昨日、大阪松竹座へ夜の部を見に行ってきました。
團菊祭は今まで歌舞伎座で行われていましたが、歌舞伎座が改築される事になったので、初めて大阪で行われる事になりました。
着物姿の方がたくさん来られていて、松竹座はお正月のような華やかな雰囲気でした
まだ始まったばかりなので、あっさりめの感想を書きます
本朝廿四孝(十種香)
前回見た時は(7.8年前のことですが…)、うつらうつらしてしまったので、今回は内容を頭にたたき込んでから見ました
話が進んでも目はパッチリ、最後までしっかり見る事が出来ました。
時蔵さんの八重垣姫が本当にかわいらしかったです。
恋する乙女ですね
勝頼が死んだと聞いて供養していたのに、そっくりな人物が現れるや否や突然態度が変わり、数珠をポイッと投げ捨てて、恋を成就させようと必死でした。
菊之助さんの濡衣は、勝頼の代わりに犠牲となった人の妻。
八重垣姫とは対照的で、大人の女性でした。
京人形
左甚五郎が魂を込めて作った人形が動き出すという、とても面白い舞踊劇です。
人形には甚五郎の魂が入っていて、最初は男っぽくてぶっきらぼうな動きですが、「女の魂」である鑑を胸に入れると、たちまち女らしい仕草になります。
この京人形を菊之助さんが演じていたのですが、その変わり目が見事でした。
あの女らしいしなやかな手の動き、練習してみようかしら
髪結新三
新三、子分の勝奴、弥太五郎源七、家主の長兵衛という、それぞれの小悪党の世界が描き出されている演目です。
駆け落ちの助言をする優しい新三、突然態度を変え悪の姿を見せる新三、弥太五郎をやりこめ啖呵を切るかっこいい新三、家主の長兵衛には頭が上がらず手玉に取られる新三。
全部新三そのものなのですが、菊五郎さんはそれを自然にやってらっしゃいました。
さすがだなぁと思いました。
私が一番気に入ったのが、家主女房おかくの萬次郎さん。
体中から「お金が大好き」という空気がムンムン出ていました。
菊五郎さんと團十郎さんの二人が舞台に揃うと、やっぱり重厚感がありますね。
上方歌舞伎とは一味違う面白さを味わう事が出来ました。
團菊祭は今まで歌舞伎座で行われていましたが、歌舞伎座が改築される事になったので、初めて大阪で行われる事になりました。
着物姿の方がたくさん来られていて、松竹座はお正月のような華やかな雰囲気でした
まだ始まったばかりなので、あっさりめの感想を書きます
本朝廿四孝(十種香)
前回見た時は(7.8年前のことですが…)、うつらうつらしてしまったので、今回は内容を頭にたたき込んでから見ました
話が進んでも目はパッチリ、最後までしっかり見る事が出来ました。
時蔵さんの八重垣姫が本当にかわいらしかったです。
恋する乙女ですね
勝頼が死んだと聞いて供養していたのに、そっくりな人物が現れるや否や突然態度が変わり、数珠をポイッと投げ捨てて、恋を成就させようと必死でした。
菊之助さんの濡衣は、勝頼の代わりに犠牲となった人の妻。
八重垣姫とは対照的で、大人の女性でした。
京人形
左甚五郎が魂を込めて作った人形が動き出すという、とても面白い舞踊劇です。
人形には甚五郎の魂が入っていて、最初は男っぽくてぶっきらぼうな動きですが、「女の魂」である鑑を胸に入れると、たちまち女らしい仕草になります。
この京人形を菊之助さんが演じていたのですが、その変わり目が見事でした。
あの女らしいしなやかな手の動き、練習してみようかしら
髪結新三
新三、子分の勝奴、弥太五郎源七、家主の長兵衛という、それぞれの小悪党の世界が描き出されている演目です。
駆け落ちの助言をする優しい新三、突然態度を変え悪の姿を見せる新三、弥太五郎をやりこめ啖呵を切るかっこいい新三、家主の長兵衛には頭が上がらず手玉に取られる新三。
全部新三そのものなのですが、菊五郎さんはそれを自然にやってらっしゃいました。
さすがだなぁと思いました。
私が一番気に入ったのが、家主女房おかくの萬次郎さん。
体中から「お金が大好き」という空気がムンムン出ていました。
菊五郎さんと團十郎さんの二人が舞台に揃うと、やっぱり重厚感がありますね。
上方歌舞伎とは一味違う面白さを味わう事が出来ました。
本当に時蔵丈の八重垣姫素敵でした。思いこみのきつさ、我がまま、独善…。時蔵丈のイメージにぴったりです。織笛姫と八重垣姫はこの方のものと思います。
それにつけても菊様初役が3つ、勝奴もくらくらするほど素敵でした。お役に説得力があられます。
公演ぜーんぶ、上品でソフィスケイトされていて大大満足でした。
もっぺん行きたいです。
昼の部の玉手御前もとても気になっています。
お父さんによく似てきたなぁと感じます。