夢夢散歩♪

自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

またまた京都④

2006年02月18日 |     (近畿)
広隆寺

広隆寺は603年に建立された寺院です。
朝鮮半島からの渡来人である秦河勝が、聖徳太子から賜った弥勒菩薩像をご本尊として建立しました。
秦氏族は大勢で日本に帰化し、大陸文明を取り入れ、地方産業発達に貢献したそうです。

広隆寺の霊宝殿には、私が最も大好きな国宝第一号の『弥勒菩薩半跏思惟像』が安置されています。
弥勒様の前に座ると、「○○してほしい」とか「○○になりますように」とか、そういう欲は全然出てきません。ただ「そこにいて下さるだけでいい」という満たされた気持ちになります



かすかに笑みを浮かべる、とてもとても優しいお顔をされています。
心がスーッと綺麗になっていき、肩の力が抜けるような気がします
いつまでもいつまでも見ていたいお顔です。

霊宝殿の前には、十善戒が掲げられていました。


クリックすると大きくなります。)

十善戒は書いてあるとおり「十の善き戒め」です。
古くから仏教のなかで説かれてきた教えだそうです。
俗世間に生きている限り、この戒めを守るのは、はなかなか難しい事のように思います。



でも弥勒様の前に座ると、時間の流れが変わり、心穏やかになり、自分が美しい心の人間になったような気がします

こういう時間も、とても大切だなと感じます

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする