夢夢散歩♪

自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

武生旅行~越前和紙編1~

2024年12月28日 |     (北陸)
武生駅からバスに乗って30分、越前和紙の里へ行きました。
1500年もの伝説が受け継がれる越前和紙。
古くから上質な和紙の産地として今立五箇(大滝、岩本、不老、新在家、定友)の地区が知られています。
昔ながらの町並みで、あちらこちらに紙漉き工房が点在しています。

紙祖神 岡太(おかもと)神社・大瀧神社
和紙の里バス停からは約1km。
のんびりと静かなまち歩きを楽しめます。






バス停から15分ほど歩くと、神社に到着です。


岡太神社は5世紀半ばに創建され、この地に紙漉きの技を伝えた女神「川上御前」を祀っています。
昔々、この地を流れる川の上流に美しい姫が現れ、里人たちに紙漉きの技を教えました。
この姫を「紙祖神 川上御前」とあがめ、代々紙漉きの技を伝えてきたそうです。

大瀧神社は6世紀末から7世紀前半の創建。
川上御前を守護神として奉り、十一面観世音菩薩を本地とする神仏習合の社を創建し、大滝児権現として別当山大瀧寺を建立しました。
中世には白山信仰の霊場として栄え、境内には七堂伽藍が建ち並び、隆盛を極めたそうです。
しかし明治時代に発令された神仏分離令により、大滝児権現は大瀧神社に改称しました。

大きな木が立ち並び、厳格な雰囲気です。




岡太神社・大瀧神社の社殿です。
やはり雪国。雪囲いがされていました。


雪囲いを外した姿がこちらです。


こんな不思議な形の社殿は見たことがないです。
すごい迫力で、一度見たら忘れられない形です。
本殿の屋根を拝殿に連結させた複合社殿という珍しい構造です。
本殿と拝殿は国の重要文化財に指定されています。
彫刻は建物全体に施されているようです。

拝殿額も見事な龍の彫刻です。


ここは下宮と呼ばれていて両社が祀られています。
両社共有の社殿です。
この奥の山頂付近には奥の院と呼ばれるところがあり、岡太神社や大瀧神社それぞれの本殿があるそうです。

葵の御紋に鳳凰の彫刻










床下の組物も複雑です。
これに支えられているなんて、すごい設計ですよね。


雪囲いで全体の彫刻が見られないのが非常に残念でした。
この時期に来たのが悪いのですが…

大瀧神社は神仏習合の名残を残す神社で、神式の行事が行われる一方で、仏式の行事も行われているのだそうです。
毎年5月には春の例大祭が行われ、神輿が五箇地区をめぐるそうです。
神輿殿の中に神輿が納められています。


苔がとても美しい神社です。




境内には十一面観音堂があります。
まさしく神仏習合の名残ですね。


今回訪れたのは下宮のみだったので、いつか奥の院にも行きたいです。
ここからは片道40分ほどかかるそうです。
その時はこの社殿の全体を見たいです。

岡太神社・大瀧神社(福井県越前市大滝町)

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武生旅行~絵本編~

2024年12月27日 |     (北陸)
前回、次は越前和紙の里と書いたのですが、まち歩きで行ったところが残っていたので先に書きます。
越前は、いわさきちひろかこさとしが生まれたまちです。

「ちひろの生まれた家」記念館


記念館は武生駅から徒歩10分ほどのところにあります。
絵本画家いわさきちひろの生家です。
生まれた当時の暮らしの面影が残っています。

ギャラリーでは展覧会が開催されており、年4回入れ替えが行われるそうです。
今は3月3日まで「ちひろのあかちゃん」展が開催されています。
とっても可愛いぷくぷくのあかちゃんが、たくさん展示されていました。


別館には絵本がたくさん置いてあり、靴を脱いでゆっくり過ごすことができます。
こんな撮影スポットも用意されていました。



越前市かこさとし ふるさと絵本館「砳(らく)」


絵本作家かこさとしさんの絵本館です。
「だるまちゃん」や「からすのパンやさん」が有名です。
かこさんは越前で生まれ、前回紹介した丈生(じょうせい)幼稚園に通っていたそうです。
ここにも約5000冊のたくさんの絵本が置いてあり、自由に読むことができます。
かこさんの原画も飾られていました。


