続出・地方なら大丈夫?と思ったら、最後の一枚だったそうで

タモリさん、幸せそうだったなあ・・・優しい顔をして、聞き入っていた。

小沢さんは、何曲かメドレーして唄ってくれたんですが、45歳になった小沢さんのアレンジが素晴らしく。

遠くまで旅してきた小沢さんが、タモリさんのために唄ってくれた歌。

そしてYou Tubeで観た、増刊号のCM中の「今夜はブギーバッグ」

若い時の、キラキラしたディスコとは違って、落ち着いたダンスフロアーに流れる曲。

ああ、こんな風に歌えるんだ、歌えるようになったんだ、と。

そして帰宅して、「我ら、時」を通勤の車の中で聴いた朝。

わたしが地方の高校生をしていて、ちょっと都会の大学に行って、東京に仕事で出てきた時の会社の同僚が、小沢さんのCDを貸してくれたのが、はじまりだった。

「LIFE」を聴いて、ええ、これ、すごい良いよ、なに?この人?

それから同僚は全部貸してくれて、フリッパーズから、全部。

それで全部好きになって。その頃はまだ23とかだったから。

でも、小沢さんは程なくして、消えてしまった。何年かに一度出るシングルやアルバムはずっと聴いてたけど。

その時聴いていた時に感じたことと、その朝聴いた時に感じた事が、全然違って。

今も「暗闇の中 挑戦は続」いてるし、「勝つと信じたい」し、まああんまり「オッケーよ」じゃないんだけど「二度と戻らない美しい日にい」て、でも「静かに心は離れて」行ってる。

今も「ほんのちょっと誰かに会いたくなる」し、「こんな恋を知らぬ人は地獄に落ちるでしょ」っていうような恋には落ちて結婚したけど。

40過ぎた今、くっきりと浮かび上がって感じるものがある。

「時は戻らないし、人は去っていく、でも人生は美しい」

それが小沢さんの歌から伝わってくる。こんなにも。

よしもとばななさんが、著作の一貫しているテーマにも通じる気がする。

20年たってから、こんな風に感じられる歌があるだろうか。

まったく違った意味が立ち上がってくる。まるで仕掛けられてるかのように。

アレンジが違うっていうのもあるだろう。アレンジがまた素晴らしいのだ。

「天使たちのシーン」のアレンジなんて、昔はなんか姿勢を正して聴いてるような感じだったんだけど、今は「海に行くつもりじゃなかった」のジャケット写真みたいに、リラックスして浜辺を散歩している人や遊んでる子どもを眺めているような気持ちになる。

今、小沢さんは日本には住んでいなくて、今の日本がこんな風になっているなんて、20年前は全く想像もつかなくて。

でもまた日本に来てくれて、それも「結婚してっていやだよ、何でも買ってあげるけど、結婚はやめときなって、だって僕は死ぬまできっとわがままだから」って唄ってた彼が、結婚して子供もいて。

ちゃんと、年をとって、大人になって、それでまた歌ってくれて。

本当に、感無量でした。

良かった、歳をとって。

また聴けて良かった。

幾つになっても、「我ら、時」なんだ。

車の中で涙がとまらなかった。

誰にでも、本当に特別なアーティストっているんだろうけど、小沢さんはわたしにとって唯一無二の。

ツイッターで、「アルタ前で出待ちしていたら、奥さんと子供とタクシーに乗って行かれた」ってあって、

「ああ、近くの空の下にいたんだ!」

って。

溢れる幸せを祈るよ

って気持ちになりました

あらぶってすみません・・・

若い人は「オザケンって本当にいたんだ・・・」っていう感じみたいですが

聴いた事がないなら、一度聴いてみて欲しいです。

「LIFE」はぜひ。

 

 

 

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ソチの冬、のち春。

2014-03-15 11:22:03 | 日々のこと

こんにちは

「ごちそうさん」、泰助が帰ってきて、本当によかった・・・。

それにしても、戦争中も今も、国は助けてはくれないってことがよく分かった今日のごちです。

いまだに13万人の人が避難している状態。健康被害がこれからどんどん出てきたとしても・・・多分水俣みたいな

ことになるんだろうな・・・と予想できますが。

ごちでの戦争中、家を焼かれ、夫や子供を奪われ、こんな悲惨なことが過去にあったのかと信じられないほどの戦争。

それをまた繰り返したい人もいるのか・・・と信じられない思いですが、さて、これから日本はどうなるんでしょうかね。

そして、いきなり着の身着のままで自宅に帰れなくなって、家族もばらばらで、保障もなくて、健康も害して、

福島原発の1.2.3号機は人が近づけない位の放射線量で、汚染水はどんどん漏れてて海に流してて、なんて

3.11が近づいたら急に盛んに報道されていることを見てると、戦争について思ったことと同じ感想しか出てこない。

どうしたらいいんでしょうね?

