7月に入ってから連日雨続きで、ようやく朝から雨が上がった週末の梅雨の晴れ間。
以前よりこちらに来てからチェックはしていたものの、なかなか時間が取れずようやく訪問することが叶い朝から気合を入れ出かけることに。
場所は、中央高速小淵沢ICより南東に行った約4キロほど。電車だと中央線小淵沢駅より徒歩20分ほどにある大滝湧水公園内の一画にあります。
幹線道路から一歩入ると大滝湧水公園までの遊歩道が整備されています。
振り返ると南アルプスの山並み 中央辺りは甲斐駒ヶ岳ですが残念ながら雲の中
土手を走るのは、中央本線のローカル電車
土手下のトンネルを潜ると大滝湧水公園に到着です。
大滝湧水公園 噴水のある池では、釣り(有料)が出来ます。
この湧水は、大滝湧水と呼ばれ、「日本名水百選」に選ばれている八ヶ岳南麓高原湧水群の一つで、標高820mの地に湧き出し、水量は日量22000立方メートルで、一年を通して水温は常に12℃なのだそうです。水田の灌漑やニジマスの養殖に用いられてるとのことです。
あじさいが見頃を迎えていました。
わさびが栽培されていました。
ここが湧水の水汲み場ですが、湧水口はこの上になります。
湧水は木をくり抜いた樋を伝って滝となり流れ落ち用水路へと導かれています。
樋から流れ落ちる湧水 この辺りは、夏でもひんやりと感じられます。
大滝神社 祭祀:大国主命・ 少彦名命
拝殿横のこちらで、手を清めます。
湧水は、拝殿横から二手に分かれ一方は水汲み場へもう一方は、樋を伝ってわさび田へ注がれます。
ここが拝殿裏手奥にある湧水口になります。
水汲み場の更に奥に磐座があります。
石碑には、蠶影太神 と彫られています。蚕影信仰は、茨城県つくば市の蚕影神社が発祥と伝わりますが、ここ山梨にもけっこうな数の石碑があるそうです。
拝殿などが建てられる以前はこちらの磐座が信仰対象であったものと思われますが、かつての山梨は地域ごとに養蚕業が盛んだったそうで由緒には語られていませんが、信仰の対象として古くから祀られていたものと推測されます。
こちらは、隣に鎮座する巨石
本殿横にも巨石が連なっています。
磐座は、現在の社殿が建つ斜面の左奥に面々と連なって今でも威厳を放っていますが、かつての巨石信仰の祭祀場所として良くわかる中々興味深い場所であるといえます。
※無人社ですが御朱印は、賽銭箱の上に置かれています。300円の初穂料を収めて頂戴出来ます。
【マップ】
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