続いて訪れたのが飯田市郊外、南アルプス西麓に位置し市内を一望できる神之峰(かんのみね)城址と久堅(ひさかた)神社、その周辺に点在する巨石群の紹介です。
市内を横切る国道256号を東へ。県道83号(下条米川飯田線)との交差点を右折し上久堅郵便局の前を更に右折。
150mほど行った処に「神之峰城址、上久堅歴史民俗資料館」の看板が見えて来ますので、案内通り右折しそのまま道沿いに1.5キロほど登って行くと上久堅歴史民俗資料館があります。神之峰久堅神社と城址はそのすぐ上になります。駐車スペースは、登り切った突き当りにあります。
現地案内板(写真クリックで拡大)
神之峰久堅神社 石鳥居
周辺一帯が“神之峰城址”となります。
向かい側本丸跡にNHKの電波塔があります。さすがNHK一番いい場所を陣取ってます。
拝殿
本殿 祭祀:美穂須須美命,建御名方命
天神社
最奥にあったお社 こちらが本来の本殿だったのでしょうか。
由緒 ここには、神之峰知久神社とあります。別名「爪社」とも言われています。(写真クリックして拡大)
周辺には、たくさんの巨石が点在しています。
まず目に付いたのが拝殿横にあった文字が彫られた巨石
述懐碑 阿島(長野県下伊那郡喬木村周辺)に知久氏を再興した知久則直が父祖ゆかりの神ノ峰城を偲んで詠んだ句が彫られています。
かはりゆく世に色変えぬ松風の音のみ残る神の峰かな
※知久氏は諏訪氏の一族といわれ、もともと上伊那地方に住んでいましたが、鎌倉時代に知久平(飯田市下久堅)へ移り住んだといわれています。その後、戦国時代により堅固な場所である神ノ峰に移ったといわれており、天文2年(1533)の記録に『神峯』と記されています。(こちらより引用)
鞍掛岩
拝殿から出丸へと至る斜面にも名も無い巨石が累々と連なります。
ここ伊那谷一帯は、段丘となっていてこのような岩盤が露頭しており、堅牢な土地の上に城が築かれています。
岩屋となっている巨石
本殿横にあった巨石
背面より
出丸最奥部にあった巨石
篝岩(かがりいわ)
出丸よりの眺望 飯田市内が一望できます。遠方の山並みは中央アルプス
霧穴(見学不可)敵が攻めてきた際に、この穴から霧が出て城を隠したという伝承があります。
矢立岩
御手洗池(歴史資料館の敷地内)
神之峰城址 周辺マップ(クリックして拡大)
上久堅歴史郷土資料館 無人でしたが自由に入館可能です。(無料)
歴代武将たちの甲冑コレクションは、見事です。甲冑マニアは必見かも。
【マップ】
コメントにびっくりました。
その後お身体の具合は如何でしょうか?
飯田に行くにあたって、てっちゃんが撮影された動画を参考にさせてもらいました。なかなかマニアックな場所ばかりで面白かったです。
続けて、飯田の巨石探訪紹介して参ります。
コメントありがとうございました。