先月もブログを1回しかできませんでした。
今月こそは、もう1回ブログを更新したいと思っています。
表題の件ですが、Windows10のユーザーなら以下のリンクからWindows11へ無料でアップグレードが可能ですが…結論から言ってしまうと今は止めておいた方が良さそうです。
Windows11へのアップグレード方法は3つ用意されています。
1.Windows10上から直接 Windows 11へアップグレード
2.Windows 11 のインストール メディア(USBメモリetc)を作成
3.Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロード
ただし、セキュリティー機能が強化されているため、古いPCには Widows11はインストールできません。またWindows11は64bit版しか存在しないのWindows10の32bit版を使っている方がWindows11へアップグレードする場合、64bit版を新規にインストールする必要があります。
Windows11のシステム要件は意外と高くないのですが、ハードウェアによるセキュリティーが TPM2.0 に対応していないとインストールできません。今お使いのPCがWindows11へアップグレード可能か否かは Windows Update を確認すると分かります。
Windows Update の表示方法は、タスクバーの検索ボックスに「Update」と入力し、検索結果一覧から「更新プログラムの確認」をクリックすると下図のウィンドウが開き結果が確認できます。
ただし、Windows10が最新の状態になっていないと、Windows11の対応情報が表示されない場合があるので、その際はWindows10をアップデートしてください。
Windows11のシステム要件は以下の内容を除くと Windows10のシステム要件と差ほど変わりません。システム要件に引っかかる可能性がある項目は以下の通りです。
1.CPUは Intelでは第8世代以降、AMDでは第2世代(ZEN)以降のCPUが必要
2.TPM2.0に対応している ※CPU、マザーボード共に対応している必要あり
例として私が所有しているノートパソコンやパーツは上記の仕様を満たしていないのでアップグレードができません。
・ノートパソコン(Fujitsu LIFEBOOK SH75/W)
CPU : Corei5-6200U ※ Intel 第6世代(Core i シリーズ)
・デスクトップパソコン予備CPU
CPU:Ryzen7 1700x ※AMD 第1世代 (ZEN シリーズ)
5年以上前のパソコンだと、この仕様を満たしていないものが多いです。Windows10のサポート期限が 2025年10月14日までなので WIndowsPCを使用しているユーザーはをそれまでにパソコンを買い替えろという事ですね。
前置きが長くなりましたが、メインで使用しているデスクトップパソコンのバックアップを取ったうえで Windows10pro(64bit版)からWindows11proへアップグレードしました。Windows11にアップグレードした後、10日以内であれば Windows10 へ回復できますが、完全に元に戻るか怪しいので、サードベンダーのバックアップソフトを使用しました。
AMD、NVIDIA、Intelの最新ドライバーをインストールし、万全を期したつもりでしたが、以下の不具合にあいました。
1.Forza Horizon 4 のオンライン対戦ができなくなった
2.ブルースクリーン ※ 1回のみですが久しぶりに青い画面をみました。
3.イベントビューアに大量のエラーが記録された
※色々試しましたが 下図のTPM関連のエラーだけは消すことができませんでした
実は 2と 3のエラーは関連しており、海外でも問題になっているようです。しかも現時点では明確な解決策が出ていません。海外のコメントでは 21回もブルースクリーンを見たという方もいらっしゃいました。
エラーの内容を確認するとAMDのCPUとTPMに関するエラーのようで、Windoows10の時から出ていたのですが、Windows10ではUEFI(≒BIOS)からTPMを無効にすることでこのエラーを回避できました。Windows11ではTPMが必須なので、後から無効にするとロック画面からログインできなくなるそうです。試していませんが…
AMDの環境でハードウェアを変更する(CPUやマザーボード交換etc)と出るエラーのようなのでクリーンインストールすると直るのかもしれませんが、自分のデスクトップパソコンには大量のソフトがインストールされているため、復旧に2~3日かかるので、それは避けたいところです。
また AMDのCPUに関しては Windows11リリース直後から L3キャッシュの使い方が悪くパフォーマンス低下がみられるなど、AMDへの対応の悪さが目に付きます。L3キャッシュの問題はリリースから2週間後にそのパッチが公開されました。
Forza Horizon 4 の問題に関しては、Windowsも Forza Horizon 4もマイクロソフトの製品なので何とかしてくれ…と言いたいです。これもTPMがらみの問題のようです。
特定のソフトが正常に動作しないだけであれば、解決されるのを待つだけなのですが、流石にいつブルースクリーンがでるか分からない状態で使いたくはないので、バックアップからWindows10に戻すことにしました。やはり初物に手を出すのは止めた方が良さそうです。
まぁ悪い部分が目立ちましたが、GUIの動作が軽快になる、ゲームの速度が若干上がる、見た目が良くなった? 初心者に優しいGUIになった?など良くなった部分も多々見受けられるので、この不具合祭りが落ち着いたら改めてWindows11にアップグレードしたいと思います。