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6年前の低スペックPCにWindows10を入れてみた

2016年04月08日 | ノートパソコン
のち

以前、といっても4年ほど前になりますが遅いノートPC(ASUS EeePC1201T)の活用を目的に Ubuntu12をインストールし Widnows7とデュアルブート環境で使用してきました。

 

現在サブのノートPCは NEC VersaPro(PC-VK16TGTEH)…Corei5、4GBのメモリに256GBのSSD搭載と非常に高スペックなため、こちらばかりを使い EeePCは埃をかぶっていました。
EeePC さすがに今時のPCと比べると Windows7での常用は辛く、Ubuntuで何とか使えるかな…というレベルです。勿体ないのでパーツのグレードアップを考えるも、以下の理由で却下しました。

・CPU AMD MV-40(1コア 1.6GHz 15w ソケットASB1)
 ソケットASB1の上位モデルでデュアルコア製品があるが殆ど市場に出回っておらず入手困難
・メモリ DDR2-SDRAM 2GB(シングルチャネル 1スロット)
 最大容量が2GBなので増設できない
・HDD 250GB
 SSDに交換可能だが、CPUの遅さが足を引っ張っているため、効果は薄そう

このノートPCにお金を掛けるのは逆に勿体ないという結論に至りました。そしてお金が掛からない改善案を考え、Windows10への無料アップグレードを試す事にしました。Linuxの中でも比較的重いUbuntuのUnityが動けば何とかなるのでは…という考えです。

Windows7とUbuntu12のデュアルブート環境になっていましたが Windows10をインストールするにあたり Windowsのシングルブート環境に戻す事にしました。デュアルブートにするのは簡単ですがシングルブートに戻すのは大変です。動作を軽くするのが目的なのでWindows10 32Bit版をクリーンインストールする時にMBRを初期化する事にしました。そして以下の手順で作業を進めました。

(1) Windows10 のisoファイルをマイクロソフトサイトからダウンロードしてUSBメモリに展開
(2) 起動時にF2キーを連打し、BIOSに入りBootの順番をUSBメモリを先頭に設定し再起動
(3) Windows10のインストール前にHDDを初期化
(4) Windows10のクリーンインストール & 更新プログラムの適用
(5) ASUSサイトのドライバとツールから ATK下にある Hotkey Utility をダウンロード&インストール
(6) Windowsのアニメーションやエフェクトを無効に設定 ※操作方法を書くと長くなるのでググってください。
(7) 必要なアプリのインストール

トータル3時間ほどで作業が完了しました。

 

最後にデバイスマネージャーを確認しましたが、不明なデバイスはありませんでした。同時にエクスペリエンスインデックスを測定しましたが全体的にスコアは低めです。

 
 ※クリックすると大きなイメージで確認できます。

使った感じは Widnows7よりは速く、Ubuntu12を操作している時と変わらない感じです。しかしはっきり言ってAtom搭載のスティック型PCの方が遥かに快適です。新型Atom…4コア搭載は伊達では無い様です。

結論、古い(5年以上前)ネットブックやCULVノートPCは Windows10で使えない事はないですが、無理して使うより安価な新型のPCに買い変えた方が幸せになれるという事が分かりました。しかし EeePC、せっかく再セットアップして使える様にしたので、何かあった時の予備機として使って行きたいと思います。

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SONY VAIO SVT131の修復

2016年04月01日 | ノートパソコン
のち

4月から長女は社会人…仕事でパソコンを使う事になり、久しく触っていなかったノートPCを引っ張り出してきて使おうとしたところ…動作が重過ぎて使いものにならない!と私のところに持ってきました。

手元にやってきたノートPCは4年前のSONYのVAIO Tシリーズ「SVT131」でした。詳細はSONYの製品情報をご覧ください。当時、高スペック(Corei5搭載)で Office2013 Home & Business プリインストールにもかかわらず、円高のおかげで8万円弱と安価に購入できた事を覚えています。

 