木のおもちゃも置いてあり、右側のおもちゃは上から小さな玉を転がすのですが、ポンポンポンポンと楽器のような音を出しながら転がっていきます。


広場にはこんな遊具もありました。
この日は平日でイベントもなかったからか、誰もいませんでした。
ちょっと乗って遊んでみましたよ。


前の歩道にはかこさんのイラストのタイルがありました。


武生のまちは、「のろっさ」という市民バスが走っています。
かこさとしさんといわさきちひろさんのイラストが描かれています。


のろっさは1回100円で、1日フリー乗車券は200円です。
とっても便利なバスですが、本数が少ないので利用するときは時間の確認が必要です。
今回は駅から一番遠い紫式部公園までは歩いて散策し、そこから武生駅に戻る際に利用しました。
武生のまちをぐるぐる回りながら走るので、車窓風景が楽しめます。

武生は本当にいろんな見どころがあり飽きません。
1日じゃ全然足りないです。
さて、次こそは越前和紙の里です。
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武生旅行~まち歩き編~

2024年12月26日 |     (北陸)
武生駅のすぐ近くにあるホテルクラウンヒルズ武生駅前に泊まりました。
ここのホテル、ウエルカムドリンクがロビーに用意されていて飲み放題なんです。
お酒も用意されていました。
それに、ラーメン(自分で作ります)や炊飯器に入ったご飯まで用意されていて、お茶漬けの素まで置いてありました。
朝食は9階で、武生の町を見ながらいただけます。


越前市役所
立派な建物で武生の駅前にあります。
まだ新しそうです。


あめこ
朝一番にこのお店の名物「あべかわ餅」を食べに行きました。
創業は1782年。
「今作っているのでちょっと待ってくださいね」と言われ、出来立てをいただきました。


黒蜜ときな粉を振りかけていただきます。
やわらかくてとてもおいしかったです。


本興寺(ほんこうじ)
本堂の前には、紫式部が帰京の際に白梅を植え、亡くなった後に娘が母をしのんで紅梅を植えたと伝わる「紫式部ゆかりの紅梅」があります。(写真右側にちょっとだけうつっている木です)




奈良時代から平安時代にかけて置かれた越前国府は所在が明らかになっていないそうですが、本興寺が有力地として発掘調査がされました。
越前国府の発掘をテレビで見ましたが、行ったときは埋め戻されていて残念でした。
QRコードが設置されていて、スマホで読み込みカメラを向けると、発掘当時の状況を見られるようになっています。


旧武生郵便局
大正3年築の郵便舎建築です。
屋根の瓦には〒のマークがあります。
写真を撮っていると、建物の方が「中にもありますよ」と玄関に置いている瓦の写真を撮らせてくれました。






蔵の辻
白壁の蔵が立ち並ぶエリアです。
江戸時代以降、関西から北陸方面への物資の中継基地として栄えたそうです。
大正・昭和初期の木造店舗や蔵が、バーやカフェなどに活用されています、


總社大神宮
奈良時代から親しまれてるという越前国の総社です。
ここをお参りすると、越前国すべての神様に参拝したことになるそうです。


寺町通り
越前国府がおかれたことで、たくさんのお寺や神社が集まっています。
石畳の道は風情があります。


引接寺(いんしょうじ)
総けやき造りの山門が見事でした。
境内には石で造られた大仏様がいらっしゃいました。




雪囲いがされて、冬の準備はばっちりです。


丈生幼稚園(旧福井県警察部庁舎)
明治期に建てられた庁舎が、大正13年に引接寺の境内に移築されました。
総社大神宮や蔵の辻では、たくさんの子供たちが遊んでいたので、ここの子供たちかな?



ボルガライス
武生に来たらボルガライス?
武生では30年以上前から親しまれているそうです。


オムライスの上にとんかつがド~ンとのっていてボリューム満点。


お店によって、作り方も味も違うそうですよ。
私はヨコガワ分店のボルガライスを食べました。
あっさりしたソースがかかっているので、ペロッと食べられました。

武生の駅からてくてく歩くだけで、たくさんの見どころがあります。
他にも寄りたいところがあったのですが、この後に大河ドラマ館へ行ったのでいけませんでした。
また次のお楽しみということで。

次回は武生駅からバスで行った「越前和紙の里」について書きたいと思います。
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武生旅行~紫式部編~

