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素盞雄神社 瑞光石

2006-02-19 | 磐座・巨石・霊石
久しぶりの連休。そこで、先日の葛飾区青戸の立石様に続く都内のイワクラ散策第二段東京荒川区 千住大橋近くに鎮座する「素盞雄神社」に出向きました。

ここには、「瑞光石」というイワクラがあるという情報から新橋から銀座線、上野で日比谷線に乗り換え南千住で下車。歩くこと数分。日光街道沿いに、素盞雄神社が鎮座しています。
瑞光石は、境内の中央の小塚(富士塚(浅間神社))に、天王社として祀られていました。由緒にも見られるように、ここは「石神信仰」に基ずく縁起を持っている神社です。

由緒:当社鎮座の儀は延暦年間当初に住せし、遠祖黒珍が住居の東方小高き所に大なる奇岩あり。連夜奇光を認め是霊場なるべしと日夜斎戒礼拝するに、延暦十四年四月八日の夜其の奇岩瑞光を発ち二柱老翁神影を現し給ひ、黒珍に託宣して「吾は素盞雄大神(牛頭天皇)飛鳥大神(飛鳥権現)なり、吾れを祀らば疫病を祓ひ幸福を増し永く此の郷土を栄えしめん」と、是をもって丘上に一祠を建て両神を祀り、次で素盞雄大神の社殿を西面に造営して六月三日鎮座し、飛鳥大神の社殿を南面に造営して九月十五日遷座す是より四月八日、六月三日、九月十五日を祭日と定めたり。此の瑞光を発ち両神の現れ給ひし霊石を「神影面瑞光荊石」と称し、此の古跡を小塚と謂ふより後世小塚原の地名となる。
「黒珍(こくちん):修験道の開祖役小角の宗法うけついだ霊僧、天平十三年(741年)生、延暦四年 大峰修行縁起を相伝し出羽国の熊野権現を勧請してのち、七十歳で入滅 <素盞雄神社略記より(一部加筆しました)>

「瑞光石」を良く観察すると以前訪れた館山の須崎神社で見た「神石(侵食された房州石)」に色、組成の感じがそっくりです。
先日訪れた葛飾区青戸の立石様が千葉館山から運ばれ古墳の石室に使われていた石片の一部だと前述で推測しましたが、館山と言えば「房州石」の産地。やはりこれも館山から運ばれてきた可能性は、十分考えられます。

天王社

瑞光石

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