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ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity を冷やす

2024年04月05日 | デスクトップパソコン
いきなり暖かくなってきましたね。
そこで困るのは GPUの熱問題です。

メインPCで使用している ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity の発熱は凄まじく、HotSpotはソフトウェアで制御していないとゆうに 100℃を超え高付加時にはリミットのである 110℃に達します。



そのため MSI Afterburnerを使い PowerLimitを 75%に制限して運用してきました。それでも HotSpotは 90℃を超えます。せっかくのRTX3080本来の性能が発揮できず劣化も気にしなくてはならないのでよく冷えると噂のグラボのサーマルパッド交換を試みることにしました。

先人の YouTubeやブログを見ると サーマルパッドの交換で高温になるVRAMなどの温度が10℃以上下がるとのこと…もうRTX3080を使い始めて3年経つのでどうせ保証は聞かないしグラボを分解してサーマルパッドの交換することにしました。



まずは、グラボからヒートシンクを取り外します。



バックパネルとヒートシンクは上の写真の赤丸部分に+ネジ6個で止まっています。

ネジを取り除いた後ヒートシンクを引っ張ると下の写真のように分解できます。ヒートシンクにGPUが張り付いているので少し力がいります。



さらに基盤とバックプレートとフレームを外します。





ZOTACのサーマルパッドは全て2mm厚のものが使用されているとのこと…
割高ですが無難なThermalright社製の2mm厚の製品を2セット購入しました。

 
2セットでも少し足りなかったので、もともと付いていたサーマルパッドも少し再利用しています。

分解後はもとから貼られているサーマルパッドを取り除き新しく購入したサーマルパッドへ交換したのち GPUに定番のシリコングリス(MX4)を塗りなおして分解と逆の手順で組みなおしていきます。

 


基盤表面


基盤裏面
 

サーマルパッドは定規で計り適当にハサミで切って貼り付けているので少しいびつです。



組みなおしている時 HotSpotと見入られる MOSFETのサーマルパッドがヒートシンクを兼ねているフレームの一部しか接触していないことに気が付きました。どう見ても 2mm厚では高さが足りない…



赤枠で囲った部分のフレームが若干、逆Uの字にたわんでいることが原因のようでした。HotSpotの異常な温度はこのせいか!しかし2mmより厚手のサーマルパッドは持ってないし、2mm厚のサーマルパッドの残りも少ない…

サーマルパッドは粘度のような柔らかい素材なので引っ張って薄くして2枚重ねにして対処することにしました。本当なら2.5mmか3mm厚のサーマルパッドを使う方がいいのですが無いものはしかたない。

しかし、これって元からフレームが歪んでいるのに検品で引っ掛からなかったってことですよね。RTX3080購入時に初期不良で回らないファンがあったり、数ヶ月使用しただけでファンが全開になり修理に出すことになったり、そして今回のこの不具合…ZOTACの検品はいい加減と言わざるを得ないです。



サーマルパッド交換の効果の確認は…
 PSO2ngs (SEGAのMORPG)ゲーム実行時の温度を測定して比較します。ゲームの設定は 4K 160Hzモニタを用いグラフィック関係の項目を全て最高に設定したのち DLSSをクオリティーにしています。

グラボの設定は ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity のデフォルト値を用いファン制御のみ MSI AfterBunerでを変更した状態で測定しました。

ファン制御は下図の通りです。



サーマルパッド交換前



サーマルパッド交換後



HotSpotの温度…なんか凄く下がってる。-24℃って!?



熱伝導率の高いサーマルパッドに貼り換えた効果とサーマルパッドを大きく貼り付け、MOSFETの横にあるチョークコイルの側面にまで当たるようにしたことが良い結果をもたらしたのかもしれませんが…

ここまで温度が下がると上述したフレームのたわみによる不具合が解消されたとみて良さそうです。これで安心して夏が迎えられます。RTX3080であと2年は戦えそうです。

結果、想像以上の効果でした。この結果には非常に満足しています。
もっと早くサーマルパッドを変えればよかった。
そして ZOTAC製品は二度と買わん(これ前にも言った記憶が…)次は少し高くても ASUSか MSIの製品にしようと心に誓いました。
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MSI App Player(Androidエミュ)について

2024年03月18日 | デスクトップパソコン
今回は MSI製の Androidエミュレーター MSI App Playe をご紹介します。

以前 Windows版の Androidエミュレーターを取り扱った記事をいくつか投稿しています。その時にご紹介したエミュレーターは NOXアプリGenymotion で、その使用感をまとめると以下の通りです。


NOXアプリ


良かった点
複数バージョンの Android環境を簡単に構築できゲームも結構遊べる

残念に感じた点
起動時に大きく広告が表示され勝手にお勧めアプリがインストールされる


Genymotion


良かった点
Windows、Mac、Linuxにも対応している

残念に感じた点
仮想環境(VirtualBox)で動作するため  Genymotion と VirtualBoxがセットでインストールされる。Androidシステム開発者向けのためユーザー登録が必要でハードウェアの構成によっては動作が不安定になる



手軽に使える 8インチのAndroidタブレットを購入してから Windows版の Androidエミュレーターで遊ぶことが少なくなりました。

しかし iPad や Androidでしか提供されていないゲームが結構あり、それらを大きな画面で遊ぶことのできる Androidエミュレーターは貴重な存在です。さすがにデスクトップPCの27インチ液晶では画面が大きすぎるので、ノートPCで遊ぶことになるのですが…

現在ノートPCは2台所有しており、一台は富士通製13インチ液晶のモバイルノート、もう一台はMSI製15インチ液晶のゲーミングノートです。

MSIは他社製品でも動作するアプリをいくつか提供しています。
その一つがグラボの制御ツール MSI Afterburner です。MSIのゲーミングノートPCだけではなくZOTACのグラボを搭載しているデスクトップPCでも使用していてとても重宝しています。

そんな MSIですが5年近く前から Winodws版の Androidエミュレーター(MSI App Player)を無償で提供していることを最近知りました。以下のサイトからダウンロード可能です。


ベースは BlueStack で MSI によりカスタムされています。



インストール後 MSI App Playerを実行するとランチャーが起動します。
赤で囲んだアイコンをクリックすると Androidエミュレーターが起動します。


画面下におすすめのアプリが表示されますが広告は表示されません。エライ!



