今回は、先日お隣の韮崎市方面の神社を散策したおりみつけた、とても興味深い鳥居の紹介です。
場所は、韮崎市の穂坂町上今井地区に鎮座する“山神社”にあります。
ここは、別件で他地域ではまず見た事がない非常に興味深い祭祀形態を持つ神社という事で訪れたのですが、その“モノ”については、また改めてご報告するという事で、併せて興味を持ったのは今回ご紹介する鳥居です。
トップ写真は、正面から。こちらは参道裏手側からみた同鳥居です。
どうでしょう!このかなりインパクトのあるおどろおどろした雰囲気を醸し出している鳥居の姿!
樹皮のついた原木をそのまま使っているので“黒木鳥居”の部類に入るとは思いますが貫が無いので果たしてこれを鳥居と呼べるのかは、微妙なところではありますがただ、貫が無い鳥居は実際に存在しています。
塩竃神社(東京都港区新橋)の鳥居型門
貫が無いので本来の鳥居の型とは逸脱しています。
ただ、拝殿に至る参道にある事と注連縄が掛けられ神域との領域をあきらかに分け隔ている事を考えれば、鳥居と考えても構わないと思います。
(ちなみに笠木のない鳥居は、冠木鳥居(形)と区分しています。)
笠木に当る部分(前)
笠木に当る部分(後)
ここまで行くと芸術作品に見えて来ます。ただ、朽ち欠けた状況から持ってあと数年でしょう。
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