2024年12月23日 |     (北陸)
12月19日から2泊3日で福井県の武生へ行ってきました。
大阪からJRで敦賀まで行き、敦賀からハピラインふくいに乗り換えて武生までの電車旅です。
JR湖西線では車窓から綺麗な虹が見えました。


敦賀でハピラインふくいに乗り換え。
ホームには恐竜博士がベンチに座ってらっしゃいました。


令和6年3月16日の北陸新幹線福井・敦賀開業に伴い、JR北陸本線〔敦賀駅~大聖寺駅〕の運行を第三セクターのハピラインふくいが担うことになりました。
ピンク色と緑色のデザインがよく目立ちます。
奥に見える建物は北陸新幹線の敦賀駅です。


敦賀からトンネルを超えたら一面雪景色。
違う国へ来たみたいです。


昔、大学の通学で近鉄奈良線を使っていたのですが、大阪から生駒のトンネルを超えて奈良に入ると一面真っ白だったことが思い出されました。

武生駅はまったく雪がなかったので安心しました。


今回の第一の目的は、大河ドラマ館へ行くこと。
今年は大河ドラマ「光る君へ」を楽しく一年間見ました。
大河って途中で離脱することが最近は多かったのですが、今回は毎回楽しみに見ていました。
越前って紫式部が1年ほどしかいなかったのですが、すごく印象に残っています。


大河ドラマ館は、ドラマを見ていた人にとってはとても楽しめます。
まひろと周明の衣装や、ドラマの舞台裏、使われた小道具、など盛りだくさん。
衣装には今回とてもお金をかけているそうです。
間近で見るまひろの衣装は絹で、とても綺麗でした。


周明の衣装は木綿です。
日本には平安時代に木綿はなかったそうで、日本ではカラムシを使って布にしていたそうです。




ドラマで実際に使われた和紙です。


興奮冷めやらぬまま、紫式部公園へ向かいました。
大河ドラマ館からは1kmほどてくてく歩いて向かいました。
紫式部公園には金色に輝く紫式部像が立っています。


紫式部の視線の先には、美しい日野山があります。
うっすら雪が積もっていて、とても美しい景色です。


今は冬なので少し寂しい感じですが、花壇がたくさんあり四季折々の花が咲くととても綺麗だと思います。
全長160mの藤棚もあり、これも咲きほこれば見事だと思います。

公園の隣には紫ゆかりの館があります。


ここは紫式部と越前国府の資料館で、当時の様子を知ることができます。


越前和紙で越前国司 下向の旅の行列を再現しています。




光る君へが始まり、テレビや雑誌などでも取り上げられることが多くなり、平安時代や源氏物語に興味がわきました。
紫式部が生涯でただ一度都を離れて暮らした越前。
訪れてみて、豊かな自然や文化に触れ、紫式部も大きな影響を受けたんだろうなと納得できます。

武生の町については次回に続きます。
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小手鞠るいさんと王寺町

2024年12月10日 | 歌舞伎・演劇・映画・本
図書館でよく本を借りるのですが、今年出会った作家さんがいます。
それが小手鞠るいさんです。
登場人物がとても純粋で、繊細な心の動きが描かれていて、すぐにひきこまれます。
とても気持ちよく読めて、読んだ後に余韻に浸れるところが好きです。

その小手鞠るいさんが、私が今年出会った町「奈良県北葛城郡王寺町」を舞台にした小説を書いているということで、さっそく借りてきました。
昨年出版された「未来地図」です。


最初の結婚に失敗し家を飛び出した女性が、たまたま降りた駅が王寺町で、そこから再出発するお話です。
重たい過去を抱えながら、人との出会いや別れ、幸せや悲しみを経験しながら、前に進んでいきます。

この本には私が10月に訪れた、王寺町の達磨寺、雪丸ロード、雪丸カフェ、葛下川、和の鐘が出てきます。
他にも明神山、片岡神社、方光寺なども出てきます。
王寺町では国語教師となり、子供たちとの関りもとても素敵な物語です。

最後は感動で涙がボロボロ出てしまいました。
本を読んで泣いてしまうなんて、思い返してもあまりなかったと思います。
知っている町がこんなにもふんだんに盛り込まれている小説を読むのは初めてです。
この本を読んで、また王寺町へ行きたくなりました。

今年出会った作家の小手鞠るいさんと、今年出会った町の王寺町がつながっていることに不思議な縁を感じます。



10月に訪れた王寺町の記事です。

雪丸ロード(奈良県北葛城郡王寺町) - 夢夢散歩♪

昨日、奈良県の王寺町にある雪丸ロードを歩いてきました。以前、大阪~和歌山~奈良を乗り鉄したときに見たのが、この行先表示。かわいいですよね~このワンちゃんが王寺町...

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達磨寺(奈良県北葛城郡王寺町) - 夢夢散歩♪

前回書いた雪丸ロードを歩いて到着したのが達磨寺(だるまじ)です。達磨寺は聖徳太子と達磨大師が出会った場所で、達磨大師のお墓とされる古墳があります。達磨大師はイン...

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ぶらんぶらんの冬瓜

2024年11月28日 | 家庭菜園
実家へ帰って、父と畑へ行きました。
私は冬瓜が大好きで、父が作ってくれているのでたくさん食べることができます。
ありがたいことです。
父から「冬瓜が木にぶら下がっている」と聞いていたので見てきました。

なんと
ぶらん、ぶらん、ぶら下がっているではありませんか。


畑からツルがどんどん伸びていって、自分で木にからまっていったようです。
冬瓜がぶら下がってるのが面白くて、吹き出してしまいました
土に接していないし、風通しもいいから、ゆらゆらいい気持ちかな。

畑には立派な葉っぱも生い茂ってました。
これは何でしょう。
右下辺りにちょっと白っぽいものが見えていますね。




はい、カリフラワーです。
真っ白で綺麗ですね。


父に教えてもらったのですが、ブロッコリーは収穫した後もわき芽が大きくなり何度も収穫できます。
でも、カリフラワーはわき芽が出ず収穫は1回なんだそうです。
同じように見えても違うんですね。

実家へ帰る電車からは、綺麗に色づいたイチョウが見えました。


我が家のベランダのイチョウも色づいています。


今年もイチョウの葉で防虫剤づくりを始めています。
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秋が深まってきました

2024年11月20日 |     (近畿)
今日は気持ちの良い青空が広がり、とっても良いお天気でした。
大阪市立長居植物園の入り口に並ぶラクウショウは、太陽の光を浴びて美しく輝いていました。


大阪市内のごちゃごちゃしたところから、植物園の中に入るとホッとします。
空が広いです~
思わず深呼吸をしちゃいます。


長居植物園ではコスモスフェアが開催中です。
たくさんのコスモスが咲き乱れていました。


コスモスを見ると、秋だなぁと感じます。
風に揺れて気持ちよさそうです。


ミツバチがぶんぶん飛んでいましたよ。
蜜が取り放題です。
コスモスの蜂蜜ってどんな味なんでしょうね。


コスモスフェアの前はローズウィークが開催されていましたが、その時より今の方が綺麗に咲いています。






早朝散歩を体調を崩したりで休みがちだったので、今日はしっかり歩いてきました。
ちょっと見ぬ間に秋は進んでますね。






気持ちよく散歩できました。
ヒヨドリがびっくりするくらいたくさんいて、ピーヨピーヨと大騒ぎでした。
こんな鳥も見つけましたよ。
フクロウみたいだけど…




見えますか?
これじゃ、分からないですよね
スマホではこれが限界でした。
とっても可愛い顔をしていましたよ。
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虚弱体質どうにかしたい

2024年11月12日 | ハーブ・健康
今年4回目の風邪をひきました
10月末にのどが痛くなり、頭痛、咳と症状が続き、今も咳で苦しんでいます。
1年で4回もひくなんて…
いや、まだ今年は終わってないから、まだひくかも

風邪をひくと、いつも咳が長く残ります。
咳はものすごく体力を消耗します。
そして全身筋肉痛になります。
特に夜がひどくて、全然眠れていません。

お医者さんからは「風邪をひいたらダメ」と言われるのですが、そんなこと自分が一番よく分かっています
しっかりマスクをしてるし、手洗いうがいもしてるし、気をつけてます。
それでもひいてしまうんだから、しかたないですよね。
私は花粉症もあって、春、夏、秋と調子の悪い季節が多いので、一年のうちで気持ちよく元気に過ごせる日が少ないです。
いろんな楽しみ事も、何度流れてしまったことか。

そんなわけで、先月から体質改善のため動き出しました。
と言っても、そんな大げさなものではなく、朝のウォーキング
完全に運動不足の私は、まずは手軽なウォーキングから始めることにしました。
健康診断で骨粗鬆症も指摘されているので、それにもウォーキングはいいかなと期待しています。

