何も関係ないのですが、名前に敬称をつけないと、なんだか”おさまり”が
悪いみたいなのってありますよね。
その代表例が西郷”さん”と一休”さん”。どうにも呼び捨てだとおかしい
といいますか。
漫画家だと、手塚治虫”先生”って、漫画家でもないのに、つい付けてしまい
ます。作家ですと、池波正太郎”先生”ですね。
そんな”先生”の作品、じつはこれが読むのはじめて。すみません先生。
時代は江戸中期、老中、田沼意次が幕府の政治を主導していた頃。
もう老人ですが凄腕の剣士、秋山小兵衛とその息子、大治郎が、江戸に
はびこる悪を剣で成敗する、といった話。
小兵衛はすでに隠居同然の暮らしをしていて、息子と年齢がほぼ近い、
だいぶ年下の女と同棲なんてしちゃってます。
一方、息子の大治郎は、剣の修行の旅から帰ってきて、江戸に剣術の
道場を開きます。しかし生徒はいません。
そんな道場に、「大垣四郎兵衛」と名乗る男がやって来ます。なんでも、
前に行われた試合を見て、腕を見込んで、”ある仕事”を五十両という
大金で依頼してきたのです。
しかし、その仕事内容は、了解してくれなければ教えられない、と。
その場では返事をせず、父に相談してみることに。
そして、わかってきたことは、どこぞの旗本家の息子と、田沼意次と
”侍女”との間に生まれた娘、三冬との縁談が関わっているようで・・・
この三冬、男勝りの剣術使いで、のちの話にも登場してきます。
といった話の他、短編が7篇あり、武士が刀を”お飾り”くらいにしか
扱わなくなってしまった太平の江戸中期に、剣の達人親子が活躍する、
もうこれは、さっそく第2巻を読みたくなってしまいました。
そして、”先生”といえば料理。彼らの食事風景の描写が素晴らしい。
悪いみたいなのってありますよね。
その代表例が西郷”さん”と一休”さん”。どうにも呼び捨てだとおかしい
といいますか。
漫画家だと、手塚治虫”先生”って、漫画家でもないのに、つい付けてしまい
ます。作家ですと、池波正太郎”先生”ですね。
そんな”先生”の作品、じつはこれが読むのはじめて。すみません先生。
時代は江戸中期、老中、田沼意次が幕府の政治を主導していた頃。
もう老人ですが凄腕の剣士、秋山小兵衛とその息子、大治郎が、江戸に
はびこる悪を剣で成敗する、といった話。
小兵衛はすでに隠居同然の暮らしをしていて、息子と年齢がほぼ近い、
だいぶ年下の女と同棲なんてしちゃってます。
一方、息子の大治郎は、剣の修行の旅から帰ってきて、江戸に剣術の
道場を開きます。しかし生徒はいません。
そんな道場に、「大垣四郎兵衛」と名乗る男がやって来ます。なんでも、
前に行われた試合を見て、腕を見込んで、”ある仕事”を五十両という
大金で依頼してきたのです。
しかし、その仕事内容は、了解してくれなければ教えられない、と。
その場では返事をせず、父に相談してみることに。
そして、わかってきたことは、どこぞの旗本家の息子と、田沼意次と
”侍女”との間に生まれた娘、三冬との縁談が関わっているようで・・・
この三冬、男勝りの剣術使いで、のちの話にも登場してきます。
といった話の他、短編が7篇あり、武士が刀を”お飾り”くらいにしか
扱わなくなってしまった太平の江戸中期に、剣の達人親子が活躍する、
もうこれは、さっそく第2巻を読みたくなってしまいました。
そして、”先生”といえば料理。彼らの食事風景の描写が素晴らしい。