Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ザ・骨董フェスタ in 浜松 

2008-01-08 00:44:26 | 展覧会・建築・器
時間が前後してしまうのだけれど、1月2日~4日まで毎年開催されている『ザ・骨董フェスタ in 浜松』、これは浜松駅近くのアクト・シティで開かれている催しで帰省中ということもあり毎年楽しみにのぞいてます。

とにかく広~い会場一杯に様々な骨董店が店を並べ、その扱う商品は西洋・東洋、年代を問わず、とにかく色んな雑多なものが集まってます。メンコにキューピーなどをどっさり並べている店もあったりして・・・昭和も骨董の仲間入り?なんて思ったりさせられます。

毎年毎にテーマが決まっているわけではないのに、今年は○○が多かった・・なんてのが必ずあって面白い。ここ何年かは「着物」が多かったのですが、今年は去年よりちょっとだけ少なくなっていたように感じました。
去年は確か「櫛」「かんざし」を扱う店が多く、しかも「鼈甲」商品がどっと一気に安く出てました。鼈甲は膠で接着しているので、その耐久年がそろそろくるという年になるので一挙にここで出てるんだよ、なんていう興味深い話もその時聞きました。
陶器、漆器は毎年必ずたくさんの出店がありますが、今年気になったのは「瀬戸ノベルティ」、これだけを扱う店が2軒はありました。その完成度の高さ、美しさ、見事でした~!!

私は別にコアな骨董ファンではなく、道具として「日常使う」ものがいい!という目で楽しんで見て回ってます。もし、「これ!」ってものに出会えたらそれこそ「めっけもん」ですが、出会えなかったら、それはそれ、です。もし、出会えたとしても高かったら、それを無理してまで買おうとも思わない、「眼福を得た!」と喜んでます。
それでも、今年は漆器の濃い茶色に金の絵がなかなか素敵、という5枚組みの小皿に出会いました。めでたい絵柄でしょう?ただ、かなり使い込まれている器なので、裏の漆がはげてかなり広範囲に修理されているものもあり、表も柄が薄くなってたりちょっと傷があったり・・ですが。だからお安いんです、えへっ。帰宅してこの皿におせちの残りの「数の子」盛ってみたら、なんやら、ものすごく豪華でした、ちっちゃいけど・・。
           
そして、もう一つは菓子鉢。こういう朱色の漆って大好き。この朱に金は映えますよね~。季節の梅、柳、紅葉がそれぞれのびやかに描かれて、手の中に抱えると軽く、そしてほっこり丸い。蓋と胴の合わせ目は錫がまわしてあります。これは使っていただきたい方を念頭において選びました。

こういう所では、何が楽しみって「値段の交渉」。思い切ってお店の方と交渉すると、思いがけず値引きしてもらえること多々・・・!!いやあ、嬉しいもんです!
コメント (4)
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