早速、動作確認をしてみると確かに重い。。。重すぎて使い物になりません。
OSの起動はもちろん、何をするにも待たされ頻繁にプチフリーズを起こします。タスクマネージャでシステムの確認をしてみると、HDD使用率が常に100% !? になっていて、本体内部から何やら、カチカチ…ギーギーという異音がします。これはHDDが死ぬ寸前の現象です。早く救出せねば…という訳でバラす事にしました。

この製品は当時ウルトラブックと呼ばれていた薄型筐体を採用しているので、全部バラさないとHDDにたどり着けないかもと覚悟していましたが、杞憂に終わりました。

まずはバッテリーを取り外すため、マイナスドライバーで3本のビスを取り除きます。

 

次に、プラスの精密度ドライバーで3本のネジを外しカバーを取り除きます。

 

これで、増設用のメモリスロットとHDDにアクセスできます。簡単で良かったです。
最期に3本のプラスネジを外し、2.5インチ7mm厚のHDDをマウンターごと引っこ抜きます。

 

右上のプラスネジはマウンターを固定しているネジではないので外す必要はありません。
外したHDDをUSB3.0接続の外部ストレージ用のケースに入れメインPCで確認すると…

 

「代替処理済みセクタ数」が最悪値の「100」を超えていました。この時、初めてCrystalDiskInfoのエラー音を聞きましたww まぁいい機会なので、Crucialの2.5インチ240GBのSSDをネット(7,700円強)で購入し乗せ換える事にしました。しかしSSD…無茶苦茶安くなりましたね。1年前の半値です。

HDDが生きている間に、240GBのSSDに収まる様にパーティション容量を変更後「Acronis True Image WD Edition」でバックアップをとり、リストアしました。後は元に戻すだけ…

 

と思っていたら、思わぬトラップに引っかかりました。
SSDに換装後、動作確認をしてみると、OSやUWPのアプリは正常に動作するのですが、Word、Excel、Outlookや一部のアプリがエラーで動作しませんでした。パーティション容量を変更しバックアップの後リストアしただけなのに何故!?

ディスクの管理でVAIOのストレージ構成を確認してみるとドライブが2つある(240GBと32GB)事に気付きました。そこでVAIOの製品情報をWEBで確認してみると、このモデルはハイブリッドHDD搭載と記述があったので、おそらく謎の32GBドライブはキャッシュ用のSSDなのでしょう。

一瞬このVAIOはSSHD搭載機なのかと思いましたが、HDDは東芝製。HGSTでもなければサムスン製でもない。また4年前にキャッシュを32GBも搭載していたSSHDは存在していないし、そもそもSSHDの場合システムからキャッシュのSSDは見えないはず…

という事はマザーボードに32GBのSSDが実装され、500GBのHDDのキャッシュと動作している…と考えて間違いなさそうです。不具合の理由は、ココにあると考えられます。本体内蔵のSSDにキャッシュ情報が残っていて、システム起動時にHDDから換装したSSD(パーティション容量などを変更)と内容の整合性が取れず、一部のアプリが正常に読み込めなくなったと思われます。

この問題を解決するには、同容量のSSDもしくはHDDを用意しクローンを作成するか、VAIO本体から直接バックアップを取るしかありません。HDDの調子が益々悪くなってきたので、バックアップからの復元は諦め、急遽ドキュメント、写真、音楽などのデータのバックアップだけを取り、システムをクリーンインストールする事にしました。

幸いWindowsとOfficeプロダクトコードが残っていたので、これを使いOSをWindowsも8.1から10にアップグレードすると同時に、Office2013を再インストールしました。後は各ツールをWEBからダウンロードしてデータを元に戻して終了です。

バックアップ、リカバリーなどを繰り返していたので無駄に時間を費やしてしまいました orz
システムのクリーンインストール後は快適そのものです。しかしこのモデルは無理やりウルトラブックの厚みに収めたためか、13.3インチの割に大きく重い(1.7kg)です。また筐体の冷却効率?性能?が悪いためか、ファンの音も大きく煩く感じます。しかし仕事用途で持ち運ぶPCとしては許容範囲内です。スペックは十分高いので、これからも暫く現役で働いて貰いたいと思います。

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