子供たちのために・・・。

 

今日は卒園式であと少しで娘が帰ってきます・・・年長さんみるだけで、泣いてまうわー

謝恩会で年長さんの先生が

「生まれてきてくれて、ありがとう。みんなに会えて、本当によかった」

とおっしゃってて・・・身内でない方に、そんなふうに言ってもらえて・・・お母さん達のすすり泣き、最高潮でしたわー

卒園、おめでとう・・・。

娘も、どうなることやら、と思った年少さんが終わり、4月からは年中さん

「ねんちゅうさんになるから!」

と最近、お風呂に入るとひとりで身体と髪を洗う娘。まあぬるぬるですが

今年はソチ・オリンピックに影響されて、初スケートに行ったり

400メートルトラック、娘の手を引いて何周したことか・・・5時間ほどリンクにいて、汗だくで帰ってきましたよ

オリンピック、羽生選手の金メダルをはじめ、素晴らしかったですね

でも一番は、真央選手

真央ちゃんが泣くと、みんなが悲しい。真央ちゃんが笑うと、みんなが笑顔になる。

それってスターだよね

この笑顔が見たかった

おばちゃん、見るたびに泣いてまうわー

真央選手のフリーの演技。

「これが浅田真央だ」

私には、23歳の若い人の多くが人生のなかで経験しないであろうものを見て感じてきた人の凄みを感じました。

鬼気迫る青の炎、今までの彼女とは違う、渾身のステップ。彼女はラインを超えた。

あの無邪気な笑顔の女の子が、世界中のライバルと競い、お母様を亡くし、それでも滑り続けてきたこと。
それをどこぞのおっさんにとやかく言われることではない。

私が初めてフィギュアを観て感動したのはカテリナ・ビットの「花はどこへいった」でした。
スケートで、何かを伝えられるんだ、と感動したことを、子供心に憶えてます。
 
トリノで荒川静香さんの「トゥーランドット」は、彼女の悲しみ、喜びすべてがあの滑りに出ていた。
氷の上で跳び、回り、踊る。
 
ほんと、スケートを25年ぶりくらいにやってみて、立って滑るだけでも難しいのに

どれだけの鍛錬が必要なんだろうか。想像もつかないです
素晴らしいものを観せてくれてありがとう

鈴木選手の品の良いスケーティングから、生きる喜びを感じました。

村上選手の若さ、元気さに、希望をもらいました。
 
メダルってなんだろうね?
 
なんか、真央選手のフリーの演技は、そんなことを世界中の人に考えさせたのではないでしょうか。
 
高橋選手の集大成の演技も、心が震えました。
 
もちろん、羽生選手も素晴らしかった。天才、というものを、また目の当たりに出来た幸運。
 
樹選手も力強かった。でも引退されるのかな?ちらっとそんな記事を見たのですが
 
それぞれの国でトップになって、世界のトップを目指して集まってきた選手たち。
 
パラリンピックでも、本当に驚きの活躍を見せてくれていますね
 
本当に、ありがとうございます。
 
私も頑張ろう
 
とりあえず、ある試験に合格、との通知がきました
 
娘が幼稚園に入る前から続けてきた勉強で、仕事をしながら隙間時間を見つけて勉強してきた成果が出て
 
失われた記憶力にびっくりの試験勉強でしたが、なんとか合格でき、アラフォーでも頑張れば出来る
 
そう思って小さな自信になりました。
 
夫が突然働けなくなるかもしれませんし、何があるか分からない今の世の中。
 
自立できるように備えなくっちゃ、という気持ちが強まります。
 
今の仕事は多分続けていても先がない・・・わたしは子供が大きくなったら、もっと働かなくてはいけない。
 
それにはちゃんと資格や経験を積まなきゃならない。
 
先日、夫と私の年収合せても、義妹の年収の方が多いということが判明し
 
夫はこれ以上転職や資格取得をする気はさらさらなく、今いる会社で「もう出世できないだろうから」と。
 
収入を得る手段を考える気もなく。
 
「自分は家事をするから、リツコが頑張って稼いで」
 
という感じです
 
まあいいんですが、頑張りますから、働くの好きだし、いいんですが。
 
自分の肩に、これからの生活レベルの維持がかかっているわけで、直視するのが怖い気もしますが
 
でもやるしかないでしょ
 
Spring is almost here.
 
春は新しくはじめるには良い季節。
 
つらかった冬は、春の喜びを倍にしてくれます。
 
さあ、お迎えだ
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