この本の帯に、各界著名人の絶賛コメントが載っていて、
しかもドイツやアメリカで大ベストセラー、さらに映画化まで
もがされるとなると、期待は膨らむのですが、まあ他人の
評価を絶対視してしまうのは危険なので、ここは冷静に読
みはじめたら、うーん、面白かった。号泣はしませんでした
けど。
舞台設定は、1960年代のドイツ。15歳の少年ミヒャエル
はある病気に罹ってしまい、街中で突然吐いてしまいます。
そんなミヒャエルを助けてくれた女性は、家まで運んでくれて
介抱してくれます。その女性の名はハンナ。
市内の鉄道会社に勤務する、ミヒャエルの21歳年上の36歳。
ミヒャエルは故意に落ちてしまい、ハンナのアパートに通うよ
うになり、ある日は働いてる彼女の姿を見るため、鉄道に乗り
ますが、彼女は目を合わせてくれません。
それどころか、会話の端々で怒ったり、黙ったり、その原因は
ミヒャエルには分かりません。
そして、またいつものように彼女のアパートに行くと、彼女は
いません。ミヒャエルに黙って引っ越してしまったのです。
ミヒャエルはやがて高校を卒業し、大学へ進学。ハンナ以外
の女性とも恋愛するようになります。
あれから数年が過ぎ、ミヒャエルはハンナを思いもよらぬ場所
で見ることになるのですが・・・
はじめは少年が年上の女性に恋する淡い恋愛物語だと思って
いたのですが、読み進めていくうちに、ドイツという国が持つ
忌まわしい過去、悲劇が絡んできて、そしてハンディキャップ
を持つ人間のそれを隠しながら生活する大変さ、知られたくな
いための苦悩などが描かれ、『朗読者』というタイトルの意味が
とても重く感じます。
しかもドイツやアメリカで大ベストセラー、さらに映画化まで
もがされるとなると、期待は膨らむのですが、まあ他人の
評価を絶対視してしまうのは危険なので、ここは冷静に読
みはじめたら、うーん、面白かった。号泣はしませんでした
けど。
舞台設定は、1960年代のドイツ。15歳の少年ミヒャエル
はある病気に罹ってしまい、街中で突然吐いてしまいます。
そんなミヒャエルを助けてくれた女性は、家まで運んでくれて
介抱してくれます。その女性の名はハンナ。
市内の鉄道会社に勤務する、ミヒャエルの21歳年上の36歳。
ミヒャエルは故意に落ちてしまい、ハンナのアパートに通うよ
うになり、ある日は働いてる彼女の姿を見るため、鉄道に乗り
ますが、彼女は目を合わせてくれません。
それどころか、会話の端々で怒ったり、黙ったり、その原因は
ミヒャエルには分かりません。
そして、またいつものように彼女のアパートに行くと、彼女は
いません。ミヒャエルに黙って引っ越してしまったのです。
ミヒャエルはやがて高校を卒業し、大学へ進学。ハンナ以外
の女性とも恋愛するようになります。
あれから数年が過ぎ、ミヒャエルはハンナを思いもよらぬ場所
で見ることになるのですが・・・
はじめは少年が年上の女性に恋する淡い恋愛物語だと思って
いたのですが、読み進めていくうちに、ドイツという国が持つ
忌まわしい過去、悲劇が絡んできて、そしてハンディキャップ
を持つ人間のそれを隠しながら生活する大変さ、知られたくな
いための苦悩などが描かれ、『朗読者』というタイトルの意味が
とても重く感じます。