日々平穏 

日々の雑多な話題と管理人の趣味中心の見聞記を紹介

【磐座・巨石・神社】安房口神社・白鬚神社の磐座@神奈川県横須賀市

2014-02-16 | 磐座・巨石・霊石
神奈川県横須賀市吉井に鎮座”安房口神社”、同じく野比に鎮座する 白鬚神社の磐座紹介です。(写真は白鬚神社の磐座)
【安房口神社の磐座】
京急久里浜駅から京急バスに乗車し10分ほどで安房口神社前にて下車

分譲地の中央に位置する安房口神社 造成地のほぼ中央に、吉井の鎮守の杜(吉井明神山)として残されています。

二の鳥居 一の鳥居から一度神域に入り参道を歩いてゆくとうってかわって木立の木漏れ日と静寂感が清々しい気分にさせてくれます。

三の鳥居(ありそうでなかなかお目にかかれない中山鳥居です。)

安房口神社霊石(御神体石) この神社には、拝殿などはは無く磐座を直接拝する特異な形態となっています。

正面から見た霊石 中央に穴が開いており全体的にユニークな形状をしています。

右側面から見た霊石

左後方より見た霊石 石の表面に特徴のある穴が開いていることから”房州石”であると思われます。

背後より見た霊石 周囲を鉄格子て囲われており撮影しにくかった事を覚えております。

裏参道からは、霞んで猿島が見えました。

案内板(サムネイルをクリックして拡大します。)
【由緒補足】
安房口神社について
安房口神社は吉井・明神山の山頂に鎮座する霊石を御霊代として拝する特殊な形態を持つ神社である。
 御神体とする霊石は、安房国(千葉県)鎮座の安房大社の御祭神である天太玉命の霊代として、東国鎮護のために安房国より吉井明神山の山頂に出現飛来したと伝えられる。その巨石の面が安房国を向いているという事から、古来より安房口明神と尊称してきました。
 社伝によれば、日本武尊が御東征の折、登山せられて霊石を拝し、東夷征討が速やかに成就されんことを立願せられたという。
又、史家によれば、湘南山手開発前の安房口神社の山麓の道筋は、古東海道の一つであると云われている。鎌倉幕府も大事ある時には、当地の群主三浦義澄を代拝させて奉幣祈願を行ったという。
 創立は詳らかでないが、巨石を以てご神体と仰ぎ、社殿を設けず、神社建築史上からいっても原初的な形態をなしていることなどから、古代の鎮座であることは信憑性のあることであり、又古代の信仰形態を現代にまで伝えている珍しい神社でもある。
安房口神社HPより引用)
【参 考】

写真は、安房国(千葉県)のもう一つの一之宮と言われている”洲崎神社”(安房国の一之宮は安房神社)の霊石です。社殿の延長上 海沿いに安房口神社の方向を向いています。ここと対を無し阿吽を表現し浦賀水道を介しての結界を張っているとの考察もあります。
【安房口神社】
住所:横須賀市吉井3丁目95番
地図:


【白鬚神社の磐座】
続いて、横須賀市野比に鎮座する白鬚神社の磐座をご紹介します。
京急YRP野比駅から歩くこと15分ほどで到着


白鬚神社 祭祀:猿田彦神 昔からこのあたりの海域は、船の遭難が多く、それを憂えた野比の住民によって、山頂に猿田彦神を祭ったのが白髭神社の始まりで、1631年(寛永8年)菱沼某が南麓の現在地に移したそうです。(こちらより引用)


境内にある穴の空いた磐座 特に由緒はありませんでしたが、玉串を奉納された跡が見受けられ、あきらかに祭祀儀礼を執り行っている事が分かります。

在郷軍人碑 取り囲む不思議なオブジェは何でしょう?

由緒によれば、この裏手にある富塚山(とみつかやま)の頂上に石窟があるとの情報から、最光寺の脇から当たりをつけて山頂を目指してみました。

富塚山(とみつかやま)美しい神名備型の山で、地元では、「とがさん」とも呼ばれているそうです。

最光寺(法龍山宝積寺)浄土真宗大谷派 本尊:阿弥陀如来像
登り口を探しながら白鬚神社から歩くこと5分あまり。最光寺に、たまたまいらっしゃった方(写真に写っておられる年配の男性の方)に、登り口などをお聞きしたのですが若い頃はこの山で良く遊んだもんだが今は登る人などいない。今は周辺を造成されてて判らないとの事でした。しかし、諦めきれない我々は、最光寺の山側から登れそうな場所を発見し早速あたりをつけて、登って見ることにしました。

途中 アンテナの中継塔?付近で岩盤を発見しました。

富塚山山頂付近 三角点を探しましたが見つからず。この先が下っていたため、たぶんこの辺りが山頂と思われます。
周辺を散策すると…。


盃状穴のある巨石がありました。巨石の上部には…。

近年彫ったと思われるいたずら書きが多数ありました。右下にはニコちゃんマークみたいなものも…。
結局「石窟」らしきものは、見当たりませんでした。この辺りもう少し情報が欲しい所です。
【白鬚神社】
住所:神奈川県横須賀市野比2-26-1
地図:

(撮影:2006-11)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