GooglePlayストアにもしっかり対応しています。



試しにスイカゲームをインストールしてみました。

 

バッチリです!

ただし他のエミュレーターと同様、全ての Androidアプリが快適に動作するわけでなく途中で落ちてしまうアプリや全く起動しないアプリもありますが比較的新しい有名どころのゲームは高い確率で動作するので十分使える製品だと感じました。

エミュレーター起動中に画面右下の歯車のアイコンをクリックすると各種ハードウェアの設定変更が可能なので、使用しているハードに合わせて最適化すると良いでしょう。



インストールされたアプリはランチャーのハートマークのアイコン(マイゲーム)をクリックすると一覧表示されます。



また Widowsのデスクトップにもアプリのショートカットが作成されるので、Androidアプリを起動するときにわざわざ MSI App Playerを起動する必要はありません。



NOXアプリや Genymotion より使い勝手がよく、おすすめのアプリ以外、広告が表示されないのは非常に高評価です。本家の Bluestacks より更新が遅い(Androidのバージョンが古い?)ため対応アプリの数に劣ると言われていますが、MSIが使い勝手が良いようにカスタムしてくれているので導入して損はないと感じました。
 
ちなみに、Windows 11上で Androidアプリを直接実行できる「Windows Subsystem for Android」 の廃止が決定されました。GooglePlayストアが使えず、Amazonアプリストアのみ対応だったのが敗因だと考えられます。Windows 11の目玉機能だったのに残念でなりません。
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ゲーミングチェア(GTRacing)のガスシリンダー交換

2024年01月17日 | デスクトップパソコン
2024年最初の投稿は、昨年末に調子が悪くなったゲーミングチェアのガスシリンダー交換について、その注意点をブログに残します。

使用しているのはGTRacingのBluetoothスピーカーが付いていてオットマン非搭載モデルです。


色はレッドなのですが今はオットマンが付いているモデルしか見つかりませんね。
オットマンは全く使わないのでいらないです。

 
 座面の高さを調整できるオフィスチェアやゲーミングチェアは経年劣化でシリンダー内のガスが抜けるようになると、何をしなくても座面がだんだん下がってきます。しばらくは下がるたびに最上段へ引き上げて使っていたのですが、とうとう私の体重を支えきれなくなり、座った瞬間から下がるようになってしまいました。

でメーカーサイトを覗いたところ、替えのシリンダーが売っていましたが 
4000円と微妙に高く、しかも品切れ状態。Amazonでも純正品は見つからず、楽天では店舗改装中となって購入できなくなっていました。
 
このチェア、気に入っていたので買い替えたくはないし、どうしたものかとネットをググっていると、AmazonでGTRacingでも使えるガスシリンダーの汎用品を見つけました。私の購入した物は450kgまで耐えられる(怪しい)モデルで、2,700円と安価でした。

チェアのガスシリンダーってインナーの外形とアウターの外形が統一されていて、GTRacingのチェアもその規格に準じているため互換品が使えるようでした。

 
で購入した品と比べて見ると、長さが違う (;゚Д゚) エッ…



取り外した旧ガスシリンダーは目一杯上げた状態で、新たに購入した物は一番下げた状態…ということは純正品よりかなり長いものを購入してしまいました。

が、今まで座面を一番上げた状態で使用しており、下げることはありませんでした。互換ガスシリンダーに変えて座ってみたところ…一番下げた状態が丁度良かったので、結果オーライ。ガスが抜けても一番下なのでこれ以上下がることはないため今後ガスシリンダーを交換することはなさそうです。

座面を一番上まであげると結構な高さになります。この状態で座ると踵は着かずつま先立ちになります。純正品を使用していて座面を下げている方は、寸法を確認して長さの合う互換品、もしくは無難な純正品をお勧めします。



ガスシリンダーの外し方はYouTubeやブログに多数投稿されているので割愛し、このブログでは交換時の注意点だけ記します。

準備としてキャンプなどでペグを打ち込む際に使用する大き目なゴムハンマーと鉄製のハンマーの二つをご用意ください。

ゴムハンマーは座面とガスシリンダーの結合部を外すのに使います。
チェアをひっくり返し足の部分を引っ張りながら、結合部の周りを叩いていきます。チェアを長く使用している場合、結構強く叩かないと外れません。根気よく叩きましょう。

座面が外れたら、足の裏側からガスシリンダーの底を鉄製のハンマーで強めに叩きます。私の場合ゴムハンマーだといくら強く叩いてもハンマーがボロボロになるだけで外れませんでした。鉄製のハンマーに変えたところ数回強く叩いただけで外れました。鉄ハンマー強っ!

その代わり外れたシリンダーは底面とその付近の塗装が剥がれ変形しゴミになりました。まぁ捨てる物なので問題無しです。



最後に、逆の手順で組み立てるのですが…
ガスシリンダーのインナーチューブの天辺に保護キャップが付いているので必ず取り外してください。これを外し忘れると椅子の高さが調節できません。

今回届いた製品、決して悪いものではないのですが…
説明書の類が全くついておらず、箱にもガスシリンダーがどの向きで入っているかを示す矢印しか記載されていませんでした。さすがにこれは不親切過ぎです。

保護キャップについては、Amazonの販売ページに記載があったので気付きましたが、警告として1枚紙を入れておいて欲しかったです。ともあれこれでゲーミングチェア復活です。この手のチェアってお高いので、今回の修理は安価ですんで良かったです。めでたしめでたし…
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27インチ 4K 160Hz ゲーミングモニタを購入(後編)

