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2005年/タイ/110分
監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ
出演:トニー・ジャー/ペットターイ・ウォンカムラオ/ボンコット・コンマライ/ジョニー・グエン/ネイサン・ジョーンズ
何の予備知識もなく見に行ったら、これってタイのすごい格闘技の映画だったのね
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しかも「CGなし!」「ワイヤーなし!」「スタントなし!」すっご~い
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舞台裏で外科と整形外科医が大活躍だったんじゃないかしらと思わず心配になりました。
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話の筋は単純でわかりやすいけれど、時々筋がぴょ~んと飛ぶ時もあり、かな。まとめると大事に育ててきた2頭の象が密輸組織によって奪われ、その象を取り戻そうというカーム(トニー・ジャー)のタイからオーストラリアまでの長い旅。
のんびりしたタイの村での象との暮らしから、祭りの喧騒そしてすさまじいボート・チェイス!!ここで、まず目が真ん丸くなり
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「炎上する寺院での足技格闘技・カボエイラvs古式ムエタイ、殺人剣術vsタイ式剣術デスマッチ、ボート・アクション、4階建てのセットを舞台に迫りくる敵をなぎ倒す4分間長回しワンカットの超絶シーン」(パンフレットより)、雲霞みたいに湧き出てくる敵49人に対するトニー。これでもかと繰り出される格闘シーンは思わず手に汗握る、というかドキドキでした。しかし、これはほんとに鍛えられた肉体と肉体のぶつかり合いでした。