大石神社(大石山巨岩群)
以前紹介すると記述しておきながら紹介しそこなっている磐座のご紹介
まずご紹介したいのが山梨県山梨市西に鎮座の大石神社の磐座です。
大石神社は、山梨に知る限り今回ご紹介するここと、甲州市勝沼町深沢に鎮座する大石神社。塩山赤尾に鎮座する大石神社があり、それぞれ社名の謂れに関連する巨石があるようですが今回ご紹介するここの巨石はその巨大さと数で圧倒されます。
鳥居をくぐり石段を登ります。ここ全体が大石山と呼ばれ山梨八景に選出されている場所でもあります。
大石山奇岩群案内板(クリックしして拡大)
石段を登りきると突き当りに拝殿があります。
大石神社 祭祀:大山祇命
由緒:創建年代は不詳ですが、社殿建築が発生する以前から「磐座」(いわくら)とよばれる古い石信仰の場として崇拝されたと みられています。『甲州噺』(享保17年[1732])には岩手能登守(信盛)が建立したと記載されています。信盛は甲斐守 護武田信昌の子縄美の嫡男で、岩手氏は縄美が岩手郷を領収し岩手氏を名乗ったのがはじまりとされています。信盛・ 信景・信重と武田氏に仕え、御親類衆・旗奉行という重職につき、東の武田殿ともいわれました。社名の起りとなった御影石(花崗岩)の神体石は、高さ12m、周囲68mで首鎧(かぶと)形をしており、上部には 平坦面があるといわれています。
ほかにも名が付けられた石が多くあります(烏帽子石、屏風石、影向石、産屋石、胎内石、浮橋石、百足石、笠石、乳石、 子守石など)(境内案内板より)
拝殿右横へ回り込み本殿を確認すると…。
裏手に巨大な御神体石が覗いています。
境内は社殿の周りをぐるっと巡る事が出来る散策路となっています。
まず初めに目に飛び込んでくるのがその巨大さに圧倒される「浮舟石」と名称が付いている巨石です。
浮舟石 その巨大さはハンパではありません。
同じくちょっと違った角度から。あまりにも巨大過ぎて全体の写真が収まりません。
訪れた際「登ってみな」と、言われているがごとくなぜか左端にハシゴが立てかけてあったのでためらいもなく登ってみました。
西南方向に唯一眺望が望めました。延長上には相模大山があり大山祇を祀る当社との関連は間違えないでしょう。
後方へも巨石が連なっています。
結構な高さがあります。10メートル近くはありそうです。
影向石 境内には、名称が付いている巨石が数多く点在しています。
屏風石 竪破山の太刀割石のごとく左右に割れています。高さは優に5メートル以上はありそうです。
指門石
立烏帽子岩
百足石
他にも周囲には名称の付いていないたくさんの巨石がありその凄さにただ圧倒されるばかりです。
巨石同士の興味深い接合部分。石を加工して人為的に組み合わせた様に思える部分です。
こちらも表面を磨いたがごとく平滑になっています。
山梨県神社庁の当社の紹介ページに「社記に社号は古く物部神社と称してゐたが後代大石大神、岩手大明神等と称して現在大石神社と称してゐる。」とあり、古代祭祀を執り行っていた物部氏と見事に繋がります。
かつての甲斐国の物部氏のルーツなどに興味はつきません。
【マップ】
(撮影:2004-03)
関連記事:【磐座・巨石】花後薬師の磐座@山梨県山梨市西
以前紹介すると記述しておきながら紹介しそこなっている磐座のご紹介
まずご紹介したいのが山梨県山梨市西に鎮座の大石神社の磐座です。
大石神社は、山梨に知る限り今回ご紹介するここと、甲州市勝沼町深沢に鎮座する大石神社。塩山赤尾に鎮座する大石神社があり、それぞれ社名の謂れに関連する巨石があるようですが今回ご紹介するここの巨石はその巨大さと数で圧倒されます。
鳥居をくぐり石段を登ります。ここ全体が大石山と呼ばれ山梨八景に選出されている場所でもあります。
大石山奇岩群案内板(クリックしして拡大)
石段を登りきると突き当りに拝殿があります。
大石神社 祭祀:大山祇命
由緒:創建年代は不詳ですが、社殿建築が発生する以前から「磐座」(いわくら)とよばれる古い石信仰の場として崇拝されたと みられています。『甲州噺』(享保17年[1732])には岩手能登守(信盛)が建立したと記載されています。信盛は甲斐守 護武田信昌の子縄美の嫡男で、岩手氏は縄美が岩手郷を領収し岩手氏を名乗ったのがはじまりとされています。信盛・ 信景・信重と武田氏に仕え、御親類衆・旗奉行という重職につき、東の武田殿ともいわれました。社名の起りとなった御影石(花崗岩)の神体石は、高さ12m、周囲68mで首鎧(かぶと)形をしており、上部には 平坦面があるといわれています。
ほかにも名が付けられた石が多くあります(烏帽子石、屏風石、影向石、産屋石、胎内石、浮橋石、百足石、笠石、乳石、 子守石など)(境内案内板より)
拝殿右横へ回り込み本殿を確認すると…。
裏手に巨大な御神体石が覗いています。
境内は社殿の周りをぐるっと巡る事が出来る散策路となっています。
まず初めに目に飛び込んでくるのがその巨大さに圧倒される「浮舟石」と名称が付いている巨石です。
浮舟石 その巨大さはハンパではありません。
同じくちょっと違った角度から。あまりにも巨大過ぎて全体の写真が収まりません。
訪れた際「登ってみな」と、言われているがごとくなぜか左端にハシゴが立てかけてあったのでためらいもなく登ってみました。
西南方向に唯一眺望が望めました。延長上には相模大山があり大山祇を祀る当社との関連は間違えないでしょう。
後方へも巨石が連なっています。
結構な高さがあります。10メートル近くはありそうです。
影向石 境内には、名称が付いている巨石が数多く点在しています。
屏風石 竪破山の太刀割石のごとく左右に割れています。高さは優に5メートル以上はありそうです。
指門石
立烏帽子岩
百足石
他にも周囲には名称の付いていないたくさんの巨石がありその凄さにただ圧倒されるばかりです。
巨石同士の興味深い接合部分。石を加工して人為的に組み合わせた様に思える部分です。
こちらも表面を磨いたがごとく平滑になっています。
山梨県神社庁の当社の紹介ページに「社記に社号は古く物部神社と称してゐたが後代大石大神、岩手大明神等と称して現在大石神社と称してゐる。」とあり、古代祭祀を執り行っていた物部氏と見事に繋がります。
かつての甲斐国の物部氏のルーツなどに興味はつきません。
【マップ】
(撮影:2004-03)
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