2023年12月25日 | デスクトップパソコン
今回は前回に引き続き I-O DATA製 27インチ 4K 160Hz対応のゲーミングモニター(EX-GCU271HXAB)のレビューを行います。

 
このモニター、ゲーミングをうたっているだけあり設定項目が非常に多かったので、まずは設定メニューで何ができるのかに触れ、2週間ほど使用した感想をレビューします。


設定メニュー


メニューの階層構造は以下の通り



リモコンのメニューボタンを押下すると画面の右下にメニューが表示されます。
デフォルトだと30秒操作しないと消えます。


メインメニューには多くの項目があるので、順番に見ていきます。


映 像






画質モードでは各シチュエーションに応じたプリセットが用意されています。
プリセットによって色や明るさコントラストが変わるので好みの設定を選んでください。
私の場合 Standard を元に各種項目を微調整しています。



コントラストはデフォルト値の 50 だと画面がギラついて目が疲れるので、43 に落としました。
これでいい感じに落ち着きました。



色温度は何も設定しないと僅かに白色が赤見がかって見えました。
簡易設定だと自然な表現ができないと感じたため、RGBのR(赤)のみ 6落とすことで、自分好みの色合いに設定しました。



エンハンスドカラーは色調を故意に強調する機能なので、デフォルトの切を選択。



ガンマ値も標準の 2.2 を選択。



本機はDisplayHDR規格のHDR400を取得しているのですが…
これはもっとも低グレードなHDR規格。それなのに、この機能をオンにするとディスプレイ側で明るさの調節ができなくなるので、オフにしておいた方が良さそうです。 




ゲーム




ここで設定できる機能は、FPSゲームなどで有利に働く(暗部を明るく見せる、画面全体を明るくする)機能なので切を選択。


表 示


個々の設定はゲーミングモニターの肝となる部分です。



超解像は画面全体をシャープに表示する機能です。映像が締まって見えます。
ゲーム中、GeForce Experience のカスタムフィルターを使えば同じような効果を得ることができるのですが、GPUの負荷が増え 10%程度 フレームレートが落ちます。これをモニター側で処理してくれるのはありがたいです。

ただしゲーム中以外は文字のジャギーが目立つなど見にくくなるので切にしておいた方がいいでしょう。私はゲーム中のみ、2~3 超解像度を設定して遊んでいます。ゲームを終えたら切にしているのですが、手動で切り替える面倒臭さはあります。



黒白伸張



黒白伸張は有効にするとコントラストが強調され一見きれいに見えるのですが、明るい場面で白とびが見られたため自動(オフ?)にしています。

通常用途でアスペクト比を変える必要はないのでデフォルト値(拡大)にしてあります。


オーバードライブは リフレッシュレートを160Hzで使用しているため反応速度を高めるべく気持ちレベルを上げています。レベルを上げ過ぎると滲んだり変に残像が残るオーバーシュートが発生するので高レベルを設定するのはあまりお勧めしません。



ヘルスケア


ブルーライトカット機能入り切を行えます。



ブルーリザレクションは切と1から5段階で設定可能です。
ブログ記事の投稿などテキストの打ち込みを行う際にはブルーリザレクション1にしていると目に疲れが半減します。ただしこの機能を有効にするとかなり赤みが強くなるのでゲームなどをするときには切にしています。


HDMI


HDMIで接続されているゲーム機などと連動して通電するかの設定です。
メインPCとはDisplayPortで接続しているため、デフォルトのままにしてあります。




イルミネーション


液晶画面の裏側に仕込まれているLEDのイルミネーションの光らせ方についてですが…いらないけれど光っている方がゲーミングっぽいのでデフォルトのまま使用しています。




音 声


マイクは使わないのでデフォルトのままにしてあります。




メニュー表示


言語以外特に設定することもないので、デフォルトのままです。



本体動作




ここで重要なのは、Adaptive-Sync です。
他の項目はデフォルトのままで問題ありません。

Adaptive-Syncが有効になっていないと、テアリングやスタッタリング が起こり、カクついたり、画面の上下がズレたりする現象を引き起こします。



初期設定ではなぜか Adaptive-Syncが 切になっていました。

ゲーム中フレームレートはでているのに、ダッシュで移動している時に謎の引っ掛かりを感じ…おかしいなと思いモニターの設定を細かく見ていた時にこの項目を発見しました。ゲーミングのハイリフレッシュモニターなのになぜデフォルトで 切 になってるの!?と少し驚きました。


その他


モニターのファームウエアの更新や設定項目のリセットを行うメニューなので不具合が起こらない限り触ることはないと思われます。





ディスプレイ側の設定項目は以上です。
次にPC側での設定について見ていきます。



今回は Windows11 のディスプレイ設定ではなく、NVIDIA Contrpl Panel を使用しています。



ここでは 4K(3840x2160dpi)解像度を選択し、リフレッシュレートは上限の160Hzではなく敢えて120Hzに落としています。それは10bitカラー(10億7374万色) を有効にできるのは 120Hz以下に限るとマニュアルに記載があったからです。

一般的な FullHD IPS液晶モニターでは 8bitカラー(1600万色 )の製品が多く、8bitカラーも10bitカラーも人間の目では見分けがつかないので、リフレッシュレートが高い方がいいやん…てなりそうですが、まずは上の設定で試してみました。

実はこの時 G-SYNC ≒ AdaptiveSyncの 設定項目が出ていないことに気付いていませんでした。
ゲーム中で変な引っ掛かりに気付き、モニターのAdaptiveSyncを入にしたらG-SYNCの項目が出てきたので、G-SYNC、G-SYNC互換性を有効化にチェックを入れました。そうしたら今までの引っ掛かりはなくなり快適にゲームを遊ぶことができるようになりました。



で、その後 160Hzに設定変更しても10bitカラーが指定できたため、今は下の設定で使っています。※仕様外の使い方なので今後何か問題が起こるかも…



120Hzと 160Hzってそんなに違うものなの?と思われるかもしれませんが
これWIndoww11のメニュー表示などのアニメーションや、画面内のウィンドウを動かしている時に違いを感じます。よりヌルヌルなのです。

