だいぶ前にジョン・ル・カレの他の作品を読んだのですが、
おのれの読解力の無さを棚に上げていうのですがものすごく
読みづらくて、この『寒い国から帰ってきたスパイ』を読み
たかったのですが、どうしても「苦い経験」がよみがえって
きて、なかなか手を出せませんでした。
ですが、さすがにもうそろそろ読解力もついてきただろうと
いうことで、読んでみることに。
主な舞台はドイツのベルリンなのですが、そういえば今の
10代、いや20代もそうですか、「東西ドイツ」という
のは、世界史で習うのでしょうか。
今の地図では東西ドイツの国境は書かれていないとは思い
ますが「ドイツ 国境」でネット検索すれば簡単に知るこ
とができるでしょう。そういえば「ベルリンの壁」とは、
東西ドイツの国境のことだと思っている人が割と多いよう
ですが、「ベルリン市の西ベルリンの国境」が正解。
ベルリンは旧東ドイツの領内にあって、そこに「西ベルリ
ン」というエリアが絶海の孤島のように地図上にポツンと
あったのです。ではそこにどうやって行くかというと西ベ
ルリンに空港があって、空からですね。
まあ、東西分断の象徴ということで国境=ベルリンの壁、
と思っていたとしてもそれは仕方ないかな、と。
さて、この作品は、イギリスの諜報部員リーマスが任務を
失敗してベルリンから帰国、諜報部をクビになり、その後
謎の人物がリーマスに近づいてきて、東側に情報提供をす
る、という逆スパイ的な話と思いきや、東ドイツの諜報部
副長官のムントを追いやるための作戦だった・・・?
と、まあ、これ以上書いてしまうとネタバレになってしま
うので「あとは読んでください」としかいえないのですが、
リーマスがフィードラーという(東の人)に尋問を受ける
シーンがありますが、ここからラストまではしっかりと読
んでいかないと(置いてけぼり)に遭ってしまいますから、
流し読みはイカンですね。
テレビでベルリンの旅番組をちらりと見て、壁が建ってい
た場所に地面にレンガが線状に埋められていて、それがか
つての国境になっているのですが、そのレンガをしばらく
辿っていくとその途中の真上にビルが建っていて、もはや
街の区割り自体が変わっていて、(残さない)というのも
ひとつの平和のかたちなのかなと思いました。
おのれの読解力の無さを棚に上げていうのですがものすごく
読みづらくて、この『寒い国から帰ってきたスパイ』を読み
たかったのですが、どうしても「苦い経験」がよみがえって
きて、なかなか手を出せませんでした。
ですが、さすがにもうそろそろ読解力もついてきただろうと
いうことで、読んでみることに。
主な舞台はドイツのベルリンなのですが、そういえば今の
10代、いや20代もそうですか、「東西ドイツ」という
のは、世界史で習うのでしょうか。
今の地図では東西ドイツの国境は書かれていないとは思い
ますが「ドイツ 国境」でネット検索すれば簡単に知るこ
とができるでしょう。そういえば「ベルリンの壁」とは、
東西ドイツの国境のことだと思っている人が割と多いよう
ですが、「ベルリン市の西ベルリンの国境」が正解。
ベルリンは旧東ドイツの領内にあって、そこに「西ベルリ
ン」というエリアが絶海の孤島のように地図上にポツンと
あったのです。ではそこにどうやって行くかというと西ベ
ルリンに空港があって、空からですね。
まあ、東西分断の象徴ということで国境=ベルリンの壁、
と思っていたとしてもそれは仕方ないかな、と。
さて、この作品は、イギリスの諜報部員リーマスが任務を
失敗してベルリンから帰国、諜報部をクビになり、その後
謎の人物がリーマスに近づいてきて、東側に情報提供をす
る、という逆スパイ的な話と思いきや、東ドイツの諜報部
副長官のムントを追いやるための作戦だった・・・?
と、まあ、これ以上書いてしまうとネタバレになってしま
うので「あとは読んでください」としかいえないのですが、
リーマスがフィードラーという(東の人)に尋問を受ける
シーンがありますが、ここからラストまではしっかりと読
んでいかないと(置いてけぼり)に遭ってしまいますから、
流し読みはイカンですね。
テレビでベルリンの旅番組をちらりと見て、壁が建ってい
た場所に地面にレンガが線状に埋められていて、それがか
つての国境になっているのですが、そのレンガをしばらく
辿っていくとその途中の真上にビルが建っていて、もはや
街の区割り自体が変わっていて、(残さない)というのも
ひとつの平和のかたちなのかなと思いました。