鳥居がある場所と言えば、誰もが神社と答えるでしょう。
ですが、大阪府の四天王寺や奈良県の生駒聖天にはお寺なのに鳥居があります。
扁額には「釈迦如来 転法輪処 当極楽土 東門中心」と書かれています。“この地が釈迦如来が仏法を説いた場所で、極楽の入口である ”との意です。
春秋の彼岸の中日(春分の日と秋分の日)には、この石鳥居の中央から太陽がちょうど六甲山系と淡路島の中間の水平線に沈むのだそうです。
これは、 西の海に沈む夕陽を拝し「現世から西方極楽浄土に通じる救いの門」としての信仰として法要(日想観)が現在でも執り行われています。
他にも、境内には二基鳥居が見られました。
境内のはずれにあった墓所でしょうか?石製の中山鳥居
東大門近くにある「亀遊嶋弁天堂」前の鳥居
【マップ】
続いて紹介するのは、奈良県生駒市にある生駒聖天(寶山寺)にある鳥居です。
一の鳥居 石造りの鳥居としては、国内でも特に背の高いものだそうです。この「一の鳥居」は、もともとは近鉄生駒駅の近くに建っていて現在のこの場所に移築されたんだそうです。
「歓喜天」と記された扁額
こちらは、青銅製の二の鳥居になりますが位置的に本堂を過ぎた先にあります。本堂の横に聖天堂があるためでしょう。
こちらも「歓喜天」と記された扁額が掲げられていました。
青銅製ならではの重厚感があります。
【マップ】
四天王寺や生駒聖天など、お寺に鳥居があるのは、仏教の歴史的な経緯に由来しています。仏教はもともと、インドから中国や朝鮮半島を経由して日本に伝わりました。このとき、仏教を伝える僧侶たちは、自分たちの宗教の伝統に合わせて、仏教を伝えるための建物や装置を造りました。その中に、仏教寺院に鳥居を建てる習慣がありました。鳥居は、元々は神道における「神域」と「俗界」を区切るものでしたが、仏教でも同様に、寺院の境界を表すものとして導入されました。また、鳥居には、入口であることを示す役割や、福徳を招くための神聖な門としての意味合いがあります。四天王寺や生駒聖天のように、古い時代からあるお寺は、その歴史的な背景から、鳥居を建てる習慣が根付いていると考えられます。現在でも、日本の仏教寺院の多くには、鳥居が建てられています。
※文書作成をchatGPTに投げて見ました。少々おかしな部分もありますが、あえて原文そのまま掲載致しました。十分理解できる文章となっています。
(撮影:2002.11)
※ 訪問日が2002年で現状と写真が異なっている可能性がございます。ご了承ください。
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