もう一つ始めたのが薬用養命酒
10年以上前にも少しの間飲んでいたことがあるのですが、また始めてみることにしました。



養命酒は、体が持っている回復力、免疫力、自然治癒力を高めて、丈夫で健康な体に導いていくためのものです。
東洋医学では、健康のために食生活や生活習慣を整える「養生」を重視しています。
日々の養生で大切なのは、食事、睡眠、運動。
それをサポートするのが養命酒です。

以前、養命酒を造っている長野県の駒ケ根工場に見学に行きました。
自然豊かな高原地帯にある工場で、しっかり教えてもらったのを思い出しました。





養命酒の原酒は「みりん」なんですよね。
まず、みりんを造って、そこに14種類の生薬(地黄、人参、淫羊藿、芍薬、肉蓯蓉、杜仲、桂皮、丁子、防風、反鼻、烏樟、紅花、益母草、鬱金)をつけ込み、薬効成分を抽出させます。
即効性を求めるのではなく、こつこつ続けることで徐々に体を丈夫にしていくというものです。

梅田で生薬についての展示があったので見てきました。


奈良は日本の薬文化の発祥の地とされています。
日本書紀に、推古天皇が薬狩りに行ったという記述があるそうです。
多くの寺院で、僧侶たちが中国からはいってきた医薬術を学び、人々を救済していたそうです。






私の常備薬も生薬です。
お腹が痛いときは陀羅尼助丸、のどが痛いときは龍角散をまず試します。


生薬の歴史は原始時代にまでさかのぼり、自分たちの健康に役立つものを見つけてきました。
今でもそれらが活用されているということは、すごいことですよね。

ウォーキングと養命酒、どちらも体がぽかぽかになり血が巡っている気がします。
でも時間がたつと、また冷えてしまいます。
こつこつ続ければ、あたたかい体を手に入れられるでしょうか。
虚弱体質をやっつけるぞ
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播州赤穂でちょっとだけ歴史旅

2024年11月02日 |     (近畿)
10月の終わりに、赤穂をちょっと観光してきました。
JRの播州赤穂駅です。とても立派な駅です。


駅前には大石内蔵助の像。
赤穂と言えば、まずは忠臣蔵が思い浮かびます。
あとは赤穂の塩でしょうか。


ちょうどお昼時だったので、駅近くのお蕎麦屋さんに入りました。
駅前にも通りにもそんなに人がいなかったのに、お店に入るとお客さんがいっぱい。
1階はカウンターとテーブル席、2階にも案内されている人がいました。

「あこう蕎麦 衣笠」というお店です。
これは、とりなんば蕎麦。
この日は寒かったので、あったかくて美味しかったです。


店の玄関では、そば吉くんという人形がお蕎麦を食べ続けていました。
「そば吉くん、復活しました」と書かれていたので、しばらく休んでいたのかな?
周りに置かれたタイガースグッズも気になります。




赤穂城へ向かって歩いているとまず見つけたのが、旧上水道モニュメント。
土管から水が勢いよく吹き出しています。


この辺りの城下町は、井戸を掘っても海水が湧き出すのだそうです。
そのため飲料水の確保のため上水道を整備し、各戸に給水していたそうです。
江戸時代に、すでにこういうことをしていたなんて、すごいですよね。

次に見つけたのが、息継ぎ井戸と義士あんどん。
主君が刃傷に及んだ時に、早水藤左衛門と萱野三平が早かごで江戸から駆け付け、この井戸で一息ついて大石内蔵助邸に入ったそうです。


この義士あんどんはからくり時計になっています。
9~20時の毎正時に太鼓の音とともに「松の廊下、早かご、かちどき」の場面が再現されるそうです。
今回はタイミングが合わず、見ることが出来ませんでした。残念。


駅からずっと南へ歩いていくと、赤穂城跡に着きます。


城跡を見る前に、赤穂市立歴史博物館で赤穂について学びました。
博物館は白壁土蔵風の建物となっています。


忠臣蔵で有名な赤穂義士のことや、城と城下町、赤穂の塩、赤穂上水道などについての資料が、多数展示されています。
赤穂では、弥生時代にすでに塩の生産が行われていたことが発掘調査で分かっているそうです。
使っていた道具も展示されています。塩づくりの苛酷な労働も知ることが出来ました。