もうガクガクの60Hzには戻れません (; ・`д・´) キリッ

総括


最後にのこモニターを購入し良かった点、悪かった点などを個人的な感想として述べていきたいと思います。

良かった点
・4K解像度で160Hz駆動は綺麗かつヌルヌルでとても快適
・非光沢なのにRGBすべての発色がとても綺麗
・入力ポートが多い  ※ HDMI x 2、DisplayPort、USB-C 
・ほぼフレームレスでスタイリッシュ
・モニターアームはしっかりして多機能
・リモコンはとても便利で地味にありがたい
・値段以上の質感 ※ 安っぽくない

悪かった点
・液晶の四隅が若干暗め
・明るい色(特に白)がギラついていて長時間使っていると目が疲れる
・デフォルトでは若干赤が強く手動でのキャリブレーションが難しい
・メニューの文字が荒い(解像度が低い)
・液晶画面に指で触れてしまうと指紋がクッキリ残り拭き取るのが難しい
・ステレオスピーカーは…オマケ

こんなところでしょうか…
これからはメインでこの液晶モニターを使っていくので、長期間使ったことで分かったことがあれば、ブログに残していきたいと思います。

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27インチ 4K 160Hz ゲーミングモニタを購入(前編)

2023年12月12日 | デスクトップパソコン
今回は Amazonのブラックフライデーで購入した I-O DATA製 27インチ 4K 160Hz対応のゲーミングモニター(EX-GCU271HXAB)をレビューをします。購入時の価格は 75,800円でした。

 
通常価格より約14,000円ほどお安く買えました。

4Kのハイリフレッシュレートの液晶ってホント高い。
マイナーメイカー(JAPANNEXT etc)製であれば、6万円を切っている製品もあるのですが、レビューを見ると微妙な評価が多い…

安価だからといって飛びついてガッカリするのも嫌ですし、高い買い物なので I-O DATAというブランドを信用して本機をポチリました。ブラックフライデーの製品だったので注文から届くのまで1週間ほどかかりました。

27インチのモニターの箱はさすがに大きいので、写真は撮りませんでした。部屋の散らかり具合が知れてしまうので (〃゜д゜;A アセアセ…

外観の第一印象ですが…悪くない…むしろ良い?



プラスチックでできている部分の殆どにヘアライン加工が施してあり、モニターアームもDell製のPシリーズと同等の調整機能(高さ、上下左右の首振り、ピボット)があり私的にはかなりの高評価です。



ゲーミングモニターらしく バックパネルにLEDが仕込んであり光ります。
このLEDは設定で光り方を変えたり消すことも可能です。



カッコイイじゃん



入力ポートも豊富で HDMI1(160Hz)、HDMI2(120Hz)、DisplayPort(160Hz)、USB-C と4つもあります。しかも全て 120Hz以上に対応とか… 最高かよ



メインPCとは付属のDPケーブルで接続して使うことにしました。
まず便利に感じたのはリモコンです。画面の下やサイドのボタンを手探りでポチポチしなくても良いのはありがたいです。画質などのも細かく調整が効きます。

色合いはキャリブレーションされていないためか、若干赤みがかって見えたので、赤を2%ほど減らしたら良い感じになりました。目分量なのであてにはなりませんが…

ただ今まで使っていたDellのP2715Qよりも 赤、青、緑ともに発色が良すぎて全てが点灯する白色はややギラついて見えました。テキストベースの仕事をしていると目が疲れそうです。

ブルーライトカット機能もあるので、仕事ではそれを使用すればいいのかもしれませんが画面がかなり黄色っぽくなるのであまり使う気になれません。

また部屋が暗いため画面全体の明るさを低く抑えると画面中央が明るく隅が暗いのが強調されサイドの文字が読み辛くなります。

ちなみにDisplayHDR 400にも対応しているので、その機能をオンにしてみると明るさがMAXになり明るさの調整できなくなりました。まぁこれはHDRに対応させると色の表現を増やすためにそうなるよねって感じでした。

逆に動画視聴やゲームはとても派手やかで綺麗に見えました。
残像もほとんど感じずノングレアなのに発色が良くゲーミングをうたっているだけのことはあるなと感じました。



長くなってきたので今回のレビューはここまで…
次回、細かな部分まで突っ込んでレビューしたいと思います。
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MSI AFTER BURNER でグラボの熱対策

2023年08月02日 | デスクトップパソコン
いよいよ夏本番 8月に入り連日の最高気温は35℃越え…
クーラーをつけ室温を26℃~27℃に設定してもPCケース内は熱々です。

メインPCはメッシュ構造の大型ケース(Carbide 500R )ですが、サイドパネルをつけたままだと、グラボ(RTX3080)のホットスポット(ジャンクション温度 )は105℃を超えます。そしてホットスポットが110℃に達するといきなり全てのファンが全開で回転し爆音を発します。
壊れそう…これはまずいかも…

ジャンクション温度とはPCIE補助電源付近の温度のことで、それ以外にもVRM電源回路がGPUやVRAMより高温になります。自分が使用しているグラボ(ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity )はこの辺りの冷却設計が甘く他社の同モデルより高温になるようです。

この現象はSEGAのPSO2ngsを4K画質の最高品質でプレイしている時に顕著に表れ、他のゲームではあまり起こりません。またPSO2ngsですが…CPU、GPUともに異様に負荷(使用率)が高いので、CPUの簡易水冷(Corsair H110i)のファンの音も結構気になります。とはいえCPU(Ryzen9 3900x)の温度には十分余裕があるので問題はグラボです。



実はメインPCで使用しているモニターはゲーミングモデルではなく4K 60Hzなので本来はDLSSをONにすれば最高品質でPSO2ngsをプレイしても余裕があるはずです。
チームメンバーには他社製品ですが同じRTX3080を用い4K 144fps DLSS ONで快適にゲームを楽しめている方がいるので自分のPC環境ではRTX3080はオーバースペックなわけです。
であればゲームに支障がない程度にRTX3080の性能を落として省電力で発熱を抑えゲームをするのが良さそうです。


