【神社・鳥居・巨石】田んぼの真ん中に忽然と現れる巨石～姥婆石・あんなところに鳥居が！～九頭竜神社＠韮崎市上祖母石

今回は、韮崎市上祖母石地区の地名の由来となった姥婆石と九頭龍神社の紹介です。

周囲は田畑で、農道を進んだ先に忽然と現れます。

「老婆が顎を支えている姿」とありますが…？？

この位置からだとネバーエンディングストーリーに登場する「ファルコン」を創造します。

富士山とのコラボ

後方より　やはり老婆には見えません(^^;

この地域の地名「祖母石」は、この巨石が由来と伝わりますが、北巨摩郡誌によれば

村の北部で屏風岩の近所に直立した巨岩があり、この岩の根は裂けて空所を余し、にわか雨の際、通行人がその空所に雨を避けるのが例である。ちょうど祖母の懐に抱かれる様な感じがするので、いつかこの岩を姥が岩と呼び、村名の祖母石(ウバイシ)もこれから起ったものである。

（以上　山梨デザインアーカイブより引用）

どうやら微妙に解説とは異なるようです。

また、すぐ近くには屏風のように立ちはだかる七里岩の壁岩のピークに鳥居が建っています。

こちらは、麓にある九頭竜神社の鳥居で、こちらの情報によれば写真右手のハシゴより鳥居の辺りまで登れるようです。ヘタレの自分には到底無理です。

九頭竜神社　すぐ近くを釜無川が流れているので、昔から度重なる水害からこの地に祀ったものと想像はつきます。

「姥婆石」もファルコン＝ラッキードラゴンと考えれば、あながち間違えないかも知れません。

地元祖母石地区では今でも「姥婆石さん祭り」が開催されているそうです。九頭竜神社の鳥居と姥婆石との間に縄をかけ提灯が飾られるようです。

地元有志によるささやかな祭礼の様ですが、その歴史は古そうです。

【2022-11-24　追記】

鳥居の場所まで登られた動画とドローン映像が公開されています。

（九頭龍社山梨県韮崎市）

【マップ】