勉強した後は赤穂城跡に向かいました。
櫓門の中は見学できるようになっています。
発掘調査の資料などが展示されています。


櫓門からみた天守台です。
石垣は9mあります。
立派な天守台ですが、天守は築かれませんでした。


天守台に登りましたが、この階段がまぁしんどい。
段が高くて、40㎝くらいあったんじゃないでしょうか。
よいしょ、よいしょと上りました。


天守台からは本丸全体を見ることが出来ます。


見晴らしがいいです。



赤穂城の次は赤穂大石神社へ。
大正元年(1912)、大石内蔵助良雄をはじめ、四十七義士と萱野三平を主祭神として創建されました。


参道の両脇にはずらっと四十七士の石像が並んでいます。
兵馬俑の工芸技術伝承者によって作られたものです。




主君の仇討ちという大願を果たしたことから、大願成就のご利益があります。


この日は抜穂祭が行われたようで、稲穂がかけられていました。
赤穂城跡をまわっているときに、神社の方から雅楽の様な音楽が聞こえてきていたので、その行事だったのかもしれません。




本殿をぐるっと囲むように、忠臣蔵の絵馬が飾られています。
見ごたえがあるので、行かれた際はぜひ見てください。


なぜか招き猫もぐるっと囲むように置かれていました。


今回時間の関係で見学できませんでしたが、神社には義士史料館があり、浅野家や義士の宝物、木造の義士像、大石邸長屋門・庭園を見学できます。

大石邸長屋門は外から見ることもできます。
刃傷事件の際に、江戸から駆け付けた早水藤左衛門と萱野三平がこの門をたたいたと言われています。


ポストには浅野家と大石家の家紋がついていました。
右側が浅野家の家紋「違い鷹の羽」、左側が大石家の家紋「二つ巴」です。


消火栓も忠臣蔵でした。


12月14日は赤穂義士たちが討ち入りを果たした日です。
毎年、赤穂義士祭が催されていて、今年でなんと121回目なんだそうです。
有名な俳優さんが内蔵助になって、義士行列に参列されているのをニュースで見ます。
今年は内藤剛志さんです。

観光案内所でもらった赤穂市のガイドブックを見ると、赤穂は忠臣蔵の町だけではなく、塩田の町、北前船寄港地の町、古代遺跡の町、赤穂温泉の町と、見所がたくさんあるようです。
またゆっくり来たいなと思います。
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天和駅(赤穂)で撮り鉄と駅の謎

2024年10月24日 |     (近畿)
赤穂へ行ってきました
観光する前に、播州赤穂駅から一つ西の天和駅で下車しました。





駅は無人でひっそりしています。
播州赤穂方面行と岡山方面行の両方の電車がこのホームを発着します。
それぞれ1時間に約1本です。
(播州赤穂方面)


(岡山方面)


なぜここへ来たかというと、「かぼちゃ電車が走るらしい」と旦那さんがどこかから情報を仕入れたからです。
かぼちゃ電車はこんな電車です。
(↓去年乗った電車です。)


湘南色と呼ばれますが、オレンジ色と緑色の姿から「かぼちゃ電車」と呼ばれています。
旦那さんを信じて着いていきましたが、情報は間違っていました…
待てど暮らせど、かぼちゃ電車は来ませんでした
Xを見ましたが、その日に誰もかぼちゃ電車に触れてる人はいませんでしたから。
いったいどこからその情報を得たのかしら??

と言う訳で、ここではこの黄色い電車をいっぱい見ました。




黄色一色のこの電車、「真っ黄色」をもじった「末期色」という愛称で親しまれているのだとか。
単色塗装の電車って少なくなりましたからね。
行き来する電車、み~んな真っ黄色でした。

私ももちろん乗りました。
(播州赤穂駅にて)


天和駅の撮影した場所では、カンナの花が綺麗に咲いていました。



こんな電車も見ましたよ。
朝の姫路駅で見たワインレッドの電車。
これも単色塗装だから末期色かな?


後で調べると、播但線を走っている電車のようです。
綺麗な色ですね。

タイトルにもつけました「天和駅の謎」
それはホームから見たレールの向こう側、何か見えます。


よく見ると…


サボテンではありませんか
なぜ、サボテンがこんなところに。
しかも一部分ではなく、ほぼホームの端から端まで。

なぜ、なぜ??

とても気になります。
誰かご存知の方がいれば教えてほしいです。
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