メインPCのスペック ※今回の課題に関係ないパーツは省略


Case : CORSAIR Carbide 500R (20cmFANx1機+14cmFANx2機+12cmFANx2機)
MB : ASUS PRIME X570-PRO/CSM UEFI ver.2802
CPU : Ryzen9 3900X(12コア/24スレッド)
簡易水冷:CORSAIR H110i・280mm×140mmラジエーター:140mmFANx2機)
MEM : 32GB(DDR4-2933 SDRAM 16GBx2枚・CL 18-18-18-39-1T 1.25v)
GPU : Geforce RTX 3080 10GB(ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity)
SSD : 1TBGB (SK hynix Gold P31・PCIe NVMe 3.0 )
電源 : 800W定格(ENERMAX 80PlusGOLD ATX)
液晶 : 27inch(DELL P2715Q 3840x2160dpi 60Hz IPS液晶)


グラボを省電力で運用


1.GPUとVRAMのクロックを下げる
電圧を下げられない(上げることはできる)ので思った以上の効果が認められなかった

2.PowerLimit を下げる
効果は絶大
PowerLinitを75%以下にすると、ホットスポットの温度は100℃を下回るようになる

・Powerlimit100% 消費電力300w ホットスポット 104.8℃


・PowerLimit 75% 消費電力 249w ホットスポット97.5℃


・PowerLimit 65% 消費電力 216w ホットスポット92.75℃




PowerLimitを65%にすると街中でプレーヤーが多い場合やPSEバースト時に 60fpsを切ることはありますが、それ以外は60fps張り付きなので現在はPowerLimitを65%で運用しています。

消費電力も27%(80w)以上減っているし、この結果は大満足です。

MSI AFTER BURNER の使い方 については前回のブログで紹介していますので、GPUの発熱に困っている方はぜひ参考にしてみてください。

その他 VRM電源回路の温度を下げるには、サーマルパッドを交換するのも一つの手です。
RTX3080を購入して3年経っていてメーカー保証も切れているのでチャレンジしてもいいのですが…面倒くさいw

サーマルパッドを交換は今よりゲームの負荷が高くなり、PowerLimitを上げなくてはならなくなった時に検討したいと思います。
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MSI AFTER BURNER の使い方

2023年07月15日 | デスクトップパソコン
今回はグラフィックボード(グラボ)のオーバークロックユーティリティ
MSI AFTER BURNERの便利な使い方について見ていきます。次回 Geforce RTX3080 の熱問題について、このツールを使うので、その前振りです。


MSI AFTER BURNERは、MSIの製品ですが他メーカーのグラボでも使用可能です。メインPCで使用しているグラボは ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity ですが問題なく使えています。
ただし、ゲーミングノートPCのようにTDPの問題で一部機能がロックされ変更できなくなっている場合があります。



今回はグラボのファンコントロールとオーバークロックの登録方法を中心に使い方を解説します。

AFTER BURNERはさまざまなスキン(見た目)が予め用意されています。
スキンによってボタンの位置が異なるので、今回は「Default MSI Aferburner v3 skin」を使って説明します。


スキンの変更は、Settingボタン→ユーザーインターフェイスタブから行えます。




ファンコントロール


・Setting ボタン→ファンタブをクリック
・ユーザー定義ソフトウェアによる自動制御を有効にするをチェック



・グラフ上のハンドル(■)を上下左右にドラッグ
※GPU温度の変化でファンの回転速度(%)を制御します
・OK ボタンをクリックして確定



・Auto ボタンをクリック
※オフにすると Fan Speed(%)を固定できます。
・⚙ ボタンをクリック
※オンにするとユーザー定義ソフトウェアに従ってファンが制御され
オフにするとグラボのBIOSによって制御されます。


オーバークロック


・Power Limit(%)Core Clock(MHz)Memory Clock(MHz)を変更
※下の例は電力制限して消費電力の削減と発熱を抑える設定にしています。
値を増やせばオーバークロック状態になりパフォーマンスアップが図れますが故障のリスクが高まります。



・Appry ボタンをクリックして設定を確定
※オーバークロックのコツは Power Limit(%)は 110%までとし
Core Clock、Memory Clock は 25MHz刻みで増やして様子見するのがお勧めです。発熱大きくなり過ぎたりや挙動がおかしくなったら Resetボタンを押して初期状態に戻してください。これら操作により機器が壊れる可能性があるので、オーバークロックは自己責任でお願いします。


オーバークロック設定の登録




・左下の鍵マークをクリックし開錠
・Save ボタンをクリック
※Profile 右横の 1~5 のボタンが緑色で点滅します
・登録したい番号のボタンをクリック
・左下の鍵マークをクリックし施錠



・設定、保存した内容を適用したい場合は該当するボタンをクリック
・Appry ボタンをクリックして設定を確定


PC起動時に設定した内容を適用


・Setting ボタン→プロファイルタブをクリック
・Hardware Settings をチェック



・適用したい3D プロファイルをドロップボックスから選択
・OK ボタンをクリック



基本的な AFTERBURNER の使い方は以上です。
次回、この AFTERBURNER を使って RTX3080 の熱問題を解決したいと思います。
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メインPCに Windows11 をクリーンインストール

2023年05月10日 | デスクトップパソコン
Windows10(21H2)のサービス終了は 6月13日まで…
サポートは 2025年10月14日まで受けられるので、後3年は Windows10を使い続けることはできるのですが、これ以上 機能更新プログラムが提供されることは ないので、メインPCを Windows11 にアップデートすることにしました。



Windows11へのアップデートの方法は以下の通り

・Windows10から更新プログラムによる Widnows11 へのアップデート
・Windows11のクリーンインストール



まず試したのは、更新プログラムによる Widnows11 へのアップデート。
一見アップデートは正常に行われたように見えたのですが…
後に始まるMicrosoftStoreアプリの更新が正常に行われず使い物にならなくなりました。

