山梨県下5社の大石神社のうち最後のトリにふさわしい一社のご紹介です。
場所は、勝沼ICより甲州街道を東京方面へ。途中深沢交差点を左折し県道217号線を北上し2.5Kmほど行った山に囲まれ深沢川の川沿いの場所に深沢大石神社は鎮座しています。
神社入口 県道沿い右手にぶどう棚が見えた手前にあります。
深沢川に架かる橋を渡り更に参道は森の中へと入って参ります。
石鳥居と山梨独特の稚児柱を持つ両部鳥居
この鳥居を潜った辺りから一気に周辺の空気が変化し神域に入った事を体感する事が出来ます。
拝殿が見えて参りました。左右に灯篭があるだけで、狛犬はありません。
拝殿 珍しい西向きのお社です。質素ですが綺麗にされてあって昔から大切にされている事を伺い知る事が出来ます。
拝殿越しに見える本殿
祭祀:石凝姥命
由緒不詳。県神社庁保管の明細帳に『古来此の地の鎮守として崇敬厚く、毎年の例祭には多数の氏子参集し、盛大な鎮火祭を斎行、境内には幕府より奉納された燈籠、石鳥居が有り、境内を流れる渓流を本殿より十数丁逆登る水源に奥宮がある。ここには二間四方高さ一間余りの巨石、二抱えの栂(つが)の大木があり、山水明媚な仙峡である』(こちらより引用)
案内板 「火伏の湯立て神事」は、ちょっと興味深い神事です。旧社地は、ここから更に1.2㎞奥にあるようです。次回の探索予定候補です。
更に境内裏手を散策して参りましょう。
御神体石が見えて参りました。
御神体石の周囲を巡ってみます。
(各写真クリックして拡大)
ざっとですが、奥行3m、高さ2m、幅1.5mほどで、独立して鎮座しています。
御神体石正面より んっ!?中央にあるものは、何でしょう?
なるほど!(^^; 後から誰かが置いたものなのでしょうが、こうして祀られているとすっかり神聖なものになってしまいます。磐座の体裁を持っている貴重な一社でもあります。
杉の大樹の根元には石で組まれた祠が祀られていました。
境内より一段上がった場所にあった舟形の石の手水舎
その奥には、何やら不思議な施設がありした。
中央に祠が祀られ周囲を石垣で組まれている事からここは、神池と思われます。神池であるなら祀られている祭祀は、水神ミズハノメかと思われます。
人里離れたこんな山奥に鎮座している深沢大石神社
山梨の5社ある大石神社の中でも特に、神聖で不思議なパワーが感じられた一社でした。
更に旧社地だった、ここから更に奥へ行った場所にあるという奥宮へ是非近いうちに探訪しに行く予定です。
また、この続報と言う形でご紹介したいと思います。乞うご期待!
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