土曜日は博多でパーティがあったので、翌日はその流れでちょっと寄り道して糸島半島を回ってきました。
糸島の先っちょにある「またいちの塩 製塩所」です。こちらは海水から天然の塩を採取する、昔ながらの工法を残した製塩所になります。
やぐらに組んだ枯れ木に海水をかけることで、滴り落ちる海水は途中で水分が蒸発し塩分濃度が濃くなります。これを繰り返すことで段々と塩分が濃くなり、高濃度の塩水が採取できるわけですね。
このような採塩方法は、流下式塩田といって兵庫県の赤穂や徳島県など瀬戸内海沿岸でも以前はよく行われていました。
濃くなった塩水は釜に集められ煮詰められます。こちらでは壱の釜から順番に3つの濃縮過程を経て製塩されるようです。
採れた天然塩を使ったスイーツなどが売店で売られています。
花塩チョコプリン、冬だけ限定のキャラメル入りです450円。
こちらは流木や枯れ枝を使ったオブジェやアスレチック風の遊具なんかが設えてあって家族連れで賑わっていました。
でも、糸島半島の先っぽなんでちょっと遠いんですよね。製塩所の見学無しでスイーツだけ食べたいなら西九州自動車道の前原IC近くにあるSumi Cafeで頂くことができます。
Sumi Cafeと、販売店になる季節屋があります。
こちら「季節屋」
糸島半島で作られた塩を使った食材やスイーツが購入できます。
以前は食堂だった「イタル」は、現在はギャラリーとして営業中です。
パーティーの流れなもんで、妻、着物姿で。
さて、山を越えトンネルを抜けて再び向かいます湯招花の貸切風呂「Hanare」です。
前回はちゃんと予約してから行ったのですが、今日は思いつき、道中から電話してみたら夕方ならひとつ空いてるということで立ち寄りました。
お部屋は「芭(はな)」
焼き杉の離れ、扉を開けると長いすを設けた広い上り框とその先に板間がありました。
お部屋もフローリング、液晶テレビ、ソファーセットと冷蔵庫、電子レンジ、湯茶のセットがあります。
レイアウトは若干違いますが、室内はほぼ「樹(いつき)」と同じようになっていました。
洗面所と続きのトイレは畳敷き、こちらも同じですね。
肝心のお風呂は、丸く切り抜いた岩風呂になっています。
浴槽は少し小さめですが、まあるい分だけカラン付近は広く使えるお風呂になっていました。
まぁなんとか大人がふたり、という感じです。
温泉は源泉かけ流し43度の表記がありますが、浴槽が小さい分、お湯がさめにくいのか少し熱く感じました。嬉野温泉や山鹿のように入った瞬間からヌルヌルとはいきませんが、湯上りにいつまでも冷めにくく効果が続く温泉です。帰りに、ハンドルを握る手がつるっと滑りそうになります(笑)
お風呂から上がるともう外はすっかり暗くなっていました。至るところに配置された間接照明が灯るといっそう幻想的な雰囲気になります。
土曜日から博多で1泊してぐるりと一周回ってきましたが最後は温泉、やはり疲れが取れますよね。これで湯上りのビールが飲めたら最高なんですが。