特に酷かったのが Forza Horizon 4(レースゲーム)で、動作が30fpsを下回りオンライン通信もできなくなりました。仕方がないのでゲームを再インストールするため、一旦アンインストールを行ったところ、完全に削除されず再インストールもできなくなりました。

「お前環」といわれれば、何も言えないのですが、そのエラーがトリガーになったのか、他のMicrosoftStoreアプリの更新も次々と失敗するようになり最終的に正常に動作しなくなりました。

このパターンは Widnows8.1 → Windows10 にアップデートした時にも体験しています。
本当にMicrosoftStoreアプリは曲者です。

念のためサードパーティー製のアプリで、システムドライブのバックアップをとっておいたので、それでWinodws10に戻しました。Widnowsのシステム回復で復旧できるのにと言われる方もいるかと思うのですが、これ結構な確率で失敗するんですよね。

OSのアップデートは、リスクが伴います。※自己責任です
PCのハードやソフトに詳しくない方は、お金はかかりますが業者に任せるのも一つの手です。ヤマダデンキなどの大型家電量販店にはPCサポートコーナーが設けられていることが多いので一度相談してみてはいかがでしょうか。



今回、私は今のシステムドライブを物理的に外しバックアップとしてとって置いて新たに M.2 SSDを購入し、それにWindows11をクリーンインストールすることにしました。

今回購入したのは SK hynix製の 1TBのM.2 NVMe SSDで…

 
 LPDDR4キャッシュを搭載したTLCモデルなのに、8,500円ととてもリーズナブル。



PCIexpress x16 に刺さっている Intel750(400GB)を取り外し



グラボの下の M.2スロットに取り付けました。



マザーボードにSSD用のヒートシンクがついていたので、発熱の大きな NVMe SSDでも安心です。



Widnows11をクリーンインストール後、環境の復元に3日かかりました。
この作業がとても大変なので、OSのクリーンインストールはやりたくないのです。

その際に、3.5インチベイに取り付けていたメモリーカードスロットと、Blu-rayマルチドライブが故障していることが分かり、これも買い替えに orz

USB2.0接続のメモリーカードスロットって使っていないと定期的に壊れるんですよ。今回はWindows11インストール後、デバイスマネージャーを確認しているときに認識しないデバイスドライバを見つけ、メモリーカードスロットの不具合を発見しました。OSが認識していないので当然SDカードは読み込めません。これは消耗品だと考えて今回も安価なモデルを購入しました。

 
Blu-rayマルチドライブはイジェクトボタンを押してもトレーが出てこなくなる不具合でPioneer製のドライブではよくある不具合のようでした。そういえば以前使っていたDVDマルチドライブもPioneer製で同じような不具合で買い替えたような気が…
 
Blu-rayマルチドライブは新品だとバルク品でも優に 1万円を超えるので比較的新しい中古品を約5千円で購入しました。さすがに今回はPioneer製ではなくLG製の製品を選びました。


頻繁に使うアプリはWindows11で問題なく動作することを確認できたので、あとは時間のある時に少しずつ、その他のアプリをインストールしてシステムを再構築していきたいと思います。
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初期不良? HeroBox のセットアップ

2023年03月28日 | デスクトップパソコン
先日、高校時代の同級生から「PCのセットアップを手伝って欲しい」
と連絡があったので、久しぶりに友人宅へお邪魔してきました。

セットアップするPCは 2年以上前に私がお勧めしたものだったのですが…
買って開封せずそのままになっていたようです。



 CHUWI(ツーウェイ)という中国製の「HeroBox」という小型のデスクトップPCで、ネットの閲覧、動画視聴、オフィス用途でしか使わないのであれば必要にして十分と判断してお勧めしました。

主なスペックは下の通りです。

 CPU:Celeron N4100(4コア)
 MEM:8GMB ※2GBx4と認識されていた
 HDD:180GB SSD4 ※M.2 SATA接続
 その他:ファンレス仕様

2年前の価格は3万円弱…今ならAmzonで1.5万円で購入可能です。

 
CPUが Celeron N5100 に強化された後継機も1.9万円で販売されており
非常にコスパに優れた製品です。
ただし新型になってCPUの発熱量が上がったため、ファンが搭載されたので無音ではなくなってしまったようです。


今となっては新旧どちらのモデルも非力感が否めないので同じ3万円を投入できるのであれば、Corei5を搭載したリファビッシュ品(中古の整備済み)の購入をお勧めします。

 
話を戻して…

友人宅に 10時に到着し早速 Widnowsのセットアップを始めたのですが、
ブルースクリーンのオンパレードを食らいました (;´・ω・) エッ

2時間かけ、何とかWindows10の設定を終え、Widnows Update を実行するとフリーズ…何かがオカシイ。このPCには SSDのアクセスランプが無いのでタスクマネージャーで監視しようとしたらブルースクリーン。お手上げです。

SSDに負荷が掛かるとフリーズするので、HWの不具合…特にSSDが怪しいと踏んで一旦このPCを預かる事にしました。

ネット上の写真で、このPCのHW構成を確認したところ、SSDは M.2のSATA規格のSSDで、別途 2.5インチHDDを搭載できることを確認したので、一旦M.2のSSDを取り除き、2.5インチ1TBのSSDに置き換えWindow11をクリーンインストールすることにしました。

裏蓋は+ネジで止まっているだけでしたが、その内1つに封印シールが貼られているので、これを剥がした時点でメーカー保証は無くなります。今回の場合、購入してから2年以上経過しているので初期不良だったとしても保証は効かないので問題なしです。

HeroBoxの構造や詳しいレビューは、PC Watchの記事で取り上げられているので、そちらをご覧ください。

で、結論から言うと M.2のSSDを取り外したらブルースクリーンやフリーズは無くなりました。
最初は横着してM.2のSSDを取り除かず、2.5インチのSSDを取り付け、そちらへWindowsをインストールしようとしてもダメだったので、結局全バラする破目になりました。



赤の枠内が諸悪の根源の M.2 SSDです。



こいつです、こいつ。

2.5インチ 1TBに Windows11をインストールすることはできたのですが、次なる問題が…ドライバーが見つからない orz
公式サイトを覗いてもリンクが切れていてダウンロードができませんでした。
ここからドライバ探しの旅が始まります。


ここにたどり着くまで、結構右往左往してしまいました。
デバイスマネージャーから全てのドライバーを更新し一件落着かと思いきや、次なる問題が…

1コアのみ使用率100%から下がらない。※Systemタスクが原因
これに関しては様々な要因が考えられ、この不具合がどの事象に該当するのか全く分からなかったので、ググって効果があると報告を受けているものを全て試してみましたが結果は惨敗

セーフモードで起動しても、CPU使用率は変わらず1コア100%のまま。
最終手段のOS再インストールしても直らなかったので、これは何かしらのハードウェアが問題を起こしている可能性が非常に高く、つまり手詰まりとなりました。

1コアのみの負荷という事もあり他の3コアは正常に動作しているので、友人にはこの状態で返却することにしました。何だか負けた感じがして悔しいですがハードの問題では何ともなりませんから…
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MSI ゲーミングノートPC のレビュー

2022年08月03日 | デスクトップパソコン
前回の続きになります。

今回は持っているゲームが、MSIのノートPC(GF63-10UC-3100JP  以下 MSI GF63と略します)で、どのくらい快適に動作するのかの検証です。

最近はおもに基本プレイ無料のMORPG PSO2ngsを遊んでいます。



かなり昔にPSO2を触って知ってはいたのですが、知った頃には既存プレーヤーがハイレベルになり過ぎていて追いつけず放置していました。ところが昨年、新グラフィックエンジンを採用しニュージェネシスへと新生したため、アークス(プレイヤー)として参戦することにしました。

このPSO2ngsですが、処理が結構重いのでCPU内蔵グラフィックではまともに遊べません。別途GPUを搭載したゲーミングPCが必要になります。一応クラウド版もあることにはあるのですが画面が汚く(1280x720dpi 低品質)ラグが酷いので、これで遊ぼうとは思えません。

最高品質(4K対応)で遊ぶには

CPU:Intel Core i9-10900以上
メモリ:16GB以上
GPU:NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER 以上

と、かなりのスペックが要求されます。

メインで使っているデスクトップPCはその条件を満たしているので快適に動作しますが、GPUチップを搭載していない仕事用のサブノートPCでは動作は困難です、というかゲームなりません。

中画質(FullHD)であれば

CPU:Intel Core i5-9400 相当
メモリ:8GB以上
GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060以上

MSI GF63は動作要件を満たしているので遊べます。

ただし、メモリは8GBでGPUはRTX3050のLaptop版VRAM4GBモデルなので本当にギリギリ要件を満たしているといった感じです。快適に遊ぶためにはマージンを持たせるため若干設定を落としフレームレートを上げた方が幸せになれそうです。

話を戻し、まずは MSI GF63のセットアップについて見ていきます。

Windows11の初期設定を終えた後、ひたすらWindowsUpdateを繰り返します。何度も再起動するので結構時間がかかります。私の環境では30分くらいかかりました。この時間は回線速度に依存します。

OSはWindows11 ですが…Windows10 使いの私としては UIにかなりの違和感を感じました。取り合えず最大の違和感であるスタートボタンの位置をタスクバー設定で左に寄せました。これだけでもかなり使い易くなったように感じます。

そしてMS-Officeなどよく使うアプリとゲームをインストール。オフィス製品は入っていないので仕事で使う方は別途オフィスを用意してください。

ゲームは PSO2ngs と Widnowsアプリ版の Forza Horizon4 と Forza Motorsport 6 Apex を、あと定番のベンチマークソフト(FF14、FF15)をインストールし動作確認を行いました。全てダウンロード版なのでインストールに6時間くらいかかりました。全部で150GB以上あるので仕方ないのかも知れませんが…戸建ての光回線の方が羨ましいです。

前置きが長くなりましたが MSI GF63のWindowsセットアップを終えたので、ゲーミングノートPCとしてどこまで使えるか、レビューしたいと思います。



動作確認ですが結論から先にいうと、PSO2ngs以外は正常に動作しました。
一番優先度の高かった PSO2ngsは初期のままだと何故か絵が汚く、またDLSS機能が使用不可でサーバーとの通信エラーで落ちまくると遊べたものではありませんでした。

ドライバ関連だろうなと察しはついたのですが、これって MSI GF63 が初めてのPCだという方は原因が分からず困惑すると思うのですが…どうなんでしょう!?

怪しいのはGPUと無線LANアダプタのドライバ…ということで最新版を以下のサイトからダウンロードしてサクッとインストール。

・GPUのドライバ:NVIDIA Gefoce Driver
・無線LANのドライバ:Intel Wi-Fi 6 AX201

インストール後、PSO2の絵は綺麗になりDLSSも設定できるようになりました。ただしネットワークエラーは回数は減ったもののサーバーとの通信エラーはなくなりませんでした。

で、PSO2 for 咲夜 さまのサイトを参考に書かれていた事柄を全て適用したらエラーは出なくなりました。ホントに直って良かったです。感謝感謝です。

これでようやく MSI GF63の検証ができる状態になりました。
今回ゲームの解像度は FullHD(1920x1080dpi)で揃えてあります。

まずは PSO2ngsから




4:高品質からDLSSをクオリティーに変更して以下の項目の設定を下げています。この辺りは自分好みに設定を変え安定して fps が出るところを探ってみてください。
  • ライトシャフト:OFF
  • スクリーンスペースシャドウ:3
  • 影品質:4
  • 雲品質:2
  • パーティクル品質:3
  • 詳細に描写するキャラクター表示数:20
  • 探索セクションのキャラクター表示数:12
  • 解像度の自動縮小機能&最大フレームレート:無制限
  • テクスチャフィルタリング:異方性×4
  • 地形等の表示距離:3
非常に見難いですがスクショの左上に 61fps と表示されています。
人の多い街中で 40~65fps、戦闘中は50~65fps、低負荷なエリアで55~85fpsと60fpsを切る場面はありますが、液晶がFreeSyncに対応している?ためか、同じエリア内に人数が多いか、エリア移動(大きなデータの読み込み)時以外はカクつきません。

アクションMORPGとしてしっかり遊べます。

Forza Horizon4では

プリセットを設定:ウルトラ

敵車が多いスタート時は60fpsを切っています。

プリセットを設定:ハイ

安定して75fpsを超えています。

プリセットをハイにするとヌルヌル動くので、ウルトラよりハイでの設定がお勧めです。

Forza Motorsport 6 Apexでは

ベンチマークモードがないので、スクショはありませんが、ゲーム実行時ハイ設定で75fps~100fpsと十分な速度がでています。ウルトラはグラフィックメモリ不足で指定できませんでした。

このゲームもヌルヌルと動作します。144Hzの液晶の恩恵が感じられます。

FF14ベンチでは

最高品質

普通に遊べます。

FF15ベンチでは

最高品質

評価は普通ですが、戦闘時など大きなアクションがある場面で40fps切りカクつきます。
快適には程遠くまともに遊べないと思います。

標準品質

まだ重いです。さすがは重いゲームの代表にあげられるのは頷けます。
たまにカクつくのでストレスが溜まると思われます。

軽量品質

この設定でようやく遊べると感じました。



Forza Horizon4 と Forza Motorsport 6 Apex、FF14、FF15実行時、CPUのクロックが4GHzを超えることがあり、GPUの依存度が高いのが分かります。

PSO2ngsだけ実行途中からクロックが3.3GHzまで落ち込み、そのまま3.3GHz固定となりました。これは熱の問題だと思われます。このゲームはCPUの負荷も高くCPUとGPUのバランスが大切に思えました。

ゲーム実行時…
左側にある冷却ファンの音がとても煩く(特にPSO2ngsとFF15ベンチ)その熱がファンクションキーのところまで伝わってきます。壊れないか心配になるほどアツアツです。



結論
GTX1650モデルにしなくて良かったです。
10万円を切るゲーミングPCの殆どが後付けGPUにGTX1650を採用しているため、ゲーミングと謳ってはいるものの最近のゲームをするには性能不足で RTX3050以上は必須と感じました。

RTX2060 > GTX1070 ≒ RTX3050 > RTX3050 Laptop ≒ GTX1060 >> GTX1650

GPUの性能比較こんな感じでしょうか。

PSO2ngsなどはCPU依存度も高いのでCore i5以上のモデルが必要だと感じました。公式の推奨スペックに書かれている通りです。ただし第7世代以前の Core iシリーズは正式に Windows11に対応していないので、Core  i7でもやめた方が無難です。

そう考えると今時のゲームを楽しむのに、MSI GF63は必要最低限のスッペクを備えた非常にコスパの良いゲーミングノートPCといえます。

最後に再度購入した MSI GF63のスペックを確認しつつ良かった点と悪かった点をまとめて終わりにしたいと思います。

MSI GF63-10UC-3100JP(Joshin Webショップ限定モデル)

  • OS : Windows 11 Home
  • ディスプレイ
     ・サイズ:15.6インチ
     ・パネル:TNパネル、ノングレア、リフレッシュレート144Hz
     ・解像度:フルHD(1920×1080)
  • CPU:Core i5-10500H (6コア12スレッド 2.5~4.5GHz)
  • グラフィックス:GeForce RTX 3050 Laptop GPU 4GB GDDR6
  • メモリ:8GB DDR4-2933 SO-DIMM(シングルチャネル)
  • ストレージ:512GB SSD(M.2 NVMe)
  • スピーカー:フロントステレオスピーカー内蔵
  • 有線LAN : 10/100/1000Mbps
  • 無線LAN : IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
  • Bluetooth : 5.1
  • USB3.2 Gen1 Type-C ×1 ※Thunderbolt、USB PD、Alt Mode非対応
  • USB3.2 Gen1 Type-A ×3
  • HDMI ×1・ヘッドホン出力(Hi-Res対応)×1
  • マイク入力 ×1 
  • バッテリー駆動時間:最大7時間(JEITA 2.0)※実質2時間程度
  • 本体サイズ:W359×D254×H21.7mm
  • 本体質量:1.86kg


良かった点
  • 液晶がフルHD(1920×1080)でハイリフレッシュレート(144Hzに対応)
  • IPSパネルまでとはいかないが意外と視野角は広い
  • 超低消費電力CPUではないのでノートPCの中では速い
  • メモリとHDD(SSD)の増設が可能
  • 1Gbit有線LANおよび IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1に対応 
  • ゲーミングノートPCの中では比較的軽い ※2Kgを切っている
  • コスパ最強 ※89,800円(税込み、送料無料)
悪かった点
  • ゲーム中ファン音がとても煩く心配になるほどアツくなる
  • 液晶はおそらくTNパネルで色域が狭く白色が(ブラウザ画面など)ギラつく
  • 電池持ちがとても悪い ※ゲームをしていなくても減りが早い。持って2時間程度
  • ファンクションキーが使いづらい。右下にしかないFNキーを押す必要がある
  • キーボード、天板の指紋が目立つ
  • ACアダプターのコネクタ位置が悪く廃熱にケーブルが晒される
  • 内蔵スピーカーは風呂場のように音が響き違和感を覚える
  • 初期のデバイスドライバがとにかく酷い
コスパの良いサブのゲーミングPCを探していたので、その点に関しては非常に満足しています。
これでどこでもゲームができるぜ!ヒャッハー!